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ハズカム

いよいよだ。字面を見ただけでもいよいよだと思う。僕は45歳だ。いわゆるひとつのアラフィフなのだ。

ある日朝を起きたら右肩あたりが強めの筋肉痛のような感覚をおぼえた。前日も前々日にも体を動かした、みたいな思い当たる記憶はなかったけど、その日はあまり気にもしなかった。

が、その日をさかいに右肩は痛みを増していった。「これはもしかして寝違えたのかな?」と思ったりしたのだけど、痛みの種類がちょっと違う。数日後あまりにも痛くてシャツの袖を通すのも辛くなったので、かかりつけの整骨院に行った。

先生に症状を伝え、レントゲンを撮りその画像を見ながら先生に告げられた。

「増沢さんこれはね、紛れもない五十肩です。」

・・・一瞬言葉が出なかった。自分の老いは感じている。人生が折り返したのも実感として脳裏には常にある。冒頭に書いたように四捨五入すれば50代なのだ。それはわかっていたけれども、「50」という数字は予想以上にずっしりきた。

「ご、ごじゅうかた、、、、??」

自分で口にする人生初の50代ワード。先生は「あまり年齢は関係ないんで、落ち込まないでくださいね。」と優しいこといってくれたけど、その言葉も遠くに聞こえる。もしかして老いで耳も遠くなっちゃったか??

いよいよだ。何がいよいよなのか、具体的に言葉にするのが難しいし、できちゃったら浦島太郎くらい急激に老けちゃう気もするけど、いよいよって段階に入ったんだと思う。

今も右肩が自分の肩の右上から左下に向かって切り込み線でも入ってるのか?ってくらいの痛みを感じている。

先日も言われた言葉

「マスは何年経っても変わらないよなー」

・・・おいおい嘘つけ。白髪は増え、食べてもないのに太り続け、内臓にはガタが来て、その上五十肩だぞ。

変わらないのはいつになっても貫禄が出ないで軽薄そうに見えてるぬぼーっとした雰囲気だけじゃんか。サラリーマンだってのに職場じゃ孤立しちゃって、一向に仕事ができるようにもならず、あたふたしてるからその辺はずっと変わらないってことか。ひぃ。

というわけで五十肩でギター弾くのも辛い僕ですが、お呼ばれしてイベントに出ます。五十肩なのにとっても大事なイベントに声かけてもらってね。

2022.5.9(月) 19:00start
「つばきタニンズpresents 一色徳保を語り歌い弾く会 vol.2」
Act:つばきタニンズ(曽根巧、小高芳太朗) / ゲスト:マスザワヒロユキ
https://twitcasting.tv/c:crossing_since2012/shopcart/140283

会場チケットは売り切れてるんだけど配信があるようなので、ぜひ五十肩が必死にギター弾いて歌う姿をご覧ください。

数曲参加させてもらいます。あとは曽根さんと小高にちゃちゃいれる役なんだと思う。五十肩なのに。

昔ね、一色くんと一緒に弾き語りライブをした時にやった曲をやろうと思っててね。何のイベントだったか忘れちゃったんだけど、二人で近所のカラオケボックスで練習した歌。昔ウチが近所でしょっちゅう呑んでたんだよな。そういう話もできたらいいな。五十肩だけど。

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