まっちゃん

小学1年生と4年生の男子2人を育てる主婦。子育て、教育、家事、家族との日常について綴っ…

まっちゃん

小学1年生と4年生の男子2人を育てる主婦。子育て、教育、家事、家族との日常について綴っています/2021.1月FP2級合格/AFP認定研修終了/不動産貸付業/元会社員ライター/都内在中

マガジン

  • 小学生男子を育てる2020

    小学生の長男の子育てについての記事をまとめました。

  • 兄弟あれやこれや

    兄弟にまつわる記事をまとめています。

  • FP技能検定にチャレンジ

    2020年9月FP3級、2021年1月FP2級に挑戦したときのことを書いています。

  • 幼稚園年長児を育てる2020

    年長の次男についての記事をまとめました。

  • 5歳児の脛骨骨折治療記

    2020年2月、スキー旅行で脛骨を骨折した次男の治療記です。

最近の記事

  • 固定された記事

ブルーな育児を支えてくれたのは、見知らぬおじいちゃん、おばあちゃんたちだった

28の冬、母になった。 妊婦生活はすべてが不安に苛まれていた。妊娠初期に入院し、その後は安定期まで安静を命じられ、1年の大半を室内でじっとしていた。無事に生まれて来るかどうかわからない、小さな命に思いを寄せる日々。出産準備も後手に回っていた。動けなかったからというのもあるが、もしものときのリスクヘッジの意味合いが大きかった。少しでも胎動がおさまると、気が気じゃなくて眠れない。検診のたびに、祈るような気持ちで超音波のモニターを見つめる。子どもの顔を見るまで、胸のざわつきはやま

    • きょうは、よかったかにっき

      弟は文字を書く作業が好きで、小さいころから余ったノートやメモに、気になる単語や文章をつらつらと書くことがあった。 だが、小学生になって以来、授業や宿題で字を存分に書いているせいか、ピタッとやらなくなってしまった。 それを特に気にはしていなかったのだが、先日、リビングのクッションの上に突如現れた折り紙のメモを見て、「久々に復活?」と思ったのであった。 題名は、「きょうは、よかったかにっき」 おや、日記ですか。 表紙の下に「ぼくよう」と書かれていて、「ぼく以外は開けるな

      • 物事の優先順位

        習慣を失うというのは怖いもので、noteを書くのに充てていた時間に、別の事柄がスルリと入り込んだや否や、いつ書けばいいのかわからなくなった。 週2回くらいの更新が週1回になり、ついには2週に1回になり、「これは書き残したい」と思ったことも、2週間もすれば忘却の彼方。いよいよ、何を書けばいいのかもわからなくなってきた。 日常生活の中では、「物事の優先順位をつける」というのを当たり前のようにやっている。朝起きてから寝るまで、人は皆、いっぺんには到底終えられない、たくさんのやら

        • 祖母の葬儀のてんやわんや

          祖母の葬儀が終わり、ドタバタの日々も落ち着きを取り戻しつつある、ような、ないような…今日この頃。 残念ながら、祖母の最期には誰も間に合わず、伯父が病院から連絡を受け、伯父から連絡を受けた者が順に駆けつけて、対面の時を迎えた。 母の家から病院までは電車で1時間以上かかるので、到着時には同居や近居の親族は揃い踏み。「自分だけが遅れた」と感じた母は、大層悔やみ、塞ぎ込んでしまった。 「仕方ないよ」「みんな間に合わなかったんだよ」なんて、心ばかりの言葉を伝えてみたけど、まったく

        • 固定された記事

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          37本
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          16本
        • FP技能検定にチャレンジ
          7本
        • 幼稚園年長児を育てる2020
          48本
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          6本

        記事

          100分de名著「ディスタンクシオン」を観て、南国リゾートに行こうと思った話

          2011年から放送が始まり、10周年を迎えたEテレの『100分de名著』 この番組が大好きだ。 ありとあらゆるジャンルからピックアップした名著を、指南役の先生と伊集院光さんが、解説や感想を添えて紹介してくれる。 自らの知識や教養を飛び越えた、見方だったり意見だったりが聞けるので、ひとりで読んでいる以上の理解が得られるのは間違いない。 1回25分、4週にわたって一冊の本を読み解いていく。この4回を観れば、一冊分読み終えた気分になれるのも、読書が苦手な身にとってはありがた

          100分de名著「ディスタンクシオン」を観て、南国リゾートに行こうと思った話

          ありのままの私を愛してくれた人

          コロナが猛威を奮い、普段会わない人との接触を禁じる世になって、一番に「しまった」と思ったのが、母方の祖母に長らく会わずにいたことである。 長男が幼いころは、初のひ孫とのふれあいを喜んでもらいたい一心で、足繁く訪問していた。しかし、祖母が居を共にしていた従兄弟が結婚・出産の運びとなり、「邪魔したらよくないな」との遠慮から、足が遠のいていた。 盆と彼岸に必ず帰省する母から、「おばあちゃんは相変わらずだ」と聞いていたので、「それならよかった」と安堵し、そのうち会いに行けばいいか

          ありのままの私を愛してくれた人

          「中学受験は不安産業」は、あながち間違いでもなさそうだ

          小5の夏期講習が終わり、一週間の休講を経て迎えた、塾の新学期。兄は毎日オロオロしていた。 どういうオロオロかというと、「不安100倍!」といった感じ。「ちょっとラクになれば?」と慰めれば、「自分は無能だ」と感じるようでおいおい泣くし、激励すれば、「どう頑張ればいいかわからない…」とさめざめ泣く。 何をどう言っても不安定から抜け出せず、八つ当たりまでしてくる始末で、不安オーラを浴びせられるこっちも疲労困憊。 このところ、甥っ子の誕生日プレゼント探しで、2歳児のおもちゃをチ

          「中学受験は不安産業」は、あながち間違いでもなさそうだ

          夏の終わり、オンライン授業に向けてドタバタ

          8月31日も残り数分。投稿する頃には日付も変わり、子どもたちの小学校では2学期の始業の日である。 一週間ほど前から巷で降って湧いてきた「始業式延期」は、我が自治体では持ち上がることなく、1日おきの分散登校とオンライン授業で手が打たれた。 そもそも2学期は9月1日始まりの予定だったので、8月中に始業予定だった学校より、検討の猶予があったのかもしれない。全国ネットで「分散登校」の文字が走り出した途端に連絡が来たものだから、なかなかの速さである。 これは、保護者連絡の手段がア

          夏の終わり、オンライン授業に向けてドタバタ

          「自然の中で気持ち良く過ごせる人になりたい」という思いが、都会暮らしの私をキャンプにハマらせた

          初めてのキャンプは、友人家族に誘われてのグルキャン。しかも常設テント&夕食BBQ・朝食ビュッフェ付きという、いわゆるグランピングだった。 手持ちのギアは、夫が学生時代から持ち続けてきた、カビ臭い一人用の寝袋ひとつ。なぜこんなものを持っていたのかと聞くと、一人暮らしを始めた当初、ベッド代わりにしていたからとのこと。まさかの室内用だったようだ。 寝袋さんよ、十年以上の時を経て、ついに本来の役目をまっとうするときがやってきたよ。年季の入りすぎに不安を感じたが、持ち主が自分で使う

          「自然の中で気持ち良く過ごせる人になりたい」という思いが、都会暮らしの私をキャンプにハマらせた

          子どもが生まれてから、初めて二晩寝込んだ話

          先週末、コロナワクチン2回目を接種し終えた。 1回目は「腕が肩より上にあがらない〜」という痛みと、軽い倦怠感を覚える程度の副反応で終了したが、なんとなく、2回目は発熱する予感があった。 しかも、夫の会社の職域接種に便乗させてもらったので、接種日時に選択肢がほとんどなく、夫と同日・同時刻に打つことになった。ふたりして発熱する可能性も無きにしも非ず。 なので、接種日が決まってからは、逆算して予定をこなし、事前に食料・飲料を買い込み、接種する木曜と、翌日の金曜は予定を空け、そ

          子どもが生まれてから、初めて二晩寝込んだ話

          手強し、反抗期

          あーあ、ひさびさに吠えた。このところ、長らくガマンが続いていた。 朝、起きた瞬間から機嫌が悪かったり、ちょっとした言い回しに膨れっ面になったりする兄を目前にして、「朝からなんだよ」「言葉の揚げ足とんなよ」なんてセリフが喉元まで出掛かっているのを、大人パワーでなんとか抑えつけていた。が、反抗期爆弾の連射の前に、我崩れ落ちたる。無念。 敵弾の威力に驚いている。なんだろう、あの腹立たしさ。親の腹が立つ態度や言葉を絶妙に選んでくる。先輩方のお話から、「子どもの反抗は受け流すぐらい

          手強し、反抗期

          AFP認定研修終了しました

          実家の家業である大家さん業の継承を目指し、父から薫陶を受ける日々を送っている。そのひとつが資格試験への挑戦。まず指示されたのは、ファイナンシャルプランナーの国家資格、FP技能検定であった。 定年までアパレル業界の人間だった父は、本格的に家業を担うにあたり、資格試験を利用して勉強するのが手っ取り早いと考えたらしい。 中でもFP技能検定は、広い金融知識をつけるのに最適で、初学者が取り組みやすいとの実感があったようだ。そこで、娘にも同じ道を辿るようミッションを課してきたというわ

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          夏休みの飯炊きおばさん

          今年もまた、夏休みがやってきてしまった。 1日3食、飯炊きおばさん業のはじまりはじまり。 今夏もほぼリモートワークの夫がいるため、毎度4人前必要である。弟は小学生になって食べる量が増えてきたし、兄は高学年になって私以上に食べるようになった。 何度も夏休みを経験してきたけど、必要量は常に過去最高を更新して、負担は右肩上がりだ。4人前の材料を購入し、作って食べて片付けてを毎日3回きっちり繰り返すと、家事に占める料理時間の長さにため息をつきたくなる。 これ、子どもの成長とと

          夏休みの飯炊きおばさん

          兄の漢字テスト

          兄が100点満点の漢字テストで、44点を取ってきた。 3年生から宿題の丸つけを自分で行うようになり、学校の勉強を見る機会は格段に減ったが、テストの点も悪くないし、何より中学受験塾に通い始めたので、学校の勉強は大丈夫だろうと高を括っていた。 去年のテストは学年末にまとめてドサッと渡されて、「わんさかあってよくわかんないから、いらないなら捨てれば」と言っておしまい。今年もまだ一枚も見ておらず、初めて目にしたテストが44点だったので、目玉が飛び出そうになった。いかん、放置しすぎ

          兄の漢字テスト

          ピンポンダッシュ狂想曲

          「ピンポンダッシュが流行り、ご近所から苦情が届いています。ご家庭でも注意を促してください」との内容が、1年生の学年便りに書かれていた。「1年生でもピンポンダッシュを知っている子がいるのかぁ」と、対岸の火事だと思いながらお便りを眺めていると、弟が口を開いた。 「実はね、いつも一緒に帰ってる友だちが何度もピンポンダッシュをしていて、僕ともう一人の友だちで、そのことを先生に話に行ったんだよ」 「え!?そうなの!?」 毎日一緒に帰っているし、ピンポンダッシュの様子も見ているだろ

          ピンポンダッシュ狂想曲

          父の読書感想文

          父に渡されたPRESIDENTは、なんだかんだすべてに目を通して返却した。 返すや否や、文字がびっしりと並んだA4用紙、4枚を手渡された。ヘッダーには『読書感想』と書かれており、題名は『司馬遼太郎作<坂の上の雲>』と記されている。えーっと、どうやら読書感想文のようだ。これを読めと。 父が『坂の上の雲』を好きであるというのは、以前から知っていた。主人公の秋山兄弟を阿部寛ともっくんが演じていたNHKのドラマは、何度見せられたかわからない…と思ったら、そっか、3年間、毎年放送し

          父の読書感想文