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歩き遍路の記録_21【室戸半島・牟岐〜海陽町】

長いこと記事を書くのをサボってたんだけど、noteが『今月中に書かないと毎月連続投稿記録なくなるで』って言ってきたら頑張って書くの巻。

2023年5月3日
区切り遍路初日
今回の遍路は5月7日までの5日間で、徳島県牟岐から高知県奈半利町までを目指す室戸半島攻略ツアーの予定だ。
ただ後半6、7日は天候が荒れそうな天気予報だったので、そこが心配だった。

とりあえず大阪なんばから徳島バスのEDDY号に乗って牟岐を目指す。
行動制限のないゴールデンウィーク、当たり前のように高速は渋滞で、それでなくても遅れがちなこのバス(前回も遅れたので多分よく遅れるんだと思う)はこちらの想定以上に遅れていた。しかも車両トラブルで車両の乗り換えをすることになり、遅れに遅れて、1時間遅れで牟岐に到着した。
やれやれである。

牟岐

これから遍路道はほとんどを国道55号線に沿って進むこととなる。室戸半島の沿岸部をぐるっと、ただただひたすら。
とりあえず今日は徳島と高知の境目近く、海陽町まで歩いていく。

昼過ぎの2時半から歩きだしたからか、他のお遍路さんをとんと見かけない。
お遍路さんの朝は早く、2時頃なんて早い人ならその日の行軍を切り上げる時間だ。
休憩所にも誰もいない。

お花が活けてあって手入れされた素敵な休憩所にも誰もいない。

ところでロボット寿司ってなんですか???

ロボットが握った寿司とか???

55号が海岸線に沿って通された国道ということもあってバイカーがとても多い。たしかにバイクで走ったら気持ちよさそうな道だ。

エモいフォト
鳥居エモいフォト

何台ものバイクが走っていくのを見た。
一人でバイクを走らせるもの、集団でイキってエンジンフカすやつ、色々…

っていうかトンネル内で爆音でエンジンフカすバイカーは何なんですかね💢
トンネル内で響いてうるっせーんだよ💢💢鼓膜どうにかなるかと思ったわ💢シバクぞボケ



歩きはじめて1時間ほどで海陽町に入った。

鯖大師に寄って休憩を取る。
鯖大師近くのさばせ大福を楽しみにしていたけど、お店は空いてなかった。
来るのが遅かったのか、GW中は休みだったのか…。

4時半ごろ、まともに昼飯も食ってないし、今日の宿には晩飯はお願いしてないので、ちょっと早いけど晩ごはんを食べることにする。

味政という魚介で人気のお店。

海鮮丼が人気らしいけど、私はカツオのたたきが食べたかったのでそっちにした。ここはまだ徳島なんだけど気分はもう高知である。

カツオのたたき丼

美味しかった。味も量も満足した。
おすすめのお店です。

食べ終わって、夕方の海岸沿いを歩く。

6時頃、本日の宿に到着。
海陽町の「宿かいふ」さん。

お部屋にお風呂が付いてる宿だったけど、口コミの写真とか見てると足が伸ばせない感じだったので、「このあたりに銭湯ってありますか?」と宿のご主人に聞いた。近くには無いけど7kmほど先に温泉施設があると教えてもう。

流石に7kmは遠いなあ…じゃあここのお風呂にしよう…と、思ったらご主人が少し考えられたあと、犬の散歩のついでで良かったら車で送迎しましょうか?と仰ってくださった。
折角お風呂のある宿に泊まっているのにわざわざ温泉に送迎してもらうのも…と思ったけど、温泉を勧めてくださったのでお言葉に甘えて送迎のお接待をしてもらうことにした。

ホテルリビエラししくいの中にある日帰り温泉

いいお湯でした。

温泉の帰りに近くのコンビニに寄り道。
ご主人から、この先、室戸半島にはコンビニが一軒もない、ここが最後のコンビニだと教わる。
「個人商店は先にも有るけど、それも数が少ないから気をつけてね。野根のスーパーを過ぎたら10km以上何もないよ。」と言われた。

過酷だ。
歩けるか不安になってくる。
そう言うと、ご主人は「室戸まで路線バスは通ってるから、しんどくなったらそれに乗れば良い。停留所の時刻表は見といたほうが良いよ」とアドバイスをくれた。

なるほど、そう思えば気は楽になった。
送迎もありがたかったけど、このアドバイスもとてもありがたかった。
遍路周辺の宿は心遣いが本当にありがたい。

というわけで本日はここまで。

なんか、ちょっと最後に良いこと言って記事を終わろうとする自分のスケベ心が嫌だな、と思うけどこれ以上締めの文が思いつかないや。
ほなまた今度。

地図はだいたいのルートです。
この通りには歩いてません。

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