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歩き遍路の記録_22【DMVに乗るの巻】

2023年5月4日
区切り遍路2日目
天気は快晴

7時出発。
昨日の続き、室戸岬に向かって南下、の前に本日はまず、観光の予定を入れいてる。
せっかく室戸半島まで来たんだし、そして今後も滅多にこの辺りにくることはないと思われるので、できる限りの観光を入れてみようというのが今回の遍路の計画だ。
その観光予定の一つがこちら↓↓

阿佐海岸鉄道 DMV(デュアル・モード・ビークル)

本日のメインイベントはこの世界初の乗り物・DMVに乗車すること!

DMVとは?
鉄道と路線バスを1台でこなす変態なすごく変わった乗り物である!
マイクロバスみたいな車両から、鉄道用の車輪が生えてきて線路を走ったり、バスのタイヤが生えてきて一般道を走ったりする変形ロボットのような公共交通機関である。
なんてけったいな乗り物!

これ、存在は前々から知ってたけど、まさか遍路道の途中にあるとは。
折角だから乗ってみよう!!
基本的に遍路は歩きだけ、で行きたいと思ってるけど、こんな物珍しい乗り物があるのにスルーするというのは野暮だ。
公共交通機関利用区間はおよそ10kmほどになる。それくらいなら許容範囲と判断した。

乗車するには直接路線バスのように乗り込む方法もあるが、便数も座席も少ないしGWなので念のためネットで座席の予約しておいた。
阿波海南文化村→海の駅東洋町までの区間の乗車予定だ。

この場合バス→鉄道→バスというフォームチェンジを2回行うので、この乗り物の魅力を十分に味わえるだろうと考えた。
下記のリンクは公式の路線図へ飛びます。
ちなみに、土日祝には室戸まで延長する便もあって、室戸を歩くのが嫌になったらこれに乗るのも一手だと思う。

https://asatetu.com/dmv/wp-content/uploads/2022/11/large-scale-map_20221107.png

宿から2kmほど遍路道を遡って北上し、阿波海南文化村のDMVの停留所に向かう。
折返しの停留所なんで、もうちょっとそれらしい待合室とかあるのかと思ったら普通の屋根付きのバス停だった。
しばらくして車両を待つ。

来た!

おお…

折返しの停留所なんで停車時間を取ってるのかと思って、記念写真を撮ってたら運転手さんに「早く乗ってください」って怒られた。
す、すいません。(久しぶりに愛想のないバス運転手を見たな…とは思った)。
予約の名前を告げて乗車した。ほどなく発車。

車輪がちらっと見える
運転席
入り口すぐの座席に座った

阿波海南駅に入って、バスから電車にチェンジする。

モードチェンジ中、阿波踊りのBGMと「モードチェンジ開始」のアナウンスが流れる。『ソーレソレソレソレ』と阿波踊りお囃子で、とても景気のいい音声だ。
楽しげでノリの良いモードチェンジの演出だなあと思った途端、突然そっけない「フィニッシュ」というアナウンスが流れ、その場の空気を一刀両断。
な…なんとも言えない間だ。

あとフィニッシュと言っておきながらまだ車体が揺れてて多分モードチェンジは終わってない。
アナウンスと全然間があってなくて「えっと…?」ってなる。

何より車内だとモードチェンジしてる気があんまりしない。
揺れるし車体の高さが変わるのは感じるけど、なんか乗ってるとイマイチ実感がない。

ダメだ。
外で観察しないと!降りた後に別のバスでモードチェンジを見よう。
遍路の予定が後ろにずれるけど今日はそこまで歩く予定じゃないし問題なし。

乗車中の写真がこれしかなかった。糞すぎる

とりあえずそのまま鉄道区間を乗り、甲浦駅でバスへのモードチェンジを体験して、海の駅東洋町でバスを降りた。そしてすぐに甲浦駅まで徒歩で戻って別のDMVが来るのを待った。

甲浦駅。この上で鉄道車両からバスのチェンジが行われる

甲浦駅には待合所があり、観光案内所の役割も兼ねているようだった。
交流ノートが置いてある。(ホイホイされそうなノートがあるな…)

やらないかじゃないよ
うわ〜

DMVが来た。

バスから鉄道へのモードチェンジを見る。
しかし車体の下で行われていることなのでどうにも地味…。
うん…地味。
車輪がはっきり見えるフロントからならまた別だったと思うけどリアから見たのですっごい地味。
流石にもう一本待つのもなあ。

ちなみに徳島新聞のYoutubeチャンネルの動画↓↓

いや、これ、乗ってみたから言うけど、割と、もうちょっと、なんか、面白くならんかったかな〜〜????

そもそも鉄道区間短いから鉄道の意味ある??とか思う。
こういうのって鉄道区間は長距離かつ高速移動して、そこでカバーできない分を小回りの効くバスでやるのが本来の理想なんだと思うけど、鉄道区間のメリットなくない???って思う。バスで良かったんじゃない?わざわざ開発したご苦労は慮るけど。
利便性を無視して観光列車としてやるにしたってもうちょっとこう…乗って楽しい要素がほしい。

いや、別に鉄オタじゃないんだから。
門外漢がなにをごちゃごちゃと。

でも乗って良かった。
なんか失礼ながら10年後にこの形態のまま運行してる気がしないので乗るなら今!って感じはする。遅かれ早かれ鉄道区間バスになるでしょ。
そうDMVを乗るなら今!

なんか色々失礼なこと書いてしまった。

なんかDMVの感想でお遍路の話全然してないけど今日はここまで。
ほなまた。

地図①宿からバス停
地図②DMV乗車区間
地図はだいたいのルートです。
この通りには歩いてません。
っていうか途中電車に乗ってるので全然この通りには歩いてません。


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