小さく試してうまくいく方を残す:ビビリの起業法
この本を読んで感じたことをつらつらと
■小さく試してうまくいった方を残す
要約
とにかく小さくテストを繰り返して反応から答えを導き出す。
例えば、ある仮説のもとにチラシのコピーを変えるというアイデアを思いつく。そして、試してみる。
うまくいく→◯
うまくいかない→✗
うまくいったらそのやり方を続ければよいし、うまくいかない場合はやめる。
そこに感情をいれずに反応や数値という事実だけをみて判断をする。
ただただ、それを繰り返して回数を重ねるだけ。
大切なのは手数を多くすること。
答えはユーザーが持っているので反応から答えを導き出す。
感想
この考え方はプロダクト開発のプロセスに考え方がにている。
事実を集める
課題を見出す
課題原因仮説を立てる
解決策を考える
解決策を実行する
解決策がうまくいったかどうかを検証する
後戻りできないことはせずに、とにかく行動量を増やして検証する。
■商品から考えるのではなく、世の中の問題から考える
要約
どんな商品だったらお金を払ってもらえるか?
ではなく、
「世の中にはどんな商品があるのか」
を探す方が商品の種を探しやすく、失敗の可能性は大きく下がる。
問題には
無知:知らない
無関心:知っているものの興味がない
問題認識:問題を認識していて解決したいと考えている
痛み:いますぐ解決したいと考えている
の4つの深さがある。
"痛み"を感じている人にアプローチすればいくらでもお金を払ってくれる。
しかし、そこはライバルも多く大変。
なので、商売としてやりやすいのが
"問題認識"をすでにしている人にその解決策を売ること。
そして、まず商品を売ってみる。
商品が売れたら買ってくれた人になぜ買ってくれたのかを徹底的に聞いてみる。
そこから、自分の商品がなにを解決していて、顧客はなにに問題(ニーズ)を抱えているかを考える。
方向転換、路線変更する前提で軽い気持ちで、まずやってみることが大切。
感想
世の中の問題を認識するために、まず商品を売ってみることを推奨しているけど、自分も含めて多くの人がそこで足踏みしていそう。
商品をまず決める、これがハードル高いかも。
■さいごに
商売の考え方の他にもこんな自己啓発的な熱い内容もあって好きな本です。
自分の人生は自分で決められる
自分の行動が誰かの問題を解決して、明るい未来をつくっていきます。そのよろこびの積み重ねがお金という形になって、自分自身を満たしてくれます。まずは副業でもいいから、その感覚を味わってほしいと思います。
思考を重ねて行動している人は強いし、かっこいいと思わされる本でした。
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