① blue hour / GEZAN

ものすごく好きな曲というわけでもないのに「目が覚めたベッドの上　目覚ましの鳴る5分前」という歌詞のせいか、文字通り朝起きた時の脳内、高確率でヘビロテ。

ロックバンドは有機生命体であるべきだと思っている私にとって、GEZANというバンドは非常にその理想に近い存在でたまらない。
メンバーの脱退等を乗り越えて生み出されていくその音楽は唯一無二性を高めながら進化し続けていて、2020年発表のアルバム『狂（KLUE）』はロックバンドの1つの到達点を示した名盤であると確信している。今年3月に行われた野外音楽堂でのライブも圧巻だった。

でも、そうやって進化する前のGEZANも良いんだよね～とおもいながら車内でヘビロテしていたのが『NEVER END ROLL』。「wasted youth」や「待夢」、「END ROLL」とか今でもライブで演奏されてる名曲揃いでオススメ。
全体的にふわふわしたミックスなのが良くないのか、一聴しただけではしっくりとこない感じがあるのだけど、聴けば聴くほど味が出てくる名盤だと思います。

余談：有機生命体といえば、まんまそういう名前のバンドもありましたね。こちらの曲もたまに脳内で流れています。大槻ケンヂプロデュースということもあって聴きやすい。あまり知名度無いかもしれないけど隠れた名曲だとおもいます。ボーカル担当のマリリンさんの安否が心配。

②スキルアップ / トリプルファイヤー

「次やったら殴る」という曲がSpotifyのランダム再生で流れた時はなんじゃこりゃという感じだったが、たまたまyoutubeでライブ映像を目にしてその飾らなさにビビっと来た。

それから出会ったこの曲は永遠に頭をループする結果となる。

たまに仕事で軽作業系の単純作業をやる機会があるのだが、この労働を皮肉るような歌詞のせいか、ず～っと作業中の脳内で流れている。棒を突き刺す。棒を突き刺す。スキルアップ。棒を突き刺す。スキルアップ！ああ、労働ってどうしてこうもクソなのか！合掌。

余談：ボーカルの吉田さんが最近更新しているyoutubeチャンネル「ブチ抜く吉田」も面白いからみんなに見てほしい。この人どうしようもなさすぎる。

③ウルトラマリンブルー / シャンプーズ

オモコロのインターネットラジオ「かまってみくのしん」で「森の子町子」というバンドの曲がOP・EDに使用されていた。そのバンドのギタリスト、樹里さんが参加しているバンドがシャンプーズであり、単純にその名前の面白さから興味を持ったのだけれども聴いてみるとこれが最高。

2000年代初頭の青春パンク臭を感じさせながらも現代的でいて、エモーショナルなボーカルが素晴らしい。特に「ウルトラマリンブルー」はサビの入りが気持ち良すぎてヘビロテ。聴いてるだけでモッシュしたくなる、そんなバンドだ。

こんなにいいバンドなのにSpotifyの月間リスナー361人しか居なくて泣いた。この361人でライブハウスパンパンにしてモッシュしよう。

新譜も出て、東京で結構ライブしてるから一度観に行きたいとずっと思ってるんだけどもなかなか予定が合わなくて辛い。年内には見に行けたら。

とりあえず3曲でした

2022/08/17　抹茶三号