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アッちゃんに会えた話

アドラー心理学を
その態度で示してくれる方主催の
楽しい集まりに
ときどき参加させて貰っていました。




長年勤めた会社を辞める直前、
これから先の不安を抱えたまま参加した、
その回に
アッちゃんに初めて会いました。



メンバーの誰かが作ってくれた
美味しい料理をいただきながら
誰かれなくお喋りして
主催者から愛のカツが入る・・・
そんな会。



アッちゃんは
主催者さんの生徒で
十ウン年ぶりに
遠いところから車を飛ばして
参加されていました。



なんとなく抱えている不安を
私がポツポツ話していたとき、
主催者に促されたアッちゃん



「アンタなぁ、
 そんな綺麗な黄色いセーター着て来て、
 こっちから見たら、まぶしいで。
 その気持ちでできへんことなんて
 無いやろっ」



そんなカツを、
入れてくれたのでした。





それから数年経って
流行り病の時期を経て
久しぶりにその会に参加したとき
またアッちゃんに会えました。





アッちゃんは、
長年の仕事を離れ
主催者さんを手伝い始めていて
「せなアカンことが無いから
 なんか不安、怖い」
そんなことを話していました。




「私、そんなこと言ったんやぁ」
数年前に私に言ってくれたことは
すっかり忘れてしまっていて
「今は、どう?」と聞いてくれました。




まだまだ紆余曲折中だけど
自分を生きている、って感じがするよ



そう伝えると
「なんか元気出る。ありがとう」
と、言ってくれました。




これも、私の奇跡のひとつ。





こんなふうに
誰かを通して
自身の変化を実感したことはありませんか?




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