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「ウォーカー」

19世紀にニカラグアの独裁者になったウィリアム・ウォーカーの狂人ぶりを映画化。

監督のアレックス・コックスはセックス・ピストルズのシド・ビシャスが奥さんと麻薬死する実話を映画化した「シド・アンド・ナンシー」を撮るなど、パンクな映画監督です。 

この「ウォーカー」も歴史上の人物を映画にしてはいますが、19世紀の南米が舞台なのに4色刷りのニューズウィークやコカコーラ、高級車のリムジン、果てはヘリコプターまで登場する完全に時代考証を無視したパンクな歴史映画になっています。 

作中、ウォーカーが軍を率いて街で大虐殺を行いますが、阿鼻叫喚の中、民家の中にピアノを見つけたウォーカーが美しいメロディを弾き始める強く印象に残る場面があるのですが、この7年後に作られたスピルバーグの「シンドラーリスト」にも、町でユダヤ人を虐殺している最中のナチス将校が、阿鼻叫喚の中、家にあったピアノを弾くというそっくりな演出があり、スピルバーグが完全にパクってます。 

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