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溶解度パラメータ(SP値)同士の測距方法


1.測距モードを有効にする

結果画面では3Dマップ上に複数のSP値が存在するとき、任意のSP値同士の空間的な距離を定量的に評価することができます。

測距を行いたい時は、3Dマップ右下の定規アイコンをクリックし「測距モード」にします。※測距モード中は3Dマップ上のグレーの球は自動で非表示になります。

3Dマップ画面の右下に測距モードアイコンがあります


2. 任意の2点を選択し、距離を測る

測距の例として、ある溶質と、溶媒探索で提案された溶媒の3Dマップ上における距離を測定します。

溶質のSP値のプロットをクリックすると紫色の円に変化し、右上にそのSP値の情報が表示されます。

1つ目のSP値のプロットをクリックした状態

この状態で溶媒のSP値のプロットをクリックすると、白抜きの紫の円に変化します。さらに、右上に溶質と溶媒のプロット間の距離が表示されます。

2つ目のSP値のプロットをクリックすると、2つのプロット間の距離を自動的に算出します。

以上の手順にて、溶質と溶媒の距離は4.1であることが分かりました。この状態で他の溶媒との距離を調べたい時は、溶媒のプロット(白抜きの円)をクリックして選択解除し、別の溶媒を再選択することで他の溶媒との距離を調べることができます。

別の溶媒と溶質の間の距離測定の例

今回の例の主題から外れますが、溶質のプロット(紫の円)の選択解除し、溶媒同士の距離を測定することもできます。

溶媒同士の距離測定の例

このように、3Dマップ上に表示されているプロットは、任意の2つのプロットの間で距離の測定が可能です。※紫の円と白抜きの円は、プロットの視認用に白抜きの有無を変更しているだけですので、3Dマップ上においては特に区別はありません。

3. 測距モードを解除する

定規アイコンを再クリックすると、測距モードを解除できます。

測距モードでプロット間の距離を測定することで、材料同士の親和性を定量的に評価することができます。目的に応じてぜひご利用ください。

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