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「溶媒に悩む時間を減らしませんか?」材料に適した溶媒や精製方法を提案する、実験科学者向…

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「溶媒に悩む時間を減らしませんか?」材料に適した溶媒や精製方法を提案する、実験科学者向けクラウド型ソフトウェアサービス「SoluVision」を提供しています。実験にかける時間を削減するマテリアルDXを実践してみませんか?

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    #SoluVisionに関するスタートガイドをまとめています。新規登録したら、まずはこのマガジンの記事を読んで、使い方に慣れましょう。

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    SoluVisionの活用事例の記事をまとめたマガジンです。このマガジンを読んでSoluVisionの意外な使い方の発見に繋がれば幸いです。

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    様々な物質の溶解性に関する記事をまとめたマガジンです。共有コードを使えば、SoluVisionで溶解性データを使用する事ができます。

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「SoluVision」ってなに?

1. こんな悩みありませんか?「え。この材料、溶媒に溶けない…。」 実験科学者であれば、こんな経験はないでしょうか?実は、当社調べで93.3%もの研究者が過去、溶媒の親和性で苦労した経験があるそうです。 溶媒との親和性は、化学反応における溶媒選定・精製プロセスにおける溶媒選定、材料を加工・成形における溶媒選定、材料の性能評価(耐薬品性など)など、材料カテゴリに依らずに様々な場面で登場します。すなわち、材料にかかる「親和性」は、成果創出の重要な要素の一つになっています。

    • SoluVision Ver2.2を公開します

      アップデート内容のお知らせSoluVisionのご利用をありがとうございます。 本アップデートに伴い下記の機能が追加・改善されます。 新しい機能を追加しておりますので、ぜひご活用ください! 溶解度パラメータの外部データ入力機能 溶解度パラメータのcsv出力機能 サービスレスポンス速度の改善などの軽微な更新 内容の詳細は下記をご覧ください。 1. 溶解度パラメータの外部データ入力機能溶解度パラメータ(SP値)の外部データ入力に対応しました。これにより、自前で計算した

      • 溶解度パラメータの外部データ入力機能

        1. 溶解度パラメータの外部データ入力SoluVisionで材料や親和性の評価を行う際は、溶解度パラメータ(SP値)が必要になります。すでに自前のSP値のデータを持っている、あるいは文献のSP値を使用したい場合、外部データ入力機能によりSoluVision内にSP値をインプットすることが可能です。 本記事において、仮想的な材料AのSP値を外部データ入力機能を使ってSoluVision内で活用する手順を紹介します。自社内のデータや文献情報も活用し、材料の評価を効率的に進める

        • 溶解度パラメータのcsv出力機能

          1.溶解度パラメータのcsv出力これまでの検討に用いた溶解度パラメータ(SP値)を、自組織でデータベースとして保有し活用したい場合、csv出力機能を用いてSP値と付随する情報をcsv形式で出力することが可能です。 本記事において、複数のSP値をcsv出力する手順を紹介します。本機能はprofessional プランのみ使用可能です。SP値のデータプラットフォーム構築によるMIの展開等をご検討されている方は、上記プランをご検討ください。 2. csv出力方法ユーザータブか

        • 固定された記事

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        • #アップデート情報
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          SoluVision Ver2.1を公開します

          アップデート内容のお知らせSoluVisionのご利用をありがとうございます。 本アップデートに伴い下記の機能が追加・改善されます。 新しい機能を追加しておりますので、ぜひご活用ください! 2種類の溶質に対する良溶媒の提案機能 内容の詳細は下記をご覧ください。 1.2種類の溶質に対する良溶媒の提案機能これまでのSoluVisionにおける溶媒探索は1つの溶質に対する溶媒の探索が可能でしたが、2つの溶質に対する良溶媒を探索できるようになりました。 サービス情報はこちら

          SoluVision Ver2.1を公開します

          2種類の溶質に対する良溶媒の提案機能

          1.2種類の溶質に対する良溶媒の提案ある材料Aと材料Bをどちらも溶解する溶媒を選定したい場合、本機能を活用することで目的の溶媒の候補を探すことができます。 本記事において、仮想の材料Aと材料Bをどちらも溶解する溶媒の提案の流れを紹介します。混合材料の良溶媒の検討を溶解度パラメータ(SP値)の裏付けを持って進めることが可能です。 2. 探索条件の設定方法有機小分子である仮想の材料Aと材料Bのどちらも溶解する溶媒を提案します。まずは有機小分子のカテゴリを選択後、溶媒探索をク

          2種類の溶質に対する良溶媒の提案機能

          【活用事例:界面活性剤と添加剤】界面活性剤と消泡剤の親和性評価

          1. 母材と添加剤の相性を推測したい材料の製造工程にて発生する気泡の消泡技術は、材料の分散不良や品質への影響を抑えるために重要です。この場合、消泡剤を添加して化学的に気泡を除去する解決策がとられることが多いと思います。しかし、同系統の消泡剤を用いても母材との相性で効果の程度が異なることがあります。母材と添加剤の相性を定量的に分析し、添加剤の選定指針にフィードバックすることができれば、製造プロセスの最適化の加速につながると考えられます。 こちらの文献において、界面活性剤であ

          【活用事例:界面活性剤と添加剤】界面活性剤と消泡剤の親和性評価

          【溶解性】 ポリプロピレン Polypropylene

          1. 物質情報今回、深江化成様のWebページにて公開されているポリプロピレンの耐薬品性情報をもとに溶解度パラメータの計算を実施しました。 https://watson.co.jp/detail/pdf/PP_ChemicalResistance.pdf 2. 溶解性(ポリプロピレン Polypropylene)×ならびに△と記載されている有機溶媒の一部を良溶媒 ◎と◯で記載されている溶媒を貧溶媒としてSoluVision中で入力し、 溶媒度パラメータを実験値から計算するアル

          【溶解性】 ポリプロピレン Polypropylene

          【活用事例:無機材料の表面修飾】シリカゲル表面の分子修飾の効果の可視化

          1. 表面修飾に対する親和性の評価を可視化したい微粒子材料の溶媒への分散性の向上を代表例とする、粒子の分散性の制御方法の確立は、材料科学分野において重要な技術です。アプローチとしては粒子表面を分子で修飾し、溶媒への親和性を変化させる手法がとられることがあります。分子による表面修飾の効果を定量的に分析し、材料設計指針にフィードバックすることができれば、研究開発の加速につながると考えられます。 こちらの文献において、α-アルミナや、表面修飾したシリカゲルの分散性をハンセン溶解

          【活用事例:無機材料の表面修飾】シリカゲル表面の分子修飾の効果の可視化

          【活用事例:機能性材料】カーボンナノチューブの分散性向上の溶媒提案

          1.分散性を向上する溶媒のアイデアが欲しいカーボンナノチューブ(CNT)は機能性材料として有望視されていますが、CNT同士の相互作用が強く、汎用の溶媒への分散が難しいという課題があります。CNTの可溶化に対しては化学的・物理的な修飾等のアプローチがとられますが、溶媒側を工夫してCNTの分散性を向上することは可能でしょうか? こちらの文献において、ハンセン溶解度パラメータ(HSP)を用いたCNTと溶媒の親和性の定量評価により、既知の単一溶媒の組み合わせによる混合溶媒が、より

          【活用事例:機能性材料】カーボンナノチューブの分散性向上の溶媒提案

          SoluVision Ver2.0を公開します

          アップデート内容のお知らせSoluVisionのご利用をありがとうございます。 本アップデートに伴い下記の機能が追加・改善されます。 新しい機能を追加しておりますので、ぜひご活用ください! tRの指定(良溶媒、貧溶媒を選んで溶媒探索が可能) 溶媒データベースを155種類に増加 計算精度の向上 解析結果画面から親和性を測距する機能を追加 内容の詳細は下記をご覧ください。 1.tRの指定これまでのSoluVisionにおける溶媒探索は良溶媒の探索を目的としていました

          SoluVision Ver2.0を公開します

          溶解度パラメータ(SP値)同士の測距方法

          1.測距モードを有効にする結果画面では3Dマップ上に複数のSP値が存在するとき、任意のSP値同士の空間的な距離を定量的に評価することができます。 測距を行いたい時は、3Dマップ右下の定規アイコンをクリックし「測距モード」にします。※測距モード中は3Dマップ上のグレーの球は自動で非表示になります。 2. 任意の2点を選択し、距離を測る測距の例として、ある溶質と、溶媒探索で提案された溶媒の3Dマップ上における距離を測定します。 溶質のSP値のプロットをクリックすると紫色の

          溶解度パラメータ(SP値)同士の測距方法

          溶媒探索のtR(ターゲット距離)について

          1.溶媒探索のtRとは?tRは探索する溶媒の条件を良溶媒にするか、貧溶媒にするかを指定するパラメータです。 tRの値は「溶解度空間(計算結果の3D Map)において、材料の溶解度パラメータを中心にどれだけ離れた距離の溶媒を探索するか」を表しています。デフォルト値は0です。数値は0から30までの間で設定可能で、0に近いほど良溶媒、30に近いほど貧溶媒を探索します。 3D Mapにおいて、材料と溶媒の溶解度パラメータが近いほど、その溶媒はその材料をよく溶かす(=良溶媒)とみ

          溶媒探索のtR(ターゲット距離)について

          【活用事例:塗布型半導体プロセス】有害な溶媒の代替溶媒の探索

          1.代替溶媒の選定プロセスをラクにしたい塗料や次世代半導体材料の塗布プロセスのインクの開発現場において、材料の既知の良溶媒が環境・人体への有害性が高く、使用が困難なことがあると思います。こんな時、代替溶媒を探すのに苦労することはありませんか? 本記事では、塗布型半導体デバイスのインク開発を想定し、ハロゲン系溶媒が良溶媒であるpoly-TPDの代替溶媒を、一切実験をせずに探索してみたいと思います。 2. poly-TPDの溶解度パラメータを求めるまずはpoly-TPDの溶

          【活用事例:塗布型半導体プロセス】有害な溶媒の代替溶媒の探索

          【溶媒データセット】 NMR用_重溶媒

          1. NMRで使用する重溶媒について 核磁気共鳴装置(NMR)は、有機化合物の始めとする試料化合物の同定・分析における非常に強力な手法として知られています。最も汎用的な1 H-NMRでは、物質中に含まれる水素(H)を検出しています。  NMRの測定では、所望の試料化合物を溶媒に溶解させる必要がありますが、普通の溶媒(軽溶媒)を使用すると試料化合物の水素(H)のピークと重なり、適切な結果が得られません。  そのため、溶媒中の水素(H)を重水素(D)に置き換えた重溶媒を使用します

          【溶媒データセット】 NMR用_重溶媒

          【更新情報】 溶媒データセットの共有

          1. 溶媒データセットの重要性 SoluVisionで、目的に応じた適切な溶媒を選定するためには、溶媒のデータセットの正しい設定が必要不可欠です。今回、SoluVision ver1.3のアップデートでは設定した溶媒データセットを他のユーザーと共有できる機能を追加しました。 本記事では、SoluVision上で設定した溶媒データセットを共有する方法を説明します。意外と、使用している装置の事情で使用可能な溶媒が制限されていたり、所属する研究グループで普段から使用している溶媒

          【更新情報】 溶媒データセットの共有