初めての投稿

はじめまして、数学教師のmath405です。

この度、春からICTを活用した実践的な現場指導を始めることになりました。簡単に言うと、タブレットを使った授業ですね。

ICT教育という言葉自体は前々(3年くらい前?)から聞いたことはありましたが、まだまだ全国的にも浸透していないのが現状ですよね。まずタブレットが高いし。クラス全員に持たせるとか公立学校ではどの自治体でも予算が現実的ではなくて、指定されたモデル校だけが試験的に取り組んでいるだけのような気がします。

ところが私立では入学時に生徒達にタブレットを買わせちゃったりしてるところが増えてきてるんですよ。とてもじゃないけど公立には真似できない芸当です。うらやましい。あんなことこんなことやってみたい。

ということで、もうお分かりかと思いますが、私math405はこのタブレットを使った授業というものをずっっっとやってみたかった。公立で待っていてもなかなか出来ないので思い切って私立に転身して、実際にICT教育を実践している現場に春から勤めることにしたのです。

それにあたって、これから2ヶ月かけてタブレットを使った授業というものの可能性についてじっくり模索していきたいと思います。授業だけじゃなく、ただでさえ無駄が多すぎる校務の効率化っていう部分についても考えていきたい。

まずは現在の非効率的な部分を洗い出しますか。民間で勤めている方にはびっくりすると思うでしょうが、例えば生徒へのアンケートの集計を紙ベースでやってたりするんですよ。質問1にまあまあ当てはまると答えた生徒を『正』の字で数えてたりするんですよ。それに2時間とかかかって『あーもうこんな時間だ。教員の仕事はブラックだなあ』とか言ってるんですよ!!現代の便利なツールを使えばこんなの2秒で終わるのに。

高齢化する現場にITリテラシーなどありません。教えようにもアレルギー反応を起こされてしまい、『あ、そんなに簡単なの?じゃあ全部やってよ♪』とか言われる始末。生徒に教科の知識を教えることは立派にこなせても、変わりゆく時代に必要な知識を教員自身が学ぶことができない。

と、愚痴っぽくなってしまいましたね。失礼。こんな現場では生徒との時間を作ることはできません。黒板や学級日誌といった古典的なスタイルからの脱却をして、生徒と進路について相談したり、分からない問題に共に取り組んだりする時間を増やしたい。これが結論です。

そしてもうひとつ、生徒達による主体的な学びが高まることが期待されます。可視化されたデータや、分かりやすい立体図、WEBテスト、課題配布、黒板に書く時間を省いてより多くの問題に取り組むことができること、これらは板書をノートにとるという非効率な展開を全て解決してくれるでしょう。

そしてさらにどんな活用方法があるのか、あんなこともこんなことも、アイディアが湯水の如く、夢は膨らむばかりで止まりません。

とまあ、このブログを始めたきっかけはそこですね。アイディアを書き出したい。模索したい。あわよくば色んな人の意見を聞きたい。

今後ともよろしくお願いします。

次回からは『こんなことできるんじゃね?』的な内容を語っていこうと思います。


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