紐と穴あけパンチでPDFを簡単に製本

PDFを印刷して、製本したいこと、ありますよね。
そのひとつの方法として簡単なものをまとめます。

ただし、ボンドを用いた製本は強度に難アリとしか思えないのでそれを避けます。
実際に長期間保存されている書類に用いられる四つ目綴じなどの紐による製本をします。

用意するもの:
・紐(たとえば百均のチャーシューを作る紐は頑丈で使いやすい)
・針(穴に紐を通す時に使う) いい感じのがなければヤナギピンが使える 。普通の裁縫用の針では太めの紐を通せないためである。
・大きめのクリップ(紐を通す時に仮止めするのに使う。)
・穴あけパンチ(ルーズリーフ利用の場合不要) (枚数が少なく、千枚通しなどで穴を開けられるなら不要。ドリルなどで穴を開けられる場合も不要。)
・カッターまたは裁断機(所望のサイズの紙に印刷できる場合は不要)
・ボンド(裁断や穴あけに失敗した場合はボンドで仮製本するので、穴あけに失敗しないなら不要)
・表紙の画用紙(要らないなら不要)

1.PDFを印刷する
以下のa-cのいずれかの方法による
1-a. 所望のサイズのルーズリーフを用紙として用いることができるなら、それを用いる。
1-b. 所望のサイズのルーズリーフがない場合、所望のサイズの紙に両面印刷する
1-c. 所望のサイズの2倍のサイズの紙に「冊子印刷」し、裁断する。このとき、裁断に失敗しないためには予めPDFを加工して、中央に切り取り線を入れておくと良い。裁断がズレると面倒である。

2.印刷した紙に穴を開ける
(1-aの方法の場合これは飛ばせる)
画像は穴の開け方の例である。
4つ穴が空いていれば十分で、出来れば等間隔が良い。しかし、画像のようになってしまっても構わない。
画像の場合、穴の位置がズレていることがわかるだろう。出来ればこれは避けたい。しかし、ズレてしまう場合仕方がないので諦める。
画像の穴あけパンチはダイソーで200円です(ガイドがついているので、穴あけがしやすい。)

3. 紙を揃えて穴に紐を通して製本する
4つ目綴じの方法を調べると良い。(ルーズリーフは穴が多いが、四つ目綴じの方法を用いれば十分であろう。もちろん全ての穴に紐を通しても良い。)

ここで、裁断する際にズレたり、穴を開ける時にズレるとただ単に紐を通しただけでは小口の側を綺麗に揃える事が出来ない。
もしも裁断がズレていたり、穴がズレているが小口は綺麗に揃えたいならば、ボンドによる製本方法を用いて簡単に製本するとよい。これならば小口を綺麗に揃える事が出来る。
この後に開けた穴を用いて紐で製本すれば、小口の側を揃えつつ、ボンド製本よりも高い強度で製本できる。

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