雑感

日本美術のスペシャリスト・山口桂氏の NHK プロフェッショナルは印象に残っている。

https://bijutsutecho.com/magazine/interview/18611

閉ざされた世界の力の大きさを想起させる。独裁と民主主義が対をなすというか、点と線で考えれば、ハブ構造が権力を持つのが極めて自然。一極集中が崩壊するモデルはどのようなだろうか。それは、現実に反映されるだろうか。

「文藝評論家」小川榮太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた

著者の高橋源一郎氏が4時間近い生番組のNHKラジオ「すっぴん!」でパーソナリティをやっていて、スタッフの方に深い支持を受けているのが不思議だったが、

を読んで納得した。私の希求する包摂とは、

「「全作品を読む・見る・聞く」システムは、相手をリスペクトする以上の意味がある。相手を理解し、好きになることができるのである。」

ではないかと思った。その時間と労力を考えると社会的包摂は不可能だ。完全な包摂が不可能でも、比較優位の結果に由来するしわ寄せによって過酷強制労働から解放される枠組み(包摂)は可能であると思う。

点と線(ドットとコネクション)で社会を見れば、そこには表も裏もなく、ただ点(人)と線(人間関係)だけが存在している。脳内も点と線であり、意識が認識された箇所だけが存在しているように感じられる。日本に一億人以上いる事実は知っているが、個々人を識別できないことに似ている。脳内にはこれまでの経験が蓄積されているが、なんらかの刺激がなければその蓄積は記憶的再構築が生じない。

物語のプロットのように点と点を繋いで構成される枠組みが、個々人の神経ネットワークで枠組みを構成するときに「感動」がある(仮説)。こだわるのは、この仮説的枠組みではなく、物語そのものの方である。枠組みの発見が意識を捉えてしまい、肝心の物語を紡げていないが、この note が物語を紡ぐきっかけになるかもしれない。

世界は広い。星空のような無数の点(人)がいる。自分を磨くとは、どういうことかまだ全く分かっていない。むしろ、誤解して自分を削って痛めてしまったかもしれない。

お読み頂き誠にありがとうございました。

ここから先は

11字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?