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破壊された地球でのボーイミーツガール

こんばんは。今日は「未来少年コナン」の第一話感想会です。
小さい頃に観たアニメを久しぶりに見返してみると考えることも変わってきますねえ!
そんなことを共有したくてこの記事を書きました。



ー2008年に超磁力兵器で地球の半分がぶっ飛ばされ、木っ端微塵に6大大陸が砕けた後に生き延びた人々の子孫・コナンがボーイミーツガールした。そこから大きくコナンの運命が変わっていくー

最初は天真爛漫なコナンの描写とおじいの悲壮なナレーションから始まります。

第一話序盤にコナンが海に潜ると、現れるかつての街の魅力といったら!
車や鉄道が海に沈み、そこはまるで地下迷宮笑
滅ぶ前を知っている人々にとっては情緒を揺らす風景をスイスイと泳いでいくコナンはこの先の展開の希望を垣間見させる星のよう。

コナンは海でのサメとの大格闘から帰ってくると海辺におじい以外の人間を発見します。
(これがコナンにとってのおじい以外の初めの人類です。)

意識不明の女の子を家に運びます。

そこでコナン大きな失態。
おじいと二人暮らしゆえに女の子を知らないコナンはさっそく女の子の着替えを覗き見していました。
最初からやらかしているコナンなんですが、受け取ったその服を嗅いで変な匂い〜と笑いながら草原をかけていくコナンの純粋無垢さが突き抜けてます!
こんなん最近では幼稚園児でもあり得ない笑
一方、ミステリアス少女は鳥と心を通じ合えるようですぐに野生児コナンとも打ち解けます笑

その穏やかな生活にやってくるのは謎の少女ラナを誘拐するためにやってきた悪ども二名。

それに対抗するために持ち出した爆弾でおじいは大怪我を負います。

こんな感じで「ラナ」との出会いがコナンの運命を大きく変えていくわけなんですが、廃墟・片親の少年とミステリアス少女・好戦気質の悪役たち、「天空の城ラピュタ」や「風の谷のナウシカ」(スタジオジブリ設立時の初期作群)を彷彿とさせるなあ、、


幼い時はコナンとラナそしてその世界観に引かれていたわけですが、今回のwinnerはなんといっても「おじい」なんですよね〜

悲壮を背負いながら、何も知らないコナンを眺める姿。
ラナとの初めての遭遇に冷静に対応する頼もしさ。
銃を持ち脅す悪人に爆弾を持ち出す気概。
交渉下手で人情味マシマシおじいちゃんが被爆した時は、そうなっちゃうよな〜と薄々気づいていましたが笑、たくさんのものを背負ってきただろうおじいに感情が入っちゃいました。

コナンは第一話の終わりでラナを追って島を出て行ったので大怪我を負ったおじいをどうするねん!!!とツッコミつつ、こういうシチュエーションでは大概最終話で元気になったおじいが登場したりするんですよね笑笑(遠く昔に観たので本当の展開はまっっったく覚えていません笑)

まだ第一話しか観れていないのですが、残りはYoutube違法アップロードでしか見れないんですよ泣

社会人になったら金を振りかざしてサブスク入ろうと決めた本日でした。

また最近私の中でホットな「山本二三」さん。
「天空の城ラピュタ」などのジブリでも大活躍の背景美術の方です。
最近観た「ファンタジックチルドレン」も美術監督を担当していまして、彼の描く荒廃した世界観(なんですけれどもそこに悲壮感はない)ところがすごく素敵だなと思います。

来年3月に彼の出身地五島列島に行く予定で美術館があるようなので絶対に行きたい!!

それと「コナン」という名前、名探偵コナンはコナンドイルから捩っていますがこちらのアニメでの名前の由来はなんなんでしょうな〜〜気になる



あと全く関係ないのですが改めてジブリのこと調べてたら、、ジブリ作品「火垂るの墓」原作の野坂昭如さん、、、稲垣足穂、、とのキス写真が流出?した伝説のお方じゃないですか、言葉失、、う
(同姓同名の別の人じゃないですよね?????)
今年ベストに入る驚きですよ、、びっくりした、、
野坂昭如さんってエロ作家(大変失礼)のイメージで古本屋で本買うの渋るくらいなんですけど、こういった作品がのこされているんですね。
(むしろこっちがメジャーな作品なのか???)

夜更かしするために目を覚ましたい方々に向けて載せときますね、笑

(これ追記なのですが)野坂さんをエロ作家だと思ってしまったのは澁澤龍彦様の「偏愛的作家論」で紹介されていたからなんですよね、稲垣足穂のエッセイにもちょくちょく出てくるし、大変失礼しました。古本屋で買おうとした本は「四畳半濡衣」です。表紙から男女の絡みがダイレクトだったんです、、、


今日はこんなところでおやすみなさい、いい夢を。
このアニメ見たらなぜかABBAが聴きたくなったので寝る前に聞いて寝ます〜

松澤


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