matsuzawa

感性とか情緒とかを振り回す人。 考えていること、思っていることはたくさんあるつもりです…

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感性とか情緒とかを振り回す人。 考えていること、思っていることはたくさんあるつもりです。 空が大好きです。写真は自分で撮りました。 誰かの「スキ」に立ち会えたら、とても嬉しいです。

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自己紹介第一弾

noteを始めるにあたってまず自己紹介を始めるのが一般的みたいですね。 私も例に漏れず自分について紹介していきたいと思います。 突然ですが、「傘をさすネズミ」はご存知でしょうか? 動物園にはいません、ゲゲゲの鬼太郎のネズミ男でもありません。 そうです、私のアイコンのやつです。 世界を股にかけるストリートアーティストバンクシーの作品で、 少し前に東京でも同じ作品が現れたと話題になりました。 小さなネズミが洒落たカバンと傘をさしてどこかへ行こうと、あたりを見回してる

    • 生活の足音

      社会人になって私は変わるだろうなと薄々察していたが、思惑通りに学生の多感な時代とは違う感覚が巡っている。 端的に言うと、適当な人間になった。 人間関係にうまくいかなくてもどうでも良くなった。 雑念は通り道のコンビニに捨てて、家に帰れば好きな本をまどろみながら読んで満足できる。 たまに捨てきれなかったゴミがスーツのポケットに溜まるから週末に掃除して、安寧を維持している。 バランスが崩れてしまえばあっという間に洗い流されてしまうような生活の上に乗って生きられている。 心の隅

      • 傷パワーパット求む

        また治りかけの傷口に塩を塗る。傷口は瘡蓋をとりさらわれじゅくじゅくした赤い肉をさらす。 遠い昔の冷たい記憶、フリーズドライで仕舞い込んでいたはずなのに何かの拍子に水滴をあび、心を占拠していく。 スポンジのようにじわじわと水分を吸い、あの頃の私が姿を表した。 息がしづらく胸が苦しいのだけれど、この痛みを取り去る方法を私はまだ知らない。 ハーブティーを飲むだとか、美味しいご飯を食べるだとか、旅行に行くだとか、そんなことはある程度の余裕があるからできるんだ。苦しみに行き着く時の兆候

        • 詩がもたらすもの

          こんにちは、松澤です。 最近、立原道造と北園克衛という詩人に出会いました。 立原道造は私の心の友として、北園克衛は詩に挑む姿勢を見せてくれた人物です。 立原は大正から昭和初期に活躍した抒情詩人で、私と同じ歳24歳に夭折しました。彼の詩は常に自然の美しさを見つめているようで、その先に遠い世界を夢見ているような作品ばかりです。それは彼自身が抱える希死念慮とのせめぎあいにあるように感じます。 思い出と忘却、立原の目指した夢に希望を抱きつつ、同時にそれが現実でないことを嘆き、生

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        自己紹介第一弾

          私たち、不思議で不定性

          私に出会った時に何故だかわからないけど魅力を感じてくれる人がいます。 よくわからなそうな顔をしてそれでも近寄ってくれる人がいます。 逆も然りです。 私が他の誰かにそう思うこと多々あるのです。 それはファーストインパクトに得る何か。 放つ雰囲気、発する言葉の香り。 本当によくわからない顔をして、何かに期待して話しています。 私の中にある何か、注釈をつけるように解説していきます。 でもそれは実は私にもよくわかっていないのです。 よくわからないことを解説しようとして、あ

          私たち、不思議で不定性

          Heaven in imitation of the sky does not exist but... [2]

          2年半越しの続編です笑 全然書くつもりなかったのですが、何故か出来上がりました。 あれはいつであったか。 夏の香りに空気がのぼせ上がる少し前、「あの時」私たちは海にいた。 日本海には薄雲と灰色がよく似合う。 砂浜に向かう道の前、ゴツゴツとした岩場に足が絡んだ。 初めてお互いの手に触れたのは、そんな私を助けてくれた時であった。 暖まりきらない風が体を通り抜ける季節でも君の手はとても熱かった。 打ちつけては引いていくそんな波際で私たちは静かに歩いていた。 海を見ているようで私

          Heaven in imitation of the sky does not exist but... [2]

          私に潜むあんぱんとばいきん

          「なんのために生まれて  なにをして生きるのか」 必然性をなくして人生は立ち行かない あんぱんまんは私たちに問う 愛と勇気が他人を救う そんなことはわかっている だから誰かに寄り添う でも助けることは難しい 何を救えたんだかわからないまま投げ出す 訪れる孤独と無力感 また問いかける 今目の前にいる人 困っている人 大切にしたい人 そんな人たちのためだけに生きることができたらどんなに幸せでしょうか。 「命の星のドーリィー」 友人に勧められて観たあんぱんまん映画なのです

          私に潜むあんぱんとばいきん

          空っぽの人間

          つい先日の地震で部屋が荒れてしまったのでついでに掃除をしていたら出てきた走り書きです。 書いたのはおそらく大学1年の冬あたり。 この文章では、、、「内なる自己」と「外部へ出力されている自己と認識され得るもの」が異なっているために自己を定義できずにいる。 また現実を生きていると、他人から認識され自己を判断される瞬間(=他人との関係性の構築)がないと私は現実に存在していないのと同義である。 ゆえに「内なる自己」など存在せず、外部から見られる私こそが本当の姿であると結論づいていま

          空っぽの人間

          今ここにあるもの・いづれなくなるもの

          あの喫茶店は救いの場所でした。 現実がどうでもよくなってしまった時 歩道を歩く人々の時間についていけなくなった時 聞こえる音すべてに違和感が拭えなくなった時 そこにいけば心が軽くなりました。 現実が単一な時間の流れをしているとすればあそこは時間の吹き溜まりで、心を修理してまた現実に生きられるようにしてくれる時計屋です。 常連の会話。 彼らの声はとても落ち着きました。 手書きのメニュー表。 コンプリートはかないませんでした。 カウンターから見えるお孫さんの書いた似顔絵。

          今ここにあるもの・いづれなくなるもの

          運命はタイミングとバランス

          こんにちは。 つい先日私の内面を描く本に出会い心に痛手を負った松澤です。 今までアンダーグランドで幻想的な作品が好きでたくさんの暗い本たちに囲まれていましたが、エンパシーを感じるのは作品の一部で、これは私の半生であると言い当てられるような経験はしてきませんでした。 また、作品に凄みを見せられることは何度もありましたが、その作品を生み出す作者の感性に惹かれることが多かったのです。 「ひとめあなたに」新井素子 この作品に出会うまでは。 新井素子さんの作品を読んでいる最中に

          運命はタイミングとバランス

          曖昧な世界に漂うということ

          こんにちは! 昨日まで元気だったのに理由もなく落ち込んだ今日を過ごした松澤です笑 正確に言うと、落ち込んでいることが認識できないくらいに感情がなくなり休憩時間にも何も考えず、ボーとしていたら今日が終わっていました。 自分の感情が他人事のように通り過ぎ、これまで書いた文章にも愛着がわかない。 自分が誰なのかわからないのではなく、私がどこかに飛んでいき無が広がっていく。 連日誰かと話し続けたり、明るい自分であり続けるといずれ現れる別の自分です。 生きることを明確に意識していけ

          曖昧な世界に漂うということ

          詩を書いてみる

          こんにちは。 松澤、ついに詩のアカウントを新設しました!笑 (パチパチパチパチ!!拍手の瞬間です) 私が書いた何かを詩と名乗ってしまっていいのかと迷っていたのですが、なんとか人に見せられるテーマにたどりつけたような気がしているので勢いで作ってしまいました。 私にとって詩(そのつもりで書いてなかったのだけど)はさまざまな現実の心象風景で、だからこそ荒んでいる時にはきっついことしか書けなくて自分のことだと誰かに共有することができないものばかり生まれる笑 なんですが、最近は死

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          破壊された地球でのボーイミーツガール

          こんばんは。今日は「未来少年コナン」の第一話感想会です。 小さい頃に観たアニメを久しぶりに見返してみると考えることも変わってきますねえ! そんなことを共有したくてこの記事を書きました。 ー2008年に超磁力兵器で地球の半分がぶっ飛ばされ、木っ端微塵に6大大陸が砕けた後に生き延びた人々の子孫・コナンがボーイミーツガールした。そこから大きくコナンの運命が変わっていくー 最初は天真爛漫なコナンの描写とおじいの悲壮なナレーションから始まります。 第一話序盤にコナンが海に潜ると、

          破壊された地球でのボーイミーツガール

          死なないように生きること

          こんばんは。松澤です。 私にとっては全くなのですが、誰かにとってはセンシティブゾーンなお話になります。 何度も死生観が出てきます笑 タイトルを見て厳しいな、と思ったら静かに記事を閉じてください〜 また、この話はもっと遥かに辛く厳しい環境の中で生き抜いた方々にとっては甘えと見える部分もあるかと思います。 その点あたたかく読んでいただけると幸いです。 「死なないように生きるにはどうしたらいいのだろうか」 これは最近考えている、昨日とはまた違ったジャンルの悩みです笑 重たい

          死なないように生きること

          受験→就活→結婚?ん?

          こんばんは。松澤です。 以前の記事に私にとっての「恋人」という存在、その次に誰かと生きることの難しさについて記事をまとめました。 今日は延長戦の将来の話をしていきたいと思います。 私は悩んでいます。 最近家族や友人の様子がおかしいのです。 例えば母親や祖母、姉と電話をしているとしばしばこんなことを言います。 「いずれあなたも結婚したらリビングの椅子が足りなくなるわね」 「子供が産まれるって大変なことよ。妹は少し先のことを聞けていいよね。」 「どんなお婿さん来るかねえ」 「ア

          受験→就活→結婚?ん?

          言葉に抗う

          ふと言われた言葉が引っかかり続けています。 普段は忘れていても帰り道にぼけっと歩いていた時に、もやっと心を曇らせます。 「一人は楽でいいよね」 私の悩みへの確信がたった一行に込められているのです。 小さい頃から一人でいる時の開放感が好きでした。 でもずっとひとりぼっちで過ごしているのではなく、やりたい時には鬼ごっこに混ざりゲームをしたり。 それは今でも同じで、基本は一人で過ごすけれど、必要な時にはちょっと人と話しお酒を誰かと飲みたい時には誘ってご飯会を開きます。 数ヶ月に

          言葉に抗う