どうする宝塚歌劇団(伝統と変革)

センシティブな内容だけど、どうしてもこの件に触れたかった。
私の大好きな宝塚歌劇団、心の拠り所だった宝塚歌劇団が、今とてもザワザワしている。

まずはお亡くなりになった生徒さんに哀悼の意を表します。

私自身文春の記事は全部本当だとは思ってないけど、全部嘘だとも思っていない、ただ今の宙組という組織があまり上手くいってないのは確かではないかというスタンスです。

某生徒さんの自殺報道が出た際、トラブルはトップスターや管理職の目の届かない範囲で起きてたんだろうな、だから手を差し伸べられなかったんだろうな…
と勝手に予想してましたが、記事の内容が本当であれば目の届かない範囲どころかトップ、管理職自ら某生徒さんを追い詰めるような言動をしていたと。
真偽は分かりませんが、これが事実であれば絶句です。

トップ、組長たるもの聖人君子たれ、とまでは思いませんが、やはり組子を率いる立場の人たちは人格者であって欲しいです。「清く、正しく、美しく」、この言葉に恥じない態度と行動であって欲しいのです。

と書いてみて私は気付きました。タカラジェンヌにとっての「清く、正しく、美しく」の基準は何なのか。もしかすると私たち外部の人間がイメージするものとは違うのではないかと疑問を抱くようになりました。

宝塚が上下関係が厳しいのは有名なことですね。その厳しい世界で音楽学校から叩き込まれた彼女たちにとっては、側から見たら行き過ぎた指導も普通のことであり、清く正しく美しくのモットーになんら反するものではない。なぜなら、自分もそう指導されてきたし、それが110年近く続いてきた宝塚の伝統なのだからと。

100年以上にわたり脈々と受け継がれてきた宝塚の伝統に価値があることは十分に分かってます。
ですが、世間一般から見て悪しき習慣は少しずつ変えていった方が良いのではないでしょうか。

「守るべき伝統と変革すべき伝統」

真相は当事者のみぞ知ることですが、今回の騒動が最も最悪な形で終着してしまった今、組織のあり方を見直す必要があると思います。
既に行っているかもしれませんが、各組にコンサルをいれ、トップスター、トップ娘役、管理職、プロデューサーは経験豊富なトレーナーからコーチングを受ける、そのあたりはして欲しいです。
内輪ではなく外部からのテコ入れです。

色々な意見が飛び交っていますが、それだけ皆宝塚が好きなんですよね。
どうかクリーンな宝塚に、真面目に頑張っている人が報われる世界に。
そして、多くの人がまた以前のような純粋な気持ちで宝塚を楽しめるよう劇団には本気で今回の問題について向き合って欲しいです。





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