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身辺雑記:やっとギブスがとれた

左手中指の折れた骨と切れた筋をつなげるためにしていた指のギブスが、ようやくとれた。お医者さんから完治まで1ヶ月と言われ、えっ、そんなに時間がかかるのかと事故った時には思ったが、実質は1ヶ月以上かかってしまった。

ギブスがとれたら一挙に元の生活に戻れるのかと思ったら、そんなことはない。相変わらず不自由な生活である。相変わらず痛いし、その上、ギブスが取れたというのに指がよく動かない。

ギブスをしている時の大変さ、不自由さについては下記の記事で書いた。特に手袋に指が入らないので手袋をしての水仕事ができなかった。だから水洗いや調理が本当に大変だった。

ヘバーデン結節

指の痛みがとれない。
指の痛みがあるのは、骨折の後遺症ではなく、ヘバーデン結節のためのようである。

第1関節(DIP関節と呼びます)に痛みが出てしまう病気として「ヘバーデン結節」があります。第1関節の背側に2つのコブ(結節)ができるのが特徴です。
関節の炎症により関節を包んでいる袋がゆるみ、屈曲方向に曲がりはじめ(第一関節が伸び切らない状態になります)、また摩耗した骨が周囲にいびつな骨を増生させて骨性の膨隆が生じます(骨棘と呼びます)。一つの指だけでなく、複数の指に生じるのが特徴です。40代以上の女性がかかることが多いです。

https://okuno-y-clinic.com/itami_qa/heberden_node.html
へバーデン結節 | 慢性痛治療の専門医による痛みと身体のQ&A

ヘバーデン結節になると、指の第一関節が太く盛り上がるので見栄えが悪い。それだけでなく、痛みがでる。力も入らなくなる。お医者さんに聞いたら治療法はないとのことだった。

くの字型に曲がったままの指

ギブスをして指を固定したというものの足などの骨折の場合と違い、石膏で固めている訳ではない。指の下の部分だけは石膏の型をとっているのだが、指全体は包帯で巻いているだけである。締付けが弱かったせいなのか、固定の仕方が悪かったせいなのか、理由はよく分からないが指先はまっすぐに伸びなかった。骨折した時の、逆くの字型のままである。

なんとなく不格好で見栄えが悪い。

しかし、71歳の老人の指先などに誰が関心を持つだろう。生活に差し支えなければOKである。

リハビリ

ギブスが取れたにもかかわらず、とにかくうまく左手が使えない。
左手をまったくといっていいほど使わない生活をしてきたせいである。左手中指がギブスで固定されていたので指を曲げてモノを掴む動作ができなかった。その結果、今は、左手の中指だけでなく、薬指も自由に曲げることができない。もちろん依然として左手中指では、というよりも左手ではうまくキーボードを叩けない。それがものすごいストレスだ。

この1ヶ月で、左手の指の筋力が落ちたのだ。
「廃用性萎縮」である。

お医者さんからは、お風呂で温まった時に、つまり、湯船に入っている時に、指の曲げ伸ばしをするようにと言われた。それがリハビリである。

ギブスをしていた中指は、風呂の中では曲げることができるのだが、普段の生活では曲がらない。固まったままだ。力も入らない。

ヘバーデン結節にもなったので痛い。痛いし、力も入らないのでキーボードを打つこともできないのだ。

ままならない生活にイライラすることがある。
八つ当たりしたくなることもある。だが、誰が悪いわけでもなく自分のせいである。感情を波立てないようにしている。もう諌めてくれる人はいないからだ。

左手を自由に使うことができるようになるように、焦らないで、諦めないで根気よくリハビリをしていかなきゃなと思っている。

事故ったのは、明らかにバランス感覚や敏捷性が失われてきているせいである。老化現象だと思う。老いは日々やってくる。それだけにこれからは、身体であれ頭脳であれ意識的に使っていかなきゃと思う。そうでないと、確実に使いものにならなくなるような気がする。


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