宮崎県の最南端で落下した話。
先日、世界的ダンサーさんの取材がありまして写真を撮りに宮崎に行ってきました。人生2度目の宮崎です。
日帰りという中々に強行なスケジュールでしたが、折角、人生2度目の土地に行くのですから、自腹でもいいので一泊して宮崎をブラブラすることにしました。
しかし、宮崎に行くまでに仕事がだいぶ立て込んでしまい、宮崎に関する情報を全く得られません。
そのまま宮崎入り…。
どうしよ、どこいこ…。
ということで、こういう時は地元の人だ!と思い、宿泊したホテルの近くにあった居酒屋さんに行ってみました。
強面店長さん登場…。
しかも寡黙そう…。
頑固親父的な印象…。
思い切って話してみたら、出るわ出るわ。
戦時中の日本軍の話、日本神話の話、宮崎の歴史、地鶏の話、九州新幹線、宮崎の日本酒、チキン南蛮…。
…、…、…。
知りたいの観光の話!
とにかく、あなたいつ仕事してんの?ってくらい会話好きな店長さんでした。笑。
お腹いっぱい。
で、この店長さんに教えてもらったおススメの観光スポットが都井岬です。
地図で見たら最南端!!
宮崎市から約80Km先にある場所。
よりにもよってそんな遠い場所!!
途中で寄りたいところも見つけながら、最南端まで向かいますが、それらの話はすっ飛ばして、到着です。都井岬到着。
野生馬発見!
この都井岬、野生馬がいたるところにいるんです。居酒屋店長さんから野生馬の話は聞いていましたが、まさか道路にまで普通にいるとは…。
先に進めない...。
この都井岬には御崎神社という神社がありまして、お参りに行ってみることにしました。
神社は大きさではないってことなんでしょうかね…。
気持ちの持ち方ってことなんだな。
と解釈しておきます。
ここまできたら、滝を下から見てみたい!
脳裏にそんな思いが沸々と湧いてきます。
意外と断崖絶壁なところ。
高さで言えば5mくらいかな。
周りをキョロキョロ見渡すと、崖づたいに下に降りれそうです。
この滝の下は基本的に気軽に行ける場所ではありません。
足を踏み外したら一発アウト…。
滝の轟音で助けを呼んでも声は中々届かなさそう…。
写真を撮りながら進むのは危険と判断して、降りるところは写真撮っていません。
で、その後に待っていたのは…。
自然ってすごい…。
なんて思ってですね。iPhoneではなく、一眼カメラでしっかり撮ろうと思ったんですよ。
そしたら…
ヒューーー…カランカランカラン…って。
足元写す写真が好きです!
フフフ。
なんて言ってる場合ではありません。
真ん中の穴に、レンズキャップが落下!!
ヒェえええええええ!!!
ここにつける保護キャップが落ちました。
何気にすっごい大事なやつです。
なぜ大事かと言うと、カメラは埃が大敵だからです。
それはもうこの写真を見れば一目瞭然。
どうしてこんなことになるか知っていますか?
これはもうデジタル一眼レフの宿命です。
どうやったって逃れられない運命にあります。
その原因はカメラの構造にあります。
センサーは固定されており、フィルムのように撮ったら次のセンサーに変わるなんてことはありません。
常にこのセンサーから写真が生まれているのです。
と言うことは、このセンサーに埃が付着すると、埃が取れない限り、永遠と先の写真のように黒い点がつき続けるんです。
ヒェエエエエエエエ〜!!!
…、…、…。
センサーにとって埃は大敵なんですね。
そして、この埃はですね、
レンズ交換の際に入り込みます。
レンズに沢山の埃がついていたら、それだけ埃がセンサーにひっつく確率が上がります。
つまり、レンズキャップをせず、裸のままにしたレンズは、埃を付着させますよと言っているようなものなんですね。
思っている以上に大事なやつ、レンズキャップ。
現場に戻ります。
よ、よかったー。
海水じゃなくて良かった…。
きっとこの下にある…。
もう少し奥の方の様子をみたい…!!
腕を伸ばして奥の様子を撮ってみます。
この写真を見てキャップの場所分かりますか!?
真ん中辺りに黒いのがあります。
本当に海水ではなくて良かったです。
しかし、中は広いのに、体が入れるようなスペースがありません。
這いつくばってこの岩の中を進んでみます。
右側海水やん!!!
そっちに落ちなくて本気で良かったよ!!
このまま進めば行ける!!
行けるはず!!
届く!!
手が届く!!
届いたーーーーーーーーーー!!!
よがっだ。よがっだよ〜。
無事に手元に戻って、よがっだよ〜。
うわーーーーーーーーーーん。
良い景色を見た後に、まさかこんな悲劇?が起こるなんて思いもしませんでした。
みなさんもお手元にはご注意あれ。
良い景色も不幸の前では心が萎えますよ。
この都井岬は夕焼けも見える場所とのことで、今度はそんな時間に来てみたですね。
都井岬に向かう途中で撮った朝焼け写真。
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TOP画像:まと。
本文画像:まと。
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