見出し画像

病院業務通達4 『新規事業目標について』

★ 平成9年度新規事業について

1.人間ドックおよび健診・企業健診の受注と企業職員健康管理センターの設立                                以上による臨床検査室の検査機器充実および整備、臨床検査技師1名の新卒採用。
人間ドックおよび健診・企業健診の予約受付から請求業務と問い合わせ等、全般を臨床検査室が責任を持って受け持つ。自署部門の原価別部門計算を含め部門別経営のモデルケースとして経営に参加する。

2.老人訪問看護ステーション「〇〇〇〇〇〇」の開設
在宅看護を進めるに当たって重要な拠点として整備を行なう。作業療法士3名の応援を入れ訪問リハビリテーションも実施する。
    設立完成予定 平成9年7月1日

3.増改築による特例許可老人病棟(Ⅰ)から長期療養型病棟(Ⅰ)への転換とリハビリテーション理学療法(Ⅱ)より総合承認リハビリテーション施設(作業療法室の開設)への転換および127床への増床

★ 平成9年度部門別事業達成目標について

1.最大外来患者数/日300人を目標として事務処理能力の向上を行なう。システムの再構築。                  管理事務部

2.病床稼働率99%以上を目指して、午前退院を実施し、同日午後入院に対応できるようシステムを組み完全実施する。          看護部
                                   3.一般病棟における平均在院日数を35日となるよう、入院時指導インフォームドコンセントおよび退院指導を完全実施する。       診療部

4.人間ドック、健診、企業健診の営業活動により、延べ受健者数3500名を達成する。営業活動実施に関わるクライアントへの適切な接遇・応対の教育実施。                        臨床検査科                 

5.薬剤科の患者に対する薬剤管理指導の徹底および毎月実施患者数25名×2回=50回とする。
退院時処方に関する指導、説明の実施。             薬剤科

6.放射線技師の超音波断層診断装置の生理検査実施を行なう。操作範囲拡大教育のため4月より6月、7月より9月において実施する。適時現場実施。                            放射線科

7.集団的栄養指導を年間4回、1回につき15名を当院の患者、非患者を問わず実施する。                       栄養科

8.作業療法開設準備室の設置によるリハビリテーション科の組織再編成と業務内容の変革。
老人訪問看護ステーションの開設により実施される訪問
リハビリテーションの実施マニュアル作成。
毎月30件以上の訪問リハビリテーション実施

以上の達成目標において全員参加を基本として実施する。
いかなる場合も関係のない職員はありえず、協力しない者、実施しない者は当院の職員として不適である。セクショナリズムは絶対的に排斥し、各部門の達成目標に対して相互に協力しなければならないことを自覚し、強く『自己管理』を要求する。

以上の目標は、診療実態からして必要不可欠なことであり、今までのセクショナリズム等によって抜け落ちていることを調査把握したうえで必要なことを実行することとした。決して過剰診療の上に目標を立てているものではありません。目標達成優先ではなく、患者さんのためにするべきことを確実に行ってください。

この記事が参加している募集

オープン社内報

このnoteは、私の人生において成功・完結・失敗・後悔などのストーリーです。 若い皆さんのヒントになればと思って書いています。 書いてほしいことがあれば、気軽にご連絡ください。 サポートは結果であると受け止めておりますのでよろしくお願いいたします。