見出し画像

赤ちゃんの発育の遅れが気になってアメリカでリージョナルセンターのお世話になった話

2021年の3月末に産まれた赤ちゃんですが、一歳を迎える前に発育の遅れが目立つようになり、かかりつけの先生に相談しに行くことにしました。

これまで、寝返りを始めたのは育児書などに書いてある月齢よりも気持ち遅いかな、という程度でしたが、ずりばいをし始めたのも遅く、はいはいを未だにしない、自分でお座りポジションに移動できない、なかなか目が合わない、こちらが呼んでも反応しない時が多い、呼んでもやってこない、抱っこを求めてこない、などなど色々心配になることが出てきて、一歳の健診の時に相談してみよう、と以前から妻と話していたのですが、妻はすぐにでも相談したいということでしたので、一歳の検診を迎える前、赤ちゃんが 11 ヶ月の時に PCP (かかりつけのお医者さん) に相談に行きました。

上記のことを相談したところ、先生からは Westside Regional Center というリソースを紹介されました。ホームページを見てみると、どうやら発育の遅れや障がいのある子にどのケアを提供する必要があるか診断を下し、提供されるケアをマネジメントしてくれる非営利の団体のようです。カリフォルニア州には 21 の Regional Center があり、私たちが住んでいるところを管轄しているのは Westside Regional Center でした。

2022/03/18 ホームページから申し込み書類をダウンロードしてメールで送信。
2022/03/21 先方から、送った書類の中でサインをしてほしいものがあるとの連絡あり。当日中にサインをしてメールで再送。
2022/03/23 書類が揃ったので、フィジカルセラピストとインテークカウンセラーとの面談を通じて、赤ちゃんがどのようなサービスを受けることができるか診断します、との連絡あり。
2022/03/31 フィジカルセラピストさんとのオンライン面談。赤ちゃんの発育具合を診てもらいました。
2022/04/04 インテークカウンセラーさんとのオンライン面談。ここでも赤ちゃんの発育具合に関する質問を色々受けました。
2022/04/28 サービスコーディネーターがアサインされ、赤ちゃんがサービスを受けることができるとの連絡あり。フィジカルセラピストさんが週に1回、ジェネラルスティミュレーションスペシャリストさんが週に1回、来てくれることになりました。

スクリーンショット 2022-05-20 23.11.32
赤ちゃんが満12ヶ月時に受けた診断の結果。だいたい3ヶ月程度の遅れ

2022/05/12 スティミューレションスペシャリストさんとの1回目のセッション:今まで気づかなかったのですが、赤ちゃんが手を触られることを嫌がることがわかりました。手のオイルマッサージを勧められました。セッション中に上手に鍵をつまむことができました。
2022/05/17 フィジカルセラピストさんとの1回目のセッション:赤ちゃんが立ち上がるときにいつも左足から立ち上がることを指摘され、右足からも立ち上がる訓練をすることになりました。
2022/05/19 スティミューレションスペシャリストさんが体調不良でセッションはキャンセルになりました。
2022/05/24 フィジカルセラピストさんとの2回目のセッション:膝立ちで手押し車を押すことを勧められました。
2022/05/26 スティミューレションスペシャリストさんとの2回目のセッション:遊んでいて目が合うので特に自閉症などの心配はしていない、と言われました。
2022/05/31 フィジカルセラピストさんが旅先から帰るはずのフライトがキャンセルになりセッションできませんでした。
2022/06/02 スティミューレションスペシャリストさんとの3回目のセッション:以前に比べ、手を触られてもそれほど強く引っ込めたりしなくなった、とのコメントがありました。
2022/06/07 フィジカルセラピストさんとの3回目のセッション:セラピストさんからは特に心配はしていない、とのコメントがありました。
2022/06/09 スティミューレションスペシャリストさんとの4回目のセッション
2022/06/14 フィジカルセラピストさんとの4回目のセッション:自分自身で立つことができる時間が少しだけ長くなった気がします。
2022/06/16 スティミューレションスペシャリストさんとの5回目のセッション:大きなブロックを自分で積むことができました。ただ、まだおもちゃをすぐに投げる傾向にあります。
2022/06/21 フィジカルセラピストさんの担当している別の子がコロナに感染してしまったので、大事をとって今日はキャンセルになりました。別にお願いしていたフィーディングセラピストさんがお昼に来てくれました。赤ちゃんの食事について色々アドバイスを受けました。フィーディングセラピストさん曰く、普通の赤ちゃんだから心配ない、とのことでした。
2022/06/23 スティミューレションスペシャリストさんとの6回目のセッション:アイコンタクトをたくさんしてくれる、と言っていました。Pandemic baby の一人だろうとのことです。どうやら、我々の赤ちゃんのようにパンデミックの最中に産まれてきて発育が遅めの子が結構いるようです。
2022/06/28 フィジカルセラピストさんとの5回目のセッション:初めて自分で4−5歩歩くことができました。歩けるようになっているとは思わず、私も相方もびっくりしました。
2022/06/30 スティミュレーションスペシャリストさん体調不良のためキャンセルになりました。
2022/07/05 フィジカルセラピストさんバケーションでお休みでした。

私たちがアメリカを離れることになったため、以上でセッションは終わりになりました。アプリケーションを出してからセッションが始まるまで2ヶ月近くかかったのですが、それでもフィジカルセラピストさん5回、スティミュレーションセラピストさん6回のセッションを受けることができ大満足でした(費用は全てカバーされました)。遊び方やトレーニング方法を教えてもらえただけでなく、日頃心配なことについても質問することもでき、とてもありがたかったです。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?