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法定相続情報一覧図ゲットだぜ!【相続登記、自分でやってみた】

前回までのあらすじ

母が亡くなり、相続登記をすることに。
そのためには、「法定相続情報一覧図」なるものがあれば便利だよと噂を聞きつけ方向転換。
相続登記の前に、法定相続情報一覧図の申請をすることになりました。

というわけで、必要書類を集め、申請書を作成して、ようやっと法務局に登記相談の予約を入れました。
一発OKをもらえる人がなかなかいないという法定相続情報一覧図、ノーミス提出なるか!?

今どこ?


法務局です。
予約時間の30分前に着きました。(緊張しすぎ)
だからといって早めてもらったりすることはなく、ベンチに座って順番を待ちます。

イメージです。天井はまさにこれ

ところで法務局って、グレーのスーツのミドルエイジしかいないイメージがあるじゃないですか。(ないですか?)
ところがどっこい。
受付カウンターで大きな書類を見せて話し込んでいるのは、金髪ギャルです。

その横にいるのは、ふつうのおばさま。
いつも行くスーパーですれ違ったことがあるような…ないような…。
そのくらい既視感(安心感)のある、私にすごく近い女性です。
みんないろいろあるんだな~と勝手に親近感。

母の口ぐせが「なんでも自分でやんなさい」だったので、相続登記にもチャレンジしてるんですが、みんな意外と自分で手続きやってるんだなあと実感。
勝手に心強いです。

で、どうなった?


予約時間きっかりに名前を呼ばれて、仕切りのブースに。
昔のマンガに出てくる感じの、「ザ・事務員!!!」なおじさまスタッフさんがいらっしゃいます。


イメージです。CANVAのAIに作ってもらいました。


私「法定相続情報一覧図の申請をしたいので、書類のチェックをお願いします」
(本当はこんなにスラスラしゃべれず緊張のあまり嚙みまくった)
おじさん「あらっ! こりゃまたいっぱい戸籍とったねえ(笑)」

そうなんです。
うちの母、やたらと転籍が多かったので、戸籍は最終的に12枚くらいになってました。
なんだか気恥ずかしくなって、恐縮する私。

だってなんかほら、戸籍がやたらあるって、人生山あり谷ありが過ぎるじゃないですか。
すごーく問題のある人生だったみたいで…恐縮です。

でも、母の名誉のために付け加えておくと、転籍は本意ではなく、親戚のあれこれに巻き込まれたみたいでした。
絆ってしがらみだよね!!

書類は一発で通ったの?


ええもちろん!
と、言いたいところですが、不備がありました。

住民票の添付を忘れてしまいました。

イメージです。写真ACさまより。ほんとなんでもあるね!!

ここでもっかい教科書を確認。
左ページの5です。
「住所を記載する場合、各相続人の住民票の写し」が必要。


これは松山法務局からもらったもの。見すぎてしわくちゃです。

ちなみに、住民票の添付は、「法定相続情報一覧図に住所の表記をする」を選択した場合のみ必要になります。
「住所の表記をしない」場合、住民票がなくても大丈夫です。

ここで豆知識…
法定相続情報一覧図には、住所の表記をする・しないという選択肢があります。
でも、住所の表記をしていた場合、銀行口座の相続手続きの際に、住民票の提出をしなくてよくなる場合があります。
必要だよ!!って言われる場合もあります(一行だけ言われた)。
なので、せっかくだから住所の表記をしてもらうとのちのち便利です。

一発合格ならず~。ポヨヨヨヨ~。(残念な効果音)
というわけで、この日の提出は諦めて、いったん帰ることに。

申請書と戸籍の揃いっぷりには不備がなかったので、住民票を付け足して、あとは郵送となりました。

が、またしてもここでつうこんのミス…!

返信用切手がぜんぜん足りてなかった


ソワソワ待っていたところ、郵送からきっかり2週間後の午後イチに法務局から電話が。

えっまた不備??と怯えながら出てみると、
「申請は完了してるんですけど、切手が足りなくて送れないんですう~」と申し訳なさそうな声のおにいさん。

それはこっちが申し訳ない…。
えっでもたしか180円も入れたのに?と思っていたところ、

・母の戸籍の束12枚
・法定相続情報一覧図の証明図10枚(無料なのでつい頼みすぎた)
・申請書の控え

これだけ入るんだからぜんぜん足りないわけです。

というわけで、郵便局に走って追加の420円切手を入れた封筒を慌てて送りました。

きたよ!とうとう!法定相続情報一覧図の証明図


切手を送って三日後、とうとう来ました!!
早いぞ法務局! ありがとう法務局!

ぽつーん。父と私しかいない相続情報。


やっと会えたね…。
この、たった一枚の紙きれを取るのにどれだけ走り回ったことか。
スタートしてから約一か月かかりました。
でもこれ魔法のパスポートなんで!
今後の相続手続きが超スピードで進むはずなんで!!

回れ僕らのPDCA!今回の失敗から学んだこと


・書類はすべて持っていく
・切手は予想した最大金額(定形外なら1kg以内の710円)を入れる

突然ですが今回の学びです。
忘れるくらいなら、ぜんぶ持ってけばいいじゃない。
不備でお手間をおかけするくらいなら、マキシマリストになればいいじゃない。
というわけでこれからは、「手続きには実家の書類全持ちで行く」ことにします。

これでもう忘れ物はしないはず!

ちなみにこの書類全持ち、のちに相続登記の本番でめちゃくちゃ威力を発揮します。(つまり相当忘れ物をしていた)

実家の書類がすべて入ったバッグ。別名:実家のクローゼット。
バッグはダイソーで300円。
A4書類が入ったB4封筒が、余裕で縦にも横にも入ります。
大きさの比較に、買って一か月で使われなくなったバランスボールを置いてみました。


中身はこちら。
戸籍、印鑑、住民票、免許コピー、保険の証券、手続き中の書類などなど、とにかく実家の書類はなんでも入ってます。
忘れっぽいのでタスクは縦置きで。


次はいよいよ相続登記です!
素人だけど、知識もないけど、やってやれないことはない!
お役所や郵便局や、そのほかたくさんのやさしい方々のお力をお借りしてなんとかがんばります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
とっても感謝しています。

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