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文学賞の選考委員って何してるの?

こんにちは。運営のまつです!
いよいよ第5回の文学賞に向けて選考委員の募集を開始しました!
もしご興味のある方は、以下の内容を確認の上、ご連絡をお願いします!

とはいえ、もうちょっと詳細な情報を公開できればな、ということで今回は実際に選考委員になったら、どう動いていくの?という話です。

選考のスケジュール感

だいたいですが、以下の感じの動きになります。

え?一次募集と二次選考同時スタートなの?っと思ったアナタ。するどい!

そうなんです。文学賞は「すべて読む」ことを掲げているので、募集が始まったと同時に二次選考のひとたちは推薦作品を読み始めます。

同様に二次選考と最終選考期間に重複があるのは、二次選考委員が最終推薦作品を選んだら同様に最終選考の選考委員が候補作を読み始めるからです。

二次選考委員は2月末くらいに「どの作品を推薦するか」を他メンバーに伝えて、推薦理由を書いてもらいます。

2月の頭は推薦理由の執筆期間と最終選考の読書期間が被っているんですね。

選考委員同士のやりとりは?

基本的にSlackというチャットアプリを使って連絡をしています。
この文学賞は基本「オンライン」完結です。

理由は選考委員が全国に散らばっているので一箇所で顔合わせて、というのが厳しいんですよね。

あと最初の選考の説明とか、最終選考などはZoomを利用しています。
文学賞終わっての打ち上げをすることもありますが、これまたオンラインです。

選考段階個別の流れ

二次選考

二次選考は先に書いたように一次募集が始まったらスタートします。
とはいえ、厳密には同時スタートではありません。

なぜかというと二次選考委員は自分が読みたい作品を「指名」するんですが、そのためにある程度の推薦作品数が必要だからです。

この指名方法は毎年工夫を続けていますが、いまのところは
「○月○日の○時から指名開放しますよー」とアナウンスがされるので、そのタイミングになったらHPにログインして、それぞれが担当したい作品を登録します。

推薦作品は読んでいる間にも増えていくので、こうしたことを何度かしていって担当作品が決まっていきます。

なぜ指名制にしているかというと、ホラーが大の苦手な人がホラー作品を読んで判断、とかだと推薦にハンデが生まれてしまうなぁ、という理由からです。

で、きちんと読んだことを伝えるためにも作品にコメントをすべて残してもらっています。

二次選考は性質上、最終選考よりも交流が少なめになってしまうことが多いですが、その分、自分と作品の時間で完結するので毎年、二次選考を希望される方も多いです。

最終選考

こちらは上記のスケジュールであったように本格始動は2月からです。

でも三ヶ月待ちぼうけで、最終選考でいきなり意見交換を!となると急展開すぎるので、1月2月のどこかなどで「好きな作品紹介」などのプチ読書会のような交流会をしたりしていました。もちろん参加は任意です。

で、いよいよ2月からスタートとなると最終選考を貪るように読み始めます。

こちらは最終選考作品なので、自分の意思で作品を選ぶことはできません。

でも読者の目を二回(一次募集・二次選考)も通して、その上で推薦されてきているので、本当に珠玉の作品です。

正直、毎年「あぶなー!!この本、読んでなかったなんて!!」っていう驚きがあります。

ぜひ選考委員として参加をしてみてください。

こんな感じの選考委員を現在、募集中です。

ネットのイベントへの参加って、最初は少し怖いかもしれませんが、集まる人たちは本好きなひとばかりです。

普段の読書とは、また違った読書体験があるはずです。
ご興味があれば、ぜひ参加をしていただけたらと思います!!

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