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Nothing Phone(2)を2ヶ月間使い倒した率直な感想

どうも、マツキと申すものです。
今回は、2023年7月にNothing社から発売された新モデル、Nothin Phone (2)のレビューをしていきたいと思います!

メインスマホとして使い倒してみてよかった点と正直微妙だった点、、どちらも率直に書きますのでぜひ最後までご覧になってください。

また、動画でもレビューしているので、実機を見たい方は以下をご覧ください。(チャンネル登録してくださると超絶うれしいです)

頼むよNothing!FeliCa非対応な件について

発売前から日本では話題になっていた、FeliCaへの対応についてまずは言わせてほしいです。

ぜひ対応を検討してください!!!(大声)

Nothing Phone (2)はNFCには対応しているものの、FeliCaに非対応です。
つまり、国際規格であるVISAやJCBのタッチ決済は使えるものの、日本独自の規格であるsuica、pasmo、iD、QUICPayが軒並み使えないことを意味します。
これが原因でNothin Phoneの購入を見送った人も多かったのではないでしょうか…。

ぼくは普段VISAのタッチ決済を使うのですが、このスマホで問題なく使用できて満足しています。ですが、電車に乗るときにsuicaが使えないのは非常に痛いです。今後の機種では対応してくれることを望みます。

現時点での対策として、suicaに対応しているスマートウォッチを連携させることが考えられます。
僕もFitbit Charge5を購入して設定しようと試みたのですが、何度試してもなぜかsuicaを登録できず…。調べてみると、同様の問題に直面している人が多く見られたので、Nothing Phone側の問題ではなさそう。
お金をケチらずApple WatchやGoogle Watchを買えばおそらく問題なく使用できるはずです。

(10月にGoogle Watch 2が出るっぽいので僕はそれを待ちます)

Nothingはイギリスのブランドであり、国際的な製品展開をしています。
その中で今回の(2)の発売は全世界で大きな反響があったことでしょう。プロダクトとしては非常に魅力的で今後も発展の可能性がおおいに見込めます。
つまり今後、日本での市場が重要だと判断されればFeliCa対応もなされるはず。実際にiPhoneなどがその典型例でしょう。

僕はいちファンとして、その”とき”を待つとします…。

アプリごとのグリフ設定ができないのは残念

せっかくカスタマイズ性の高いグリフインターフェースを備えているにも関わらず、アプリごとに異なるパターンを設定できないのは正直残念なポイントだと思います。

パターンAはLINEに、パターンBは着信に…というように割り当てられたら、より”グリフである意味”が出てくると思います。あとにも書きますが、「画面を見ずに通知がわかる」というのが良さでもあるので。

とはいえ、ソフトウェアレベルの話ではあるので、今後のOSアップデートによる機能追加が期待できると思っています!

見た目やグリフインターフェースに言及せずにNothingは語れない!

Nothingといえば何といっても背面のデザインですよね。正直たまらないです。購入前は、光るのはかっこいいけど正直数日で飽きるかな…と思っていました。(ごめん侮ってた)

結果、2ヶ月経った今でも「かっこよ…」と思うことがしばしばあります。

まずスマホを置いたとき。背面を背にスマホを置くと、ピロリンとグリフが光ります。はいかっこいい。男心(?)をくすぐります。
なにげなくスマホを置いた瞬間に不意打ちで完全に心を掴まれました。

このグリフインターフェース、ただ光るだけじゃあありません。
スマホの機能と連動していたり、自分だけのパターン(と音)を作って通知に使うことができたりします。

スマホを裏に向けていても通知が来たことがわかるが、内容を表示するわけではないため集中力を奪われにくいという利点があります。とはいえ、集中するならスマホを手の届く範囲に置かないのが正解なので個人的にはアピールポイントとしては薄いです。

個人的にいいなと思うのは、音量や充電の進み具合をグリフで表示してくれるところです。これらはいちいち画面を見なくても確認したいことなので、非常に重宝しています。

意表を突かれたのは、そのUI

Nothing Phoneのもうひとつの大きな特徴といえば、その独特のUI(ユーザーインターフェース)ではないでしょうか。
時計、天気や設定へのクイックアクセスなど、独自のウィジェットが多数搭載されているほか、全アプリのアイコンをモノクロにすることができたり、画面を完全にNothingの世界観にすることができます。

…と、まあこれはいろんな方のレビューを見てもわかると思うのですが、僕が今回特にいい意味で驚いたのは、設定などのいわゆる”裏のUI”、そしてインタラクション

Androidスマホは、OSの上に各社独自のUIを載せるのが一般的です。例にもれずNothingもそうなのですが、その快適さには驚きました。

画面を上からスライドした時の通知や設定項目の表示とその遷移、各種設定項目へのたどり着きやすさなどが今まで触ってきたUI(XaomiやGalaxy)より優れているように感じました。
探したい設定に迷わずたどり着けるのは非常に大事で、特にiPhoneと比較するとカスタマイズ性がAndroidでは高い使いやすさに直接影響します。

また、画面ふち(左右どちらでも!)からのスワイプが「戻る」操作になっているのも便利で、今では完全に手が慣れてしまいました。
もうほかの操作感には「戻れ」ない。

スマホとしての性能面とそのコスパ

そしてそして、スペック的にもこのスマホ、けっこういい感じにまとまっているのでは…?というお話。

チップの性能

スマホの性能の肝はプロセッサー。Nothing Phone (2)ではQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1を採用しています。このチップは「現在一番のハイエンド」というわけではないですが、1~2年前のトップを張っていた性能のチップになります。つまり充分ハイエンドクラスです。
実際、3DCGをゴリゴリ使うタイプのゲーム(ヘブンバーンズレッド)も問題なくサクサク動いてくれています。

バッテリー・充電

バッテリーは4,700mAh、有線での充電は45Wまで対応。
バッテリーに関してはなんとiPhone 15 Pro Maxよりも多いです。(Apple公式では容量の発表はされないものの、推定値が出ている模様。およそ4,422mAh)

充電速度に関しても、対応するケーブルが必要にはなりますが、45Wでの充電はかなり早い部類です。使ってみた感じ、シャワーを浴びて食器洗いやなにやらしてひと段落つく頃には半分前後充電できているイメージです。

カメラ

カメラについては、ハードの差があるので現在の最先端のハイエンド機には敵わないと思いますが、それでも個人的には十分な性能だと思いました。以下にいくつか作例を載せますね。

カフェで食べたチーズケーキ

↑この写真、Xで「Nothingで撮ったよ~」と投稿したら外国の方(?)から「はい嘘」と絡まれました(笑)

絡まれた図

特に何の設定もせずにNothingの素のカメラで素人が撮ってこのクオリティです。被写体と日照条件に恵まれたのでしょうが、僕が今まで撮った写真の中で間違いなく1位だと思っています。

そのほかはこんな感じです。

夜の新宿で横断歩道を渡りながら。手振れ補正もいい感じ
ゴールデン街:ラーメン凪の路地裏。グローバルの波
煮干しラーメンの勇、ラーメン凪

劇的に良いというわけではありませんが、このように日常を撮るには十分な性能なのではないでしょうか。(写真を撮りなれていないので普通にぼくが下手なのもあります…。)

その他個人的なツボ

  • RAMが8GBor12GBなところ。iPhone15はProにしてやっと8GB

  • Bluetoothの対応コーデックが多い→音質の良い音楽を聴ける

  • 画面内指紋認証のスピードが速い!

さて、いろいろ紹介してきましたが、価格面はどうでしょうか?
革新的なデザイン、6.7インチの大型画面、ハイエンドな性能を備えたNothing Phone (2)ですが、価格構成は以下の通り。

  • 8GB RAM + 128GB : 79,800円

  • 12GB RAM + 256GB : 99,800円

  • 12GB RAM + 512GB : 109,800円

僕はバランスを見て真ん中の構成を選びましたが、このスペックで10万円を切るお値段…!ところどころiPhone15にも勝る面もありながら、、、正直安いと思います。

結局誰におすすめなのか?

書き始めたら熱が乗ってしまい、長くなってしまいましたが読んでくださってありがとうございます。

で、つらつら言ってるけど誰にオススメなの?っていうところをまとめましょう。結論、以下のどれかに当てはまる人にオススメです。

  • 光る背面にシビれた

  • みんなと同じiPhoneはいやだ

  • 最近のスマホ、みんなデザイン一緒じゃね?

  • 性能がいいスマホがいいけど最近のハイエンド機は値段が高すぎ…

この中にピンときた項目があるならば、Nothingをチェックしてみる価値があるかもしれません!


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