部下を育成できるという幻想/時短、時短と言わないでよ!という管理職のあなたへ。

お仕事系、皆様関心があるようです。それだけご苦労されているのではないかと推察します。今日もお疲れ様です。

最所あさみさんのnoteを参考にしています。

https://note.mu/qzqrnl

さて、部下を育てようとお考えの方、根本の前提が間違っています。人は育てられません。自ら気付き、学習し、勝手に育ちます。大体、あなた自身を見てください。人を育てる資格がありますか?それだけの勉強と経験(人を育てた)を積んできました?大丈夫です。部下を信頼し、失敗させ(怪我しない程度に)見ているだけで優秀な人は勝手に育ちます。

えっ、優秀じゃないのはどうするのか?こちらも、放任でOKです。怒っても双方が不愉快なだけで解決になりません。自ら改めるまで、気付くようには促しますが、ほとんど無駄です。力量を冷静に見極めて、最低限の仕事内容にとどめリスク管理に努めます。

ただし、説明の仕方を毎回工夫し、何度も同じ内容を伝え、ゴールの明確化、納期、は必ず確認して相手に復唱させます。

チームのスピードをあげるためには、マネージャーによる徹底した納期管理しかありません。はじめる前に、ゴール(仕様や出来栄えイメージなど)を明確化して共有します。他の要素はざっと割り振って、一刻も早くスタートします。

マニュアルは価値や品質を維持するために、最低限必要な手順やコツを明文化したものです。単純作業はもちろん、「考える」業務についてもマニュアル化が可能です。むしろ、一見、マニュアル化が難しそうに思える業務こそ、明文化すべきです。どのような手順、コツで「考えている」のか明文化できます。

よくある話ですが、チームを一本のチェーンに例えると、その強さはチェーンの中の一番弱い輪っかで決まります。遅い人、負荷の大きい内容が弱い輪に相当します。これをコントロールできれば、スピードを上げることができます。

遅いといっても、単に知識がないだけかもしれません。マニュアルを活用してベテランのノウハウを教えてあげてください。

余談ですが、世代差による常識の違いは、認識しておく必要があります。説明の例え話で「エジソンの電球」と言えば50代の人は分かります。20代はエジソンを知らない人もいます。

ちょっと厚い本ですが、エリヤフ・ゴールドラットの「ザ・ゴール」は役立ちます。全体最適と部分最適の理解は応用がききます。ご参考まで。


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