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子どもの頃に好きだったものは永遠に好きらしい


大人なのだから、と躊躇するもの。

誰かに叱られるわけでもないのに、もう大人の階段を登ったのだからと勝手に遠慮してるもの。
あるよねー。

子どもの頃の私はかなりのアクティブ少女だった。木登りも虫探しも川遊びもドッチボールも大好きだった。

結構一人遊びもしていたが、やりたいことが一致した友達とワイワイ遊んでいた気がする。たまたま出会った子と遊ぶこともあった。

平和な時代だったな。

いや、遠い目をしている場合ではない。きっと私の本質は変わっていない。


近所に川がある。
水が澄んでいてとてもきれい。
我が子が小さい頃はよく遊びにきていた。

通っている鍼灸院への経路に、遠回りだけどこの川沿いの道を選び、水を眺めて帰ることが最近の定番になった。

夏の今は川遊びをする少年たちや家族連れで賑わっている。

気持ちよさそう。

ふと思った。
ちょっと川原へ降りてみようかな。

気づいたら登ったはずの大人の階段までも降りてた…

一人川遊び。

ぎょ。

ズボンをまくって川に浸かる中年。

ぎょぎょぎょ。

真夏の太陽、キラキラの水、
最高かよ。

足を水につけるだけのつもりだったのに歩き回ってしまった。
痛ててて〜
足ツボ、最高かよ。

キラキラきれいでしょ


人気のないところを選んだつもりだったが、音楽を流しながらザバザバと水の中を歩いてくる少年グループがいた。
スキマスイッチ「全力少年」
私も知ってる音楽を流してくれてサンキュー。

と思ってたら、彼らが私に気づき、ひっくり返りそうになるくらい驚いてた。

おいおい、失礼だぞ。

あ、
私、グリーンのTシャツ着てたわ。
背の高い草に埋もれながら水と戯れる緑色の物体。
河童…⁈
これは反則だったわ。
ごめんよ全力少年たち。

一人笑いが止まらない。
ヤバすぎて楽しい。
暑すぎて気持ちいい。

もう遠慮してる場合ではない。

そして味をしめた私は、2回目の一人川遊びをしてきた。
暑さが吹き飛ぶ。
たくさんの少年たちが遊んでいたが、
私、今回は白いTシャツを着てたので無問題だった。(たぶん)

しかし何やら視線を感じた。

河童じゃないっつーの

と思いながら顔を上げたら、似たような年齢の女性が静かな目で私を見ていた。ラッシュガードに短パン。ガチだ。

お、貴方もお仲間でしたか

お一人様発見。
心の中でハイタッチした。
(たぶん)

貴方も大人の階段を降りたのね!
(たぶん同意)

次に会えたら遊ぼうね!
(たぶん同意)笑


さらに調子に乗った私はラウンドワンへも行ってきた。これはさすがに一人ではなく、身体を動かしたくてウズウズしてるママ友たちと行った。

謎に盛り上がる中年たち。結果、怖いくらい楽しかった。みんな膝やら手首やら痛めながらも朝から夕方まで動き倒し笑い転げた。
もう本能むき出し。
こわっ。笑

そして
ダンススタジオにも通い始めた私。
子どもの頃から何度か途切れながらも長く続けてきたけど、流行り病の時期に辞めてしまっていたのだ。
やっぱこれも好き。

子どもの頃に好きだったものは永遠に好きらしいって話。
さらに、大人なのにという前置きが楽しさ倍増させるという新発見。

また川遊びに行こうっと。
河童出没注意。笑

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