蛍の灯り、散歩道
先週、蛍を見に行きました。
熊本へ移住して、もうすぐ3回目の夏を迎えることを感じます。
近所で蛍が見れると知って、熊本で人生初の蛍を見ました。
夜目に切り替わってやっと見える一瞬の薄い光の点灯に感動。
今年は去年より人が多く賑わっていて、遠くから見て蛍だと思っていた光は、おそらくスマホの画面の明かりだったと思います。
蛍の光は、遠くから見えるほど明るくなく、iPhone撮影だと夜間モードで露光時間を長くしてさらに画像加工で露出、コントラスト、ハイライトなどをいじってやっと見えるほどの光。
この日は風が強かったからか数は少ないのですが、やはり感動します。
夜の20時ごろ。
辺りは、まだほんの少し日没後の気配が残っていて、遠くの街灯などで真っ暗ではなく。
奥へ行くほどたくさんいるように見えて、ずんずん進むも、一箇所に集まっているというより点々としていました。
はぐれないように息子は夫に肩車をしてもらって、わたしは息子につかまって。少し離れるたびに、息子に「お母さんあぶないよ!」「落ちるよ!」と言われていました。(こんなふうにいつも息子に注意されます)
飛んでいる蛍が近くに来てくれたりもして、
フッ__と
すれ違った方の足に蛍がとまりました。
わたしたちが「ふわぁ…」と声をあげて立ち止まると
その方はそっとつかまえて、手の中で優しくふわっと開いて、わざわざ息子に見せてくれました。
美しくて可愛くて、高揚と感動で、なんだか言葉が出てこなくて、ありがとうございます、とだけ、伝えました。
現在、蛍を見られる機会は年に一回だけですが、その貴重な時間に見せてくれる淡い光は、一年経っても映像として思い返せるような深い記憶になります。
去年の記憶も鮮明だし、きっと今年のこの体験のことも、来年同じ時期に思い出すのだろうなと思います。
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ところで、先日我が家にあるソーラーランタンを息子がおもむろにお尻に入れて、蛍になっていました。笑
かわいいなぁ。
これも鮮明に残しておきたい記憶の一つになりました。
蛍、見に行かれましたか?
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