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【私への手紙】オトコとオンナのおとぎ話 #6

…つづき

いつの日か、心から人を好きになれるかな。。

変わりたい…
けど、どうやったら変われるの?

そもそも、頭で考えるものではない?
心が感じたまま素直になればいい?

その場しのぎの恋愛を続けた私は
それに慣れてしまい、当たり前になり、
どうしたらいいのか分からない。
何が正解なのか分からない。

ただただ普通の恋愛をしたいだけなのに。。

『ひと夏の恋』なんてよく言うけれど
人の数だけ、人それぞれの『ひと夏の恋物語』がある。

勢いよく激しく燃え上がり
キレイに散ったあとは何だか切ない、
そんな打ち上げ花火のような恋だったり…

小さな火花を輝かせ
最後は静かに終わる、
そんな線香花火のような恋だったり…

どんな恋物語であっても
誰かを好きになる、ということは素晴らしい。
そして
愛する人がいる、ということは強くなれる気がする。

『ひと夏の恋』ではなく
『終わらない恋』をするときが
いつかやってくるのだろうか。

『終わらない恋物語』の主人公に
いつか私もなれるのだろうか。

『惚れたもん負け』なんてこともよく言うけれど
恋愛に勝ち負けを決めていたら、それはゲームの恋。
勝ち負けなんて関係ないのなら、それは本物の恋。

惚れて刺激的な恋もあれば
惚れられて落ち着く恋もある。

そんな風に私は思っていた。

傷つきたくないからと
割り切るゲームの恋しかしていなかった私が
いつか誰かのことを本気で好きになれるのだろうか。
本物の恋を知らない自分を惨めに思う。

もう、傷つきたくない。
お互い、傷つけ合うことはしたくない。

心の中に、不安がずっと居座っている。

一体、誰に恋をしたら失恋しなくて済むの?
一体、どんな恋をしたらハッピーエンドになるの?

涙の数だけ強くなれるって言うけど
あとどのくらい、涙を流したらいいの?

恋の数だけキレイになれるって言うけど
あと何回、恋をしたらいいの?

ねぇ、誰か教えて。。

つづく…

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