【古のジャニヲタ】オリキへの目覚め

大昔の話だ。小学生のころの私にとってジャニーズタレントはテレビの中の人であり、たとえデビューしていないジュニアであっても会えるだなんて思いもしなかった。

しかしコンサートに行くようになると気付く。私たちがここに来るみたいにジャニーズもここにくるじゃん…コンサートは三日間。私は今日のチケットしかないけどジャニーズは明日もくるじゃん?

ここから始まった。

最初はコンサート会場入りするジュニアを、カフェから眺めたり、通りを挟んだ向こう側から静かに眺めることから始めた。

わたしはオリキをやっている友達がいなかったので現場や入り時間などは何度も足を運んで覚えていった。なんなんだこの言い方。笑 刑事か。

そしてある日、相手にしてもらえる時間があることを知った。そこから本格的に始まったのだが、現場で一切友達はできなかった。私だけちょっと若いというのもあったが、基本的にオリキのことを周りに言う気のない個人主義勢が多かったからだ。かくいう自分もそうだった。

人気出て欲しいけど出て欲しくない。このジレンマは今も昔も変わらず万人のヲタが抱えるものなのである。

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