まだ課題終わってないのに前期を振り返る

映像制作の中でコマ撮りのシーン(実際の風景と印刷した写真を一画面でコマ撮りするというもの)があって、その撮影をどうしても綺麗に撮りたくて、今の自分が撮れる最高レベルに達するまで撮り直し続けた。それでもやっぱり粗があるし撮り直したい箇所は多くある。スケジュールの中で出来ることはやった。また夏休み中に撮り直そうと思う。
自分の制作している姿を他コースの教授がたまたま見て下さっていて、「今の撮影を繰り返していく中で目が養われていく(意訳)」と言う言葉を頂いて上手くいかなくても次があると前向きになれた、自分の努力している姿を見ている人がいるということを実感する。教授だけでなく先輩とか同級生とか。ありがたいですね。美大のそこが好きです。皆んなに何かしらの自分のテーマや制作に対する価値観を持っているということが格好良いなと思います。だから自信持って行きたいです。夢を追う時間と場所を与えられていて挑戦出来る場所であるからこそ頑張りたいです。
身の回りの大人たちに制作してる作品を見せたら、カメラのピントが手前と奥にあっている部分を面白がっていて、本当に撮ることを職業としている方々だなとしみじみ思います。着眼点が違い過ぎてなるほどと思った。
合評も終わりまして、次に繋がるモチベーションを持つことが出来てよかった。「失恋って感じが作品に漂ってますね」とコメントされたときは恥ずかしすぎた。バレバレじゃん。
ローキーの絵作りが上手くいっていると褒めて頂いて自分でも把握していなかった作品の魅力を知る。なるほどなと目から鱗なことばかりだ。
学祭で映像の展示をしようと思っているので、新しい映像を撮らないといけない。今回作った映像で半年ほど頭の片隅にあり続けたことを映像作品として消化してしまったのでテーマ性やらが本当にない。小説読みたい。映画みたい。
映画は割と観る機会があったけど小説とか読めてなさすぎるので小説を第一優先で行きます。朝井リョウの『正欲』と宇佐見りんの『推し、燃ゆ』を読んでなかったのでこの二つは絶対読むリストに入れておきます。文庫本が出てるみたいなので古本屋で見つからなくても本屋で買おうと思います。小説は文庫本が出るまで中々買えないし、文庫本でさえもブックオフに出回り百円コーナーに羅列されるまで買わないことの方が多いけど絶対買う。読む。
春休みに古本屋に足繁く通っていたことを思い出した。古本屋にある本は面白い。売れないアイドルのサイン入りの自伝本が百円で売られていた。そのときの物悲しさなんて古本屋でしか味わえないと思う。

この真夏にスウェットを着てデートしてる人を見かける。『言葉にできない、そんな夜。』というNHKの番組でゲストがいろんなシチュエーションのVTRを見て言語化するコーナーでの“デートで割り勘か奢るかを悩む男性の心情”を松井大吾さんが【迷うくらい大切な人なんだな】と言語化していた。真夏に一軍のスウェットを着てみせる具合には気合の入ったデートなんだなと思うと微笑ましく思えた。言葉の力凄いな、全然捉え方変わったんですけど。世の中の仲違いとか捉え方一つで変わるんだろうな。
最近、前に付き合っていた人と話した。その子が別の男子と仲良さそうに喋っているのを見て変な嫉妬心に焚き付けられた。付き合いたいとかでなく、つい言ってしまった。最初よりも軽くなった“好き”という言葉の二文字がただ重かった。告白はあっさりとスルーされた。別に気まずくもなくお互いの近況を話した。その子はご飯に誘われたけど断ったと言っていた。その後にお互いの恋愛感について話して終わった。俺は人に言い寄られたら直ぐに好きになってしまうだろうけど、あの子は自分で取捨選別できる強い人で自分の足で立っていける子なんだろうなと思った。一瞬でもその人の人生に密接に関われたことを大切にしていったらいいのかな、まだ話してて楽しかったなと思ってしまったけど、ちゃんと忘れようとしないといけないなとも思った。俺も自分の足で立っていたいな。その中で誰かのことを支えたり支えられたりもたまにはしたいかな。

最近はnoteも制作に関しての内容であることが多かったし、それほどまでに生活の中に制作が入り込んでたんだなと思った。美大生をちゃんと出来てた気がします。頑張った。レポート残ってるけど前期の振り返りをしました。いえーい。夏だね。休もう、とりあえず。