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立ち上げ10年目の市民ランニングクラブ「NO-BORDER」の開放について

実は、僕が立ち上げて今年で10周年を迎える市民ランニングクラブがあります。その名も「NO-BORDER」。

ただ、ここ4~5年くらいは僕のプライベートの変化もあり(言い訳)、ほぼ器のみのようになっていました。そんななかでも9年間ずっとチームとして陸連登録(栃木陸協)をし続け、在籍しているメンバーにはフルマラソンで2時間40分を切ったり、5000mで14分台前半で走っている人もいます。もちろん、楽しく走る人もいます。

このNO-BORDERについて、2022年度から少し運用を変えてみようと思い、動かし始めています。

そこで、「なんでNO-BORDERを作ったのか」などを振り返り、今運用を変える理由や、どういうことを目指していきたいかを記しておこうと思います。

設立

2013年2月に、facebookにてこんな投稿をしていました。

【告知】
来年から栃木陸協登録で新チームを作ろうと思ってます!
最初は自分の専門の長距離、駅伝がメインになると思いますが種目レベル問わず募集中です!まだ数人しかメンバーは揃ってませんが徐々に拡大して駅伝などで活躍できたらと思ってます!
栃木で個人登録でやってる方、陸協登録しないで走ってる方、陸協登録までしなくてもいいけど所属チームが欲しい方、とにかく誰でも募集中です!笑
自分も来年度から就職なのでどのくらいできるかまだ全然わからない状況ですがとりあえず動かないと始まらない!
興味があったらよろしくお願いします(^^)

僕は、中学校~大学4年生まで”一応”競技者として活動してきました。ずっと長距離です。”一応”とつけたのは、全国どころか関東にすら出場できないレベルだったから(笑)それでも、純粋に走ること自体が楽しく、仲間と走ることが好きでした。

だからこそ、大学4年生で一区切り、という感覚はまったくなく、その後も同じように競技登録をしながら楽しく走ろうと思っていました。

陸連登録には”個人登録”という制度もあります。でも、大学を卒業して走っている仲間や先輩方も多くいたし、”楽しく走る”ための活動をしたい。そう思って、自分でクラブチームを立ち上げることにしました。

これが、NO-BORDERの設立です。

NO-BORDER

当時在籍していたウルトラランナーの芝野さんが(正確に言うと、芝野さんのお知り合いが)、ロゴを作ってくれました。

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このときの、芝野さんの投稿を引用します。

ロゴの中心となるこの謎の鳥。ウェアを着ていると必ず最初に突っ込まれるところですが(笑)これはキョクアジサシ!この鳥は最も長距離を移動する渡り鳥。これをモチーフしています。ランナーにはピッタリということでチョイスして頂きました(^o^)
後ろの地球はチームの「誰でも参加可能」という理念を。山はトレイルマラソン、キョクアジサシはウルトラマラソンの意味合いも込めて!
今は長距離ランナーしかいませんが、短距離やその他競技、更には陸上競技に限らずトレイルやウルトラなど何でもOK(^ー^)
もちろん楽しんで走りたい、走ることが趣味、他のスポーツの基礎体力づくり、ダイエット、仲間とスポーツしたい!
NO-BORDERの名前の如く、誰でも参加可能です("⌒∇⌒")

とにかく、”走ること”以外の垣根はないという意味を込めた「NO-BORDER」。そして、このロゴでした。

今回は(後述しますが)陸連登録補助という意味での拡大となりますが、理念としては競技部分はほんの一部にすぎません。

※現在芝野さんは、プロウルトラランナーであり、スポーツ整体院や学童マラソン歩走塾経営を経営されたり、Youtubeチャンネルを持っていたりと、まさに走ることを軸にマルチに活躍されています!応援!

最近の活動

立ち上げから数年こそ、練習会をしたり、大会に出場したりしていましたが、メンバーの居住地がバラバラであり、みんな社会人になって環境も変わっていったこともあり、現在はチームでの”陸連登録”が軸となっています(コロナ禍以前は、駅伝やリレーマラソンなんかはメンバーを集めて出ることもありました)。

ただ、冒頭記載の通りフルマラソンで2時間40分を切ったり、5000mで14分台前半で走っている人もいます。もちろん、楽しく走る人もいます。

陸連登録支援について

今所属しているメンバーのなかにも、数回しかお会いしたことがなく、大会に一緒に出たこともない人もいます。ポジティブな意味で「陸連登録」のためにチームに在籍してくださっています。

インターネットで世界各地の情報にアクセスでき、あらゆる手続きが一瞬で済む時代に、”陸連登録”はかなり煩雑な手続きとなっています(それでも、少しは良くなった)。そもそも陸連登録をしなくても楽しく走れるので、それはそれで良いと思っているのですが、したくても煩雑で手を引いてしまう人も確実にいます。大げさに言うと、これは陸上競技の可能性を潰すことに繋がっていると思います。

NO-BORDERは、毎年陸連登録の手続きをしています。そんななかでも競技に偏らない理念を持っています。陸上競技とランニング愛好家を、ラフに繋ぐ役割を担うことができるかも。そんなことを思い、今回「陸連登録支援」をしてみることにしました。

※手続き詳細は以下リンクからご覧ください。NO-BORDERの活動拠点である、栃木県での陸連登録となります。

今後の活動

今回の制度は、あくまで”陸連登録支援”です。陸連登録上での所属は「NO-BORDER」となりますが、これによって何かグループに所属して参加しなければいけないというわけではありません。”登録のみ”も大歓迎ですし、むしろそっちの側面が強いです。

登録以上の活動(練習会、大会や駅伝にチームで参加、ユニフォームなどの購入など)は、希望する方がいたら検討する予定です。ただし、大会も少ない情勢であり、事務をしている松嶋自身がどこまで動けるか、ということもありますので、まったくの未定ではあります。状況をみて考えたいと思っています。

とりあえず、立ち上げの経緯や理念から今回までを振り返り、「NO-BORDER」の存在意義やなんとなくの今後の在り方もみえたように思います。

試験的ではありますが、とりあえず走ってみようと思います。

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