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「よく生きる」=「人生を味わい尽くす」ことです

※この記事は有料マガジンの土日版です。というわけで本日は無料です。

人生っていうのは、ブーブーと不平不満を言いながらも割と平坦に暮らすモードと、時々死にそうになりながらハードに生きるモードがあると思うんですね。

前者の生き方はちょっとつまらないかもしれないけど、無駄にエネルギーを浪費せずに済む生き方です。後者の生き方はエキサイティングかもしれませんが、かなりハードモードで眠れない夜なども多いでしょう。

どちらを選ぶのかは、割とDNAレベルで決まっている気がしています。同じ環境で育った兄弟や姉妹でも、なんか知らんけどハードな生き方を選んでしまう方と、ストレスは高いけど、比較的平和に生きられるモードを選ぶ方がいます。それはそれぞれ人の在り方そのものなので、「もっとイージーモードで生きればいいのに」とか「もっとエキサイティングに生きればいいのに」とか言い合っても、お互いに全く響かないわけです。

なぜ無駄にハードなことをするのか?
例えば、最近、アメリカのヨセミテ公園の岩壁、エル・キャピタンをロープなしのフリーソロで登ったAlex Honnold氏なんて、ハードモード派の典型じゃないかと思います。

あるいは泳いでイギリスを1周したRoss Edgley氏とか、どう考えても頭おかしいとしか言いようがないわけです。

この2人は、それぞれどうしても岩壁を登ったり、イギリスを泳いで回らないわけにはいかなかったのでしょう。彼らにとってそれは乗り越えなければならないチャレンジなのであって、死と隣り合わせであることなど、大した問題ではないわけです。だからこういう人たちに「危険だ」とか「船で回れるじゃないか」とか「ロープ使った方が安全だ」とか言ってもしょうがないわけです。

それから瀬戸内寂聴さんとかも、まあどうかしているとしか言えない生き方です。3歳の娘を捨てて駆け落ちし、数年後にその不倫相手とは破局し、やがて小説家になり、そこからさらに出家するとか意味不明なわけです。

なぜこんな生き方をするのかと本人たちに尋ねても、本人たちもおそらく説明できないんじゃないかと思います。とにかく何かに突き動かされてしまうタイプの人たちなんでしょうね。

こういう人は意外に身近にいます
ここまでハードモードじゃなくても、自発的にハードモードを選択して生きる人たちってたくさんいます。大手の会社を辞めて借金背負って起業する人とか、大学中退してフリーランスになる人とか、既存のプロセスをぶっ壊してビジネスモデルを作り変えてしまう人とかもいます。長い物に巻かれるっていう妥協がどうしてもできず、とにかく本人が満足するまでやりきるまでストップできないのです。

こういう人は基本的に自分勝手で人の話なんか聞いちゃいません。別に悪い人ってわけじゃないのですが、やりたいことがハッキリしてるのでそうなってしまうのじゃないかと思います。そして必然的にハードな人生を歩んでいきます。模倣する相手もいませんし、周囲から理解も得られませんしね。ハードになるのは避けられません。

You gotta live the shit out of your life.
でも、死ぬ時に後悔しないのは、多分このタイプです。仮に名前も出ず、財も成さず、ひっそりと死んだとしてもです。何しろ好きなことしかやってないんだから、当たり前といえば当たり前です。

ずっと昔、「よく死ぬことは、よく生きることだ」ってタイトルの本を読んだことがあります。千葉敦子さんというジャーナリストの方が書いた本ですが、この方、自分のガンの闘病記さえもそのままネタにして書籍した強者です。周囲はきっと唖然としたでしょうが、本人にはこれ以外に生き方なんて考えられなかったんでしょうね。

今だと勝間勝代さんとか、家入一真さんとか、はあちゅうさんとかイケダハヤトさんとかもこういうタイプの人間なんじゃないかと思います。お会いしたこともないので憶測に過ぎませんけど。

僕の好きな言葉に“You gotta live the shit out of your life.”っていう言葉があります。意訳すると、「人生を味わい尽くせ」というようなニュアンスです。

そう。よく生きるってことは、「人生を味わい尽くすこと」じゃないかなと思うんです。金貯めても名前残してもあの世に持ってけるわけじゃないですけど、死ぬときに「あ〜。面白い人生だった」って思えたら、それはそれで素晴らしい人生だと思いません? 別に大それたことしなくてもいいと思うんですけど、いつかやってみたいと思っていることは、できるうちにやっておいてしまった方がいいんです。

さて、なんだからとりとめがなくなってしまったので今日はここまで。今年もあと1ヶ月くらいですね。寒くなってきたので、お体にお気をつけてください。それではまた明日。


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