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「英語が使える」 ってどういうこと?

先日ツイッターに、こんなツイートが流れてきました。

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本当にこの通りです。

海外で働くことなんて全く考えていない人もたくさんいるでしょうし、それはそれで一つの選択肢だと思います。でも、もしも「留学したい」「海外で働きたい」、あるいは「海外とビジネスをやりたい」などと考えているなら、英語ができないことは間違いなく大きなハンデになります。しっかり勉強して「英語を使える」ようになっておくことを強くオススメします。

「英語が使える」ってどういうことなのか?
では、「英語が使える」ってどういうことなのでしょうか?
アップルで16年間働き、アメリカに25年間住んだ経験から言って、大およそ次の条件を満たしていれば「英語が使える」と言っていいように思います。

1.発音が一発で通じる

聞き返されない、一発で通じる発音ができること。これは最低必要条件です。よく「カタカナ発音で大丈夫」なんていう人がいますが、真っ赤なウソです。あまりに発音が悪いのはハッキリ言って迷惑ですし、自分も損をします。なおこれ、別にネイティブと同様になれと言っているわけではありません。一発で通じるのと、ネイティブと同じかは別の話ですので念のため。

2. 仕事のことなら漏らさずにリスニングできる

会議や打ち合わせて相手の言っていることがスルスル頭に入ってくるくらいのリスニングができることも、「英語が使える」条件の一つです。日常のスラングバリバリのマシンガン・トークについて行くのは無理でいいのです。それから映画やドラマが字幕なしでわかる必要もありません。それらの方がずっとハードル高いです。

3. 質問に即答できる瞬発力

話しかけられて「あ〜う〜」とか言いながら返事を考えるのではなく、即答できる瞬発力があることです。文法が完璧じゃなくても大丈夫です。とにかくサクッと的確な回答ができることが大事です。

4. 知性を疑われない英文が書ける

もう一つ重要なのは、こちらの意図が正確に伝わる、簡潔でわかりやすい文章が書けることです。日本人が書いた英文は、文法は正しいのに何が言いたいのかサッパリわからない、などということがよくあります。そうすると、仕事以前に知性が疑われ相手にされません。言質を取られる元になったりしますし。文章はずっと残りますから、会話以上に磨いておきましょう。

5. 仕事に関係することなら苦もなく読める読解力

仕事に関わる記事や専門書ならば苦もなくツラツラと読めるくらいの読解力が身についていることも重要です。何でもかんでも日本語と同様に読める必要などありませんが、少なくとも専門書に限っていえば、英語でも日本語でも大差ない、というくらいのレベルに至るのがポイントです。

ハードルが高すぎるって? 決してそんなことはないです。みなさん「英語ができる=英会話」だと思い込み過ぎです。日常会話が一番難しいんです。仕事に使えるようになることだけに焦点を絞って取り組んでみてください。そうすれば、勉強するエリアもきっちりと絞れます。ダベリとかそんなのは後からでいいんです。

この状態に至るには数年間にわたる不断の努力が必要ですが、オンライン英会話や短期留学などをうまく活用すれば、期間を大幅短縮することは可能です。また英語学習に必要な無料のリソースはネット上にいくらでも転がっています。特にリスニングとリーディングはお金をほとんどかけずに自分でいくらでも研鑽可能ですから、コツコツと取り組みんでみてください。

英語学習ってスポーツの習得によく似ています

英語学習というと「まずは文法身につけて、次に単語覚えて、それから瞬間英作文暗記して……」というようにある特定の順番で勉強しないと身につかない思っている人が多いですが、ハッキリ言ってしまえば、どんな勉強しようと実際に使わない限りはどうにも上手くなりません。一番有効なのは:

まず使う→まずいところを修正する→また使う→修正する→また使う….

の繰り返しです。他には特にこれと言って何も必要ないほどです。オンライン英会話だってなんだってあるんだから、勇気を出してまずはドンドン使ってみましょう。

テニスや水泳だってとりあえずまずやってみて、まずいところを直したり、新しい技を覚えてまたトライを繰り返すしかないのと同じです。学問というよりも、スポーツを身につけるのと同じような感覚で継続するのがポイントです。

なお、スポーツもコーチがいると上達が早いですが、英語も同じです。英語の場合、コーチ役に見てもらった方が確実に上達が早くなるのが、発音と作文です。この2つだけは、独学で向上させるのが極めて難しいです。僕自身もこの2つはお金を払って専門家に見てもらいました。

TOEICは目的ではないことをお忘れなく!

最後にもう一度強調しておきたいのは、大切なのは英語を「使える」ようになっておくことであって、決してTOEICで高得点を取ることでも、英検1級を取っておくことでもないことです。実際に英語が「使える」ことを重視している外資系企業などでは、TOEICの点数なんて聞かずにその場で英語面接やって済ませるところも多いです。

僕自身アップル時代にたくさんのノン・ネイティブを採用しましたが、TOEICの点数なんて尋ねたことさえありません。その人の英語力は5分話せばわかるからです。

なお上の5つの「使える」ポイント、僕のやってるBrighture English Academyでピンポイントで指導しています。興味がある方はぜひどーぞ。

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