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強制と自己決定の間のグラデーション

先日、野本響子さんが「日本人は自己決定権がないから不幸なのでは?」という記事をアップしていましたが、僕も同感です。日本人の息苦しさの正体の一つは、この、自己決定権のなさだと思うのです。

大人は良かれと思って子供のためにレールを敷いたり、危険な目に遭わないようにと規則を作るのですが、これが結果として、僕らから意思決定の機会を奪い、じわじわと首を絞めていきます。

ですから、「強制は良くないもので、なるべく排除すべきである」と考えるのは、ある意味当然のことです。

でも、ですね。現実の社会は強制の連続です。しかも、死ぬ最後の日までです。

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