見出し画像

成功するかどうかは「損切りの覚悟」と「挑戦を続ける根性」でだいたい決まります

人の一生はだいたい偶然で決まっています。

成功した人は自分の努力や才能が開花したと感じますし、本人もそのように主張します。ところが、実際はそうではありません。たとえば生まれる時代も場所もまったくの偶然によるものですし、生まれる家庭が裕福かどうかも自分では選ぶことはできません。

僕は世間の基準的に言えば割と成功した方なのではないかと思いますが、これはひとえに日本という平和な国に高度成長期に生まれ、若いうちに交換留学生の試験に受かったという幸運の連続がキッカケです。それからアップルへの就職も完全に運でした。たまたま失業中に登録していた派遣会社からお誘いの電話が来たのです。派遣でスタートしたのが、やがて正社員になり、管理職になり、本社に抜擢されることにつながりました。あの電話が1ヶ月早かったら僕はきっとまったく違った人生を歩んでいたでしょう。

人生は偶然に満ち満ちている
僕らは日本に生まれたことを当たり前のことのように感じますが、これがどれほど幸運なことなのか、ちょっと筆舌しがたいほどです。

僕自身もほんの数年前は実感がなかったのですが、例えば僕がフィリピンのごく平均的な家庭に生を受けていたら、今のような経済的な豊かさに浴することは一生なかったでしょう。何しろフィリピンは2018年でも上の写真のような感じなのです。もしも52年前に、日本ではなくフィリピンで生を受けていたら? 

先進国に住む人は世界人口のおよそ7分の1ですが、先進国に生まれるかどうかというたった一つの偶然が、人生の可能性を8割がた決めてしまうのです。

運をどう味方にするか?
つまり、成功したかったら、どうにかして運を味方にするしかないのです。
そこでまず、運というものの性質を考えてみましょう。運というのはまさしく「運」なので、サイコロを振るのとまったく一緒です。吉と出ることもあれば、凶と出ることもあります。吉が続くこともあれば、凶が続くこともあります。まったくのランダムで、コントロールすることはできません。

僕らがコントロールできるのは、サイコロを振る回数だけです。サイコロをまったく振らなければそれなりに安定した一生を過ごせるのかもしれませんが、都合のいい偶然が起きてくれる可能性は基本的にないのです。凶が出る偶然に怯えつつ、サイコロを振り続けるしかないのです。そしていい目が出たらそれに飛び乗っていく勇気が必要です。

成功する人とそうでない人の違いは、この「サイコロを振り続ける勇気」があるかどうかと、いい目が出た時にそれに飛びつく勇気があるかどうかだけです。

もしも大成功したいと思っているのなら、ぜひサイコロを振り続けてみてください。

凶が出たらどうするか?
しかし、もう一つ考えておかなければならないことがあります。それは、凶が出たらどうするかです。

ここから先は

1,727字

¥ 100

もしこの記事を気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです!