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読書メモ:ライト、ついていますか

📣3行まとめ

・問題とは何か?問題を定義するまでには、認識をすることが難しい
・問題がわかると、解決した状態もわかる
・問題の当事者と当事者以外で異なる解決方法がある

問題とは何か?

問題とは何か?「望まれた事柄と認識された事柄の相違」と定義されている。そのため、自分が望む認識にならない限り解決にはならない。
解法を問題の定義だと勘違いしてはならない。特に解法が自分の解法であるときは注意

問題の定義をするためには、
・自分の望む事柄
・認識された事柄
の2つが必用になる。

認識された事柄がないとか、望む事柄がないと問題は発生しない、ということだと思う。「問題だ」と言われたら、上記2つを確認する必要がある。

問題とは「望まれた事柄と認識された事柄の相違」をもう少し詳しく。

・解法を問題の定義だと勘違いしてはいけない。特に解法が自分の解法であるときは注意。
・問題の正しい定義が得られたかどうかは決してわからない、問題が解けあとでも。
・問題理解をおじゃんにする原因を3つ考えられないうちは、キミは問題を把握していない。

解法を問題の定義だと勘違いするときは、How が問題になっている時。

解決の定義

問題の定義をしていると同時に、解いた時のことも定義しています。認識された事柄が自分の望む事柄になった時、問題は解決した、と言えるのだと思います。なので、解決の定義もここでできている。

解答とは

・解答は次の問題の出所となる
・ユーモアのセンスのない人のために問題を解こうとするな
・全部を説明する必要はない。気づかせるだけで良い
・自分で解答できるなら、周りの人は解答してはならない
・彼らの問題なら、問題の当事者にしてしまえ
・問題の原因を人、または現実のことに求めることが出来るなら解決の可能性に関する足がかりを得られる

ライト、ついてますか

トンネルから出るときにライトがついている。ライトがついたままだとバッテリーが上がったりすることがあるので修理に持ち込まれる人が増える(車のトラブルが他のトラブルを起こす)。そこで、トンネルから出るときにライトを消すように促したい。だが、トンネルでライトをつけないこともあるし、自分で消す人もいる。

そこで「ライト、ついていますか?」とトンネルの終わりに伝えることで、ライトがついているか?を思い出してもらい、消してもらうようにした。

この話では、
・認識された事柄)バッテリーが上がって修理することが多い
・自分の望む事柄)修理(トラブル)が減るようにしたい
・当事者)道路の管理社(とかだったはず)
・問題の原因の人)ライトが点灯したまま車を運転している人
となります。

ここで、「ライト、ついてますか」の問いかけで「ライトが点灯したまま車を運転している人」が当事者に巻き込まれて行動し、問題が解決する。

まとめ

問題を捉えることから始まる。問題の解決も定義づけすることができる。問題を認識しなければ、解決することはできない。常に問題の定義は正しいか?を見直さないといけない。

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