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「志望」をカタチづくる

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大学入試の志望理由書などの志望を形作っていくために何が大切なのかをまとめてみました。自分の中にある想いをを適切な言葉で表現することがつくづく難しいと考えさせられます。
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「志望」を大切に…。

「志望」を大切に…。

進学指導に関わっていると、当たり前のように「志望大学」という言葉に直面する。

「志望」という言葉を辞書で調べてみると…
志望とは、自分はこうなりたい、こうしたいと望むこと とある。

それが志望の意味であるのならば、志望大学とは、自分はこうなりたい、こうしたいと望むことが実現できる大学ということになるのだろうか。

一方、実際に受験する大学を選択する際に使われる材料として、偏差値がある。
しかし

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「志望」が形作られるまでには道のりがある。③

「志望」が形作られるまでには道のりがある。③

なぜ、その「想い」を持ち続けてきたのだろう…

「志望」について問うと、”今この瞬間に何らかの想いを見いだしました!”という奇跡的な状況に出会うことなどほとんどない。

問われた今この瞬間よりも過去に生じた「想い」について話す。

そうであるならば、その想いが生じた瞬間から、問われた今まで、ある一定の期間その想いを持ち続けてきたことになる。
紆余曲折もありながら。

なぜだろうか?
どうして、浮か

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「志望」が形作られるまでには道のりがある。②

「志望」が形作られるまでには道のりがある。②

なんか違うな…という感覚はとても重要

志望が形作られるまでには、いくつもの壁に直面する。
いったん「こうだ!」と感じたことがあったとしても、なんか違うな…というモヤモヤした感情に包まれることも多いからだ。

それもそのはずである。
「こうだ!」と感じたことは、その瞬間に「直感」で捉えられたものであって、その時の自分が表現できる「言葉」でしか言い表すことができないからだ。明確に表現できる場合の方が

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「志望」が形作られるまでには道のりがある。①

「志望」が形作られるまでには道のりがある。①

この時期になると面接練習を行うことが数多くある。
その中で、形式的な対応ばかりに意識がいって、大切なことを見失っていると感じるときがある。
私が思う「意識すべきこと」をメモしておこうと思う。

生まれてすぐにその大学・学部・学科を志望することはないでしょう?

練習に入る前に、あれこれとインタビューをする。
いつから志望するようになったのか?
生まれてすぐにその大学を志望した訳ではないでしょうから

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