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2022年センバツ注目ポイント(中級)

今回は野球よく見るし、去年の優勝校ぐらい言えるし、野球用語だってわかりますよといったレベル層へ向けたまとめです。
この記事読んでよくわからない方は、
初級編読んでください。
この後は、上級編、マニアック編、超マニアック編(未定)を出すつもりですのでそちらもよろしくお願い致します。


中級編で紹介するポイントは4つ

①中級注目選手
②中級注目カード
③中級雑学

1,中級注目選手

今回紹介する注目選手は6人

大野稼頭央(大島)
榎谷礼央(山梨学院)
冨田遼弥(鳴門)
米田天翼(市立和歌山)
松尾汐恩(大阪桐蔭)
田代旭(花巻東)

1人ずつ紹介する。

大野稼頭央(大島)
左投げ左打ちのピッチャー。
個人的に今大会でNO.1だと思っている投手。
最速146km/hのストレートと、
キレのあるスライダーを武器に、2014年は21世紀枠での出場であった大島高校で今度は九州大会準優勝でセンバツに8年ぶり2度目の出場を決めた。
その大野投手最大の特徴はスタミナ。
九州大会で4日間3試合の中で、467球(投球制限は1週間で500球)投げ抜いた。その為甲子園でも連投等が考えられる。
ちなみに、稼頭央、という名字はどこかで聞き覚えがあると思う。
父親が元楽天・松井稼頭央のファンであった事から名付けた。
弟も同じく大島高校で2年生でピッチャーをやっている。(※ベンチ入りはしていない。)

榎谷礼央(山梨学院)
右投げ右打ちのピッチャー。
140km/h前半の速球を武器に、山梨学院高校を関東大会準優勝に導いた。
榎谷投手の最も注目すべきなのは、
カットボール。
高校野球ではあまり見られない変化球なのでそれだけでも注目だが、榎谷投手のカットボールは一級品。
ちなみに、祖父、父と甲子園経験があり、父子3代での甲子園出場を果たした。
甲子園常連ながら、最高成績は春夏通じて2回戦止まりの山梨学院の壁を突破する可能性があるので注目。

冨田遼弥(鳴門)
左投げ左打ちのピッチャー。
個人的に鳴門応援しているので1番注目してる(笑)
サウスポー育成で有名な鳴門高校で2年生次からエースを務めている。
最速140km/h前半のストレートと得意のスライダーを武器に公式戦防御率0.86を誇り安定感も光る。

米田天翼(市立和歌山)
右投げ右打ちのピッチャー。
最速148km/hを誇り、今大会NO.1右腕とも呼び声高い。変化球の平均スピードも速く、全体的に速球派だ。
市立和歌山と言えば、去年DeNAドラフト1位の小園健太投手がいた。
その影響あってか、どこか似ているようにも見える。

松尾汐恩(大阪桐蔭)
右投げ右打ちのキャッチャー。
昨年から背番号2をつけ、夏の甲子園でも本塁打を放っている所謂"打てる捕手"。
打率.538、HR7でタレント揃いの大阪桐蔭を引っ張り、明治神宮大会では優勝に導いた。

田代旭(花巻東)
右投げ左打ちのキャッチャー。
松尾同様"打てる捕手"で、
花巻東・佐々木麟太郎と共にクリーンナップを打ち、
高校通算41本塁打を放っていて非常に注目。

2,中級注目カード

今回紹介する注目カードは5つ

❶(大阪)大阪桐蔭×鳴門(徳島)
(大会6日目24日第1試合)
昨秋から公式戦無敗、明治神宮大会優勝の大阪桐蔭。
上記のとおり好捕手・松尾汐恩を中心とした強力打線は、センバツ直前の関西学院との練習試合で20得点する等かなり好調。

対するは僕の推し高校・鳴門。
同じく上記のとおり大会屈指の好投手冨田遼弥を率い、投手4人の平均防御率は1.76と非常に安定。
それに加え、秋の徳島県大会では4試合で43得点チーム打率.447の強力打線。現在のチーム平均打率は.354。
絶好調だが、例年好サウスポーに苦しめられている大阪桐蔭が鳴門エース・冨田遼弥を攻略できるかには非常に注目したいところ。
〈応援紹介〉
大阪桐蔭は初級編で記した通り。
鳴門高校の、
得点時の「阿波踊り」には
絶対注目してほしい。
これを見ない人は人生の12/10損してると言っても過言ではない。
鳴門高校は、得点した時にアルプススタンドで徳島県名物の阿波踊りを披露する。
これは2018年夏花咲徳栄戦での阿波踊り
慌てて録画した為本当最後一部しか映っていない。
今回これを取る為だけにわざわざ大阪桐蔭×鳴門戦は三塁側ではなく、一塁側外野席(鳴門側)にしたほどだ。
今回はこの動画撮影リベンジを目指す僕にも注目だ!


❷(岩手)花巻東×市立和歌山(和歌山)
(大会5日目23日第1試合)
初級編で紹介した3番超高校級スラッガー佐々木麟太郎と、4番キャッチャーの田代旭2人合わせて通算97本塁打を現地点で記録し、チーム全体としても大会No.1の超強力打線。
1番宮沢圭汰は岩手県大会準決勝で2打席連続本塁打、
3番佐々木麟太郎は昨年秋公式戦で4試合連続本塁打と、抜け目もなく常に爆発力を誇る。

対するは上記のとおり最速148km/hの好投手米田天翼が率いる市立和歌山。
秋チームトップの打率.351を誇り足も速い3番大池悠太と、4番の大江陸斗率いる打線も強力。
また、2番堀畑樹が近年流行りの"つなぎ役ではなく攻撃的な2番打者"である事にも注目だ。
チームトップの11打点とチャンスにも強い。
ちなみに、5番を打つ寺田亮太郎の父は元智辯和歌山で2000年春準優勝、夏甲子園優勝している。
米田天翼と花巻東打線に注目。

❸(埼玉)浦和学院×大分舞鶴(大分)
(開幕試合)
大分舞鶴は21世紀枠ながら、
大分県大会では昨年センバツ準優勝の明豊、
九州大会では地方大会準優勝の大島相手に引き分け含む大接戦をしていて、久しぶりに21世紀枠の勝利が見える可能性が高い。

対するは森新監督掲げる「超攻撃野球」の浦和学院。
エースの左投げ好投手宮城誇南を軸に守り、打線も平均打率.340を誇る強力打線だ。
そんな中、今回僕が注目している打者は
1番の八谷晟歩。
中学時代U15日本代表であってバットコントロール抜群の俊足1番打者である。
また、浦和学院は代打にも注目。
秋の公式戦5試合11打席5安打の藤野航の登場にも期待。

❹(広島)広陵×敦賀気比(福井)
(大会2日目20日第1試合)
初級編でも紹介した広陵真鍋慧を中心とした打線は爆発的。
対する敦賀気比は、元U18日本代表、所謂"4番でエースでキャプテン"の上加世田頼希を軸とした投手陣・打線・チームとなっている。

❺(鹿児島)大島×明秀日立(茨城)
(大会5日目23日第2試合)
昨秋、関東大会優勝校の明秀日立は1〜9番まで長打の打てる強力打線。
対する大島は上記のとおり注目投手・大野稼頭央を率いた九州2位の実力校。

3,中級雑学

今回は3つ

大阪桐蔭・西谷監督

大阪桐蔭・西谷監督は、
あと4勝で、
甲子園通算60勝となる。
これを達成すれば、
甲子園通算最多勝利数記録(68勝)の元智辯学園,智辯和歌山・高嶋監督に次ぐ2人目の60勝達成という偉業になる。
大阪桐蔭は現在秋から公式戦無敗のチームを誇る強豪なので、今大会のセンバツでその瞬間を見ることができる可能性は非常に高い。

祖父孫で出場

阪口監督率いる大垣日大には、
阪口監督の孫、高橋慎内野手がいる。
今回は祖父・孫の関係で甲子園出場を果たした。

ラスト甲子園

今大会で、
星稜・林監督、
東洋大姫路・藤田監督が勇退する。

林星稜は2019夏現ヤクルト奥川率いて優勝した。

フェイスガード

今春から、プロ野球選手によく見受けられる、
ヘルメットのフェイスガードが高校野球でも許可された。
その為、
もしかすると今大会から見れるかもしれない。
使用する有力候補は、浦和学院。


4,おわりに。


今回紹介した情報は、
甲子園上位に勝ち上がる可能性が高い高校なので、
中級まで知っていれば、
基本的に楽しめる。

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