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「だから僕たちは組織を変えていける」を読んだ

友人からお薦めしてもらったので、読んだ本です。ちょうど昨年ごろからチーム作りやマネジメントに興味があったので、読みました。

これ is 何?

  • 「だから僕たちは組織を変えていける」を読んだ感想を書きます(個人的まとめ)

端的な感想

  • チーム作りやマネジメントに関する考え方(例:Appleのゴールデンサークル)や実験(例:Googleのプロジェクト・アリストテレス)等がまとまっていて、良かった。

  • なぜ高度なマネジメントが求められているのか?ということが自身の中で腑に落ちたので、What→Howに違和感なく読み進められた。

  • ダニエル・キムの成功循環モデルをベースにしており、個人的にこの考え方がとてもわかりやすいので、取り組み方についても頭の中へのインプットや組織での説明がしやすいと感じた。

(前提)現在は知識社会であり、新しい働き方・マネジメントが必要。

工業社会では、画一的な商品を作るため、業務の標準化をして効率化をすることが正解であった。現代はVUCAの時代、かつ非常に複雑な社会なので、創造性が必要。ゆえに、工業社会と同じ様な取り組みをしていても成果を出すことができない。

『だから僕たちは、組織を変えていける』公式サイトより

またマネジメントにおいても、従来の数値を管理するだけの手法ではなく、人や組織のマネジメントが重要である。そのため、「学習する組織」「共感する組織」「自走する組織」が求められている。

この3つの組織を作るにあたって、ダニエル・キムの成功循環モデルが紹介されている。「関係の質」をベースにして最終的に「結果の質」が良くなる。近年組織を良くするために必要と言われている「心理的安全性」は「関係の質」に含まれている。

『だから僕たちは、組織を変えていける』公式サイトより

逆にNGで示されているのが「結果の質」から始まる以下のパターン。良い結果が出せている時は良いサイクルができるが、業績悪化が出た途端に負のサイクルとなってしまい、抜け出せなくなってしまう。

『だから僕たちは、組織を変えていける』公式サイトより

求められている組織と成功循環モデルの関係性

本書では求められている組織 -「学習する組織」「共感する組織」「自走する組織」に対して、ダニエル・キムの成功循環モデル・必要な要素を紐づけて整理されている。本書で説明されていることがきれいにまとめられている一枚だと思う。

『だから僕たちは、組織を変えていける』公式サイトより

成功循環モデルの地図

上記で記載している「ダニエル・キムの成功循環モデル」をより具体化した図(地図)がこちら。共感デザインで「関係の質」が高い状態を作り、価値デザインで「思考の質」を上げ、内発的動機によって「行動の質」を向上させる。とてもわかりやすいので、チームでこの図を見ながら話し合えたりすると、いい会話ができると思いました。

『だから僕たちは、組織を変えていける』公式サイトより

自身の働く意味について

チーム作り・マネジメントの話から脇道にそれるが、以下の仕事観が響いた。自分だと、外的な目標である「お金のため」に働いたこともあるし、内的な目標である「スキルアップのため」でも働いたことがあるが、目標によって幸福度が違うという点には本を読んでいて初めて知った。どうせ働くなら、幸福に働ける様により内的な目標を設定したい。

『だから僕たちは、組織を変えていける』公式サイトより

これから

今までチーム作りやマネジメントの本はあまり読んだことがなかったので、これから読んでいきたいと思った。今までほとんど経験則でやっていたので、うまく回る仕組みを作れる様になりたい。

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