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「ウィンイングカルチャー」を読んだ

友人からお薦めしてもらったので、読んだ本です。ちょうど昨年ごろからチーム作りやマネジメントに興味があったので、読みました。

これ is 何?

「ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方」を読んだ感想を書きます(個人的まとめ)

端的な感想

  • 組織文化を学ぶにあたって、本書は入門書的な位置付けと感じた。読みやすい。

  • 組織文化が見えにくいものであるため、いかに意識化(または可視化して)向き合っていくか、というところは、とても難しいと思った。本書でもHowが書かれているが、実際に向き合わないと肌感覚が掴めず、企業文化と向き合う難しさを感じた。

目次

第一章 組織文化は唯一無二の競争力
第二章 組織文化とは何か
第三章 組織文化を「知る」
第四章 組織文化を「変える」
第五章 組織文化を「進化させる」
終章 組織文化に至る旅

印象に残ったこと

本書の中で、一番印象に残った文章。問題がある組織文化でも、特段問題がない組織文化でも「問い」がないと理想とする組織文化には変わっていけないので、本質だと思いました。

ウィンニングカルチャーとは何なのでしょうか。それは自ら問い続けることです。「勝ちとは何か」「なぜ勝つのか」「どう勝つのか」「どこまで勝ち続けるのか」──。一度導き出した「解」をあえて自分で疑い、自問を繰り返し、過去の成果に甘えることなく、自分の殻を打ち破って謙虚に学び続け、進化や成長を止めないこと。これが私の定義するウィニングカルチャーです。

ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方 13-14ページ                                       

組織文化は企業によって異なり、正解も企業ごとに異なる

本書の中では、アップル vs アマゾンの例で説明されています。アップルでは世界一美しいデザインを生み出すことが優先される。そのために50億ドルもかけておしゃれな新本社ビルを作ることが正解ですが、同じようなことはアマゾンでは当てはまらない、という話です。

企業文化(=共通の価値観)によって、正しい言動が異なるからこそ、現代のような複雑でVUCAな社会では、一人一人の働き方や仕事のパフォーマンスに大きく関わると感じました(例えば、心地よくチームで働ける、チャレンジングな仕事に取り組める等)

最終的に、企業文化をもとにした積み重ねが、その企業の商品(プロダクト)にも滲み出ると思います。

企業文化を知ること

古代ギリシャのアリストテレスの言葉である「自分たちは何者なのか」という問いがとても印象に残りました。本書ではfreeeの事例もかかれていますが、意識されている価値観だけでなく、無意識化の価値観も意識化し、向き合うことが語られています。

本書を読んでいて、「自分たちは何者なのか」という問いに対して、きちんと明示化(言語化)することが、自分たちの企業文化理解の第一歩と感じました。現状の企業文化をわかってこそ、変えていくこともできるし、良くすることもできるのかなと思います。

企業文化は進化し続ける必要がある

世界最強のラグビーチーム、オールブラックスのポリシーがとても印象に残りました。企業文化は勝手に良くなるのではなく、人がつくっていくことをチームに染み込ませる言葉だと感じました。

Better People Makes Better All Blacks

また本書では「組織文化は進化し続けなくてはならない」の例えとして、企業文化を「土壌」に例えて説明しています。これが非常にわかりやすい例えだと思いました。

まとめ

「組織文化は、組織を動かすOS」という表現が記憶に残りました。だからこそ、自ら問い続けることで、アップデートを続けることが必要だと思いました。

最近組織に向き合い始めたばかりなので、きちんと科学できるようになりたい思います。

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