夢日記をつけていたらおかしくなりそうになった話し

今回は少しオカルトちっくな話しなので、嘘臭いとか、何言ってんだコイツと思われるかもしれませんが、書きたいと思う。


大学の頃、夢日記というものをつけていた。

朝起きてその日見た夢の内容を、毎日ノートやケータイのメモ帳に記していた。

夢から醒めたときに目を開けてしまうと、夢の内容を忘れがちなので、起きる前は目を瞑ったまま、その日見た夢の内容を頭の中で反芻していた。

なぜ、そんなことをしていたのか?

それはネットで「夢日記をつけていたら夢を操れるようになった」という記事を見つけたからだ。

夢日記をつけると、夢が濃くなる。
夢がよりリアルになり、触感や味覚などの五感も感じられるようになってくる。
よく夢の中で頬をつねっても痛くなかったなどと言うが、あれは間違いで、夢は脳の信号によって見るもののため、リアルな夢であればあるほど100パーセントでないにしろ五感を感じるようになる。
つまり空を飛ぶ夢を見ると、本当に空を飛んでるような疾走感や爽快感を得ることができ、一説では本当にパラグライダーなどをしているときよりも快楽物質は放出されるという。
そして、夢が濃くなっていくとどうなるか、そう、明晰夢を見ることができるようになる。

明晰夢とは夢の中で「あっ、これ夢だな。」と認識できる夢のことで、夢日記なんかつけてなくてもたまに見た経験がある方もいると思う。

ただ、夢日記をつけていたら、その明晰夢を見る確率がすごく上がり、そして確実にそれが明晰夢だと認識できるため、そこからはそのリアルな夢を自由自在にコントロールできるようになるのだ。

その記事で読んだのは、日記をつけることで自分の記憶の中に夢がパターン化されて…みたいなことだった。


僕は元々、睡眠が浅く、毎日のように夢を見るため、日記もつけやすいと思い、すぐにこれを試してみた。

夢は睡眠の浅いレム睡眠のときに見るため、毎日いつも起きるよりも早い時間に目覚まし時計をセットして、そのまま二度寝を利用して夢を見まくった。そして起きたらすぐに目を開けず、頭の中で反芻。目を開けたら覚えてる内にすぐに夢を日記に書いた。

実際に夢日記をつけてみてすごく明晰夢を見る確率が上がった。
初めのうちは、「これは夢だな。明晰夢だ。」と分かった瞬間、目が覚めたりすることも多かったのだが、夢日記を続けていくにつれて目が覚めることもなく、そのまま夢もコントロールできるようになった。

だから僕は夢の中で8回くらい相武紗季とエッチしてるし、10回くらい世界を救っている。

空を飛んで、相武紗季→石原さとみ→市川由衣→相武紗季の家に行くというハードスケジュールもこなしたこともあるし、ただ自分の肘をこするという謎のネタで賞レースで大爆笑を取って優勝したこともあります。


大学の頃は、夢の方が現実より楽しくなって、1日10時間くらい寝てる時期もあった。

明晰夢も1週間に2、3回の割合くらいで見れていた。

目を覚ますタイミングも決めれるので、そろそろ夢に飽きたから、目覚めよーみたいなこともできた。

もう夢が楽しすぎて、夢と現実が入れ替わってほしいと思ってた。

ただ、僕は夢日記をつけるのは、大学のときでやめた。
それはネットとかで、夢日記は危険だという記事をよく見かけるようになったというのもあるが、実際に少し怖い体験をしたからだ。

ここからは僕が大学四年生の夏に体験したことだ。


僕は、そのとき夢の中で、自分のアパートの部屋の中にいた。
すると、分かりやすく、ザ・幽霊のような格好をした白装束の髪の長い女が、窓からスッとすり抜けて、入ってきた。

怖い夢を見ることも多々あった僕は、特に動じるわけもなく、「ああ、これ夢の中だな。」と気づいた。

そして夢を操って、その幽霊を下着姿の相武紗季に変えようとした。

しかし、そのときはいくら夢をコントロールしようとしてもできず、その女は僕の元に徐々に近づいてきた。

僕は、とりあえず一旦、目を覚まそうと思い、必死に「覚めろ、覚めろ」と念じた。


目を覚ますと、僕は自分の部屋のベットの上だった。
とりあえず、喉が渇いていたので飲み物を飲もう…キッチンに行き、冷蔵庫を開けると、なんと、冷蔵庫の中にその女の生首があるのだ。

僕は、まだ夢の中にいることに気づいた。夢の中の夢だ。そして、再び目を覚まそうと念じた。


目を覚ますと、また自分の部屋のベットの上だった。
よかったーと思うのも束の間、今度はいきなりその女が枕元に立って、僕を見下ろしていたのだ。

うわー!と叫んだ。そして、また目が覚めた。


またしても僕はベットの上にいた。
さすがに怖くなった。夢の中の夢の中の夢のようなもうよく分かんない状況になってきていた。

とりあえず、一人暮らしだったので怖いから、当時近くに住んでいた友達の家に行こうと外に出た。

そして、友達の家に向かっている途中、ふと違和感を感じた。
それは、その友達の家は、徒歩1分くらいの距離にあったのに、どれだけ歩いても全然辿りつかないのだ。

おかしいな〜怖いな〜と思っていると、案の定道の向こうから、先ほどの女が歩いてきました。

またこれも夢だ。もう夢の無限ループから二度と出れないんじゃないか…
その女がどんどん近づいてくる。
もう、ダメだー!と体中の穴という穴から失禁しかけたとき、僕はまた目を覚ました。


またしても自分の部屋のベットの上だった。

しかし、今回は紛れもなく本当に現実という感じがした。現実感がすごくあり、僕は今自分がいるのが、現実の世界だと確認することができた。

よかったーと胸をなで下ろして、ベットから降りようとしたとき、僕はビックリした。

僕はなぜかベットの上で靴を履いていたのだ。


どこまでが夢でどこまでが現実だったのか…
僕は夢遊病みたいになって、実際外に出てたかもしれない。
そうだとしたらとても怖いし、周りの通行人からしたら、僕がもう幽霊かと思われていただろう。

少し嘘くさいオカルト話しだったが、これは実際に体験したことだ。
よく、夢日記をつけていたら夢と現実の区別がつかなくなるから危険だと聞くが、本当にその通りだと思った。

ただ、夢日記というのは記憶力、判断力の向上にも良いという。
オーストラリアのとある大学の実験によると、被験者の多くが、毎日の夢を思い出そうとする作業と、夢と現実の境界を明確にしておくことで、判断力や記憶力が上がったらしい。

だからもし興味ある方は一度、夢日記のつけ方についてネットで調べてみてほしい。
夢遊病になったり気が狂ったりするかもしれないが、相武紗季とはエッチできるし。
ただ、疲れはマジで取れない。夢を見てるというのは体は休まってるが脳は動いてる状態で、そこで夢なんか操っていたら脳は休まるどころかフル回転だ。
疲れからのストレスで悪夢も増えるだろうし、より睡眠は浅くなる。

僕は今でもたまに印象に残った夢は日記をつけている。
夢を操れることはあまりなくなってきたが、それでも僕が見る夢はとても濃く、ストーリーの起承転結なんかもあったりして、映画を一本見終えたくらいの感動もあったりする。
夢日記をつけていくと、確実に見る夢は濃くなっていくのだ。

これは僕が11月に見た、印象に残った夢の箇条書きだ。


ちょっと11月はストレスが溜まってたのか悪夢が多い。
しかし11月13日、少し夢を操れてることがわかる。
夢日記をつけてたときは、こういう風に夢を操れる日がかなりあった。


最後に、僕の夢あるあるを一つ。

「夢の中で思いついた大爆笑ネタは、朝起きて慌ててノートに書いて読み返したら、ゲロ滑っている」

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