SNSにもTPOが大事だよねって話
最近、いろいろとSNSを活用する機会が増えてきました。
個人的に色々思うところがあったので、改めて私の考える「SNSにおけるTPOの必要性」についてまとめてみたいと思います。
(読み飛ばしOK)私のSNS遍歴
SNS観を語る前に、そもそも私がどういう遍歴を辿ってきたかを述べます。
2ちゃんねる→テキストサイトBBS→mixi→Twitter→Facebook
→Instagram→LinkedIn→・・・
細かい順番は忘れましたが、だいたいこんな流れだったと思います。
・LINEは特定の知人との連絡ツールなのでSNS扱いしていません
・Tiktokはアカウントは持っていますが肌に合わないので使っていません
だいたい30代半ば~40代半ば位で、同じような遍歴を辿ってきた方もおられるのではないでしょうか。
何が言いたいかというと、元が2ちゃん育ちの人なので過度な馴れ合いがあまり好みではないという事です。
SNSにおけるTPOの必要性
さて、本noteの本題である「SNSにおけるTPO」についてです。
数多あるSNSにはそれぞれ用途や機能に応じた特性があります。例えばTwitterやInstagramはオープンで一方向の発信に向いている、Facebookは比較的クローズドな相互交流に向いている、など。
とりわけ、多くの人の目があるオープンなSNSにおいては、自身が意図した以外の人にも自身の言動が触れる恐れがある。そしてそれが相手にどういった印象を与えるかは、こちらではコントロールできない。
ゆえに、自分の行動がどのように周りの目に映るか意識する必要がある。
これが「SNSにおいてTPOが必要」と僕が考えるゆえんです。
余談ですが、SNSの炎上はだいたいこの辺りの考慮が漏れているゆえに起きたものだと考えています。
とくに難しい「社内SNS」
最近、オープンでフラットな文化醸成を目的とし、Microsoft Yammerをはじめとする社内SNSを導入する企業が増加しています。
企業には世代も違えばバックグラウンドも違う人がいるのが普通です。
にも関わらず、様々な属性の人が会社の方針で否応なしに同じ土俵に上げられる。ここに難しさがあると思っています。
ある人はTwitterのノリでふざけたかと思えば、ある人は「所信表明か」と言わんばかりの真面目な長文を投稿したりする。その辺がごっちゃ煮に同じプラットフォームで繰り広げられるので、カオス極まりない。プライベートグループなどを上手く使ってセグメント化できれば良いのですが、皆が皆同じ考えで動くわけではないので、なかなか難しい。
本来であればSNSは自分の好みで始めるもので、イヤだったらアカウントを削除して転生すればすむ話ですが、社内SNSだとそうはいきません。多くの企業は、活用方法を探りさぐりやっている状況ではないでしょうか。
「社内SNSで内輪のノリが横行する」事の危険性
とりわけ社内SNSにおいては、参加者がTPOを考え、オープンな場で内輪ノリを極力排除する仕掛けが必要だと私は考えています。
多くの社内SNSは風土変革を目的として導入されていますが、そこに一部の「SNSに慣れた人」による内輪のノリが横行することで、その他大勢がしらけてしまう。そうなると社内SNS自体がスケールせず、当初の目的である風土変革を阻害しかねない。
じゃあどうすれば良いか?ですが、やはり内輪ノリはクローズドなグループ内でのやりとりに留めておき、オープンな場では特定の人だけが知るエピソードを前提としたやり取りを避けるなど、そのコミュニティの文脈に合った振る舞いに留意する必要があるのではないでしょうか。
とはいえSNSは風土変革の一番槍
色々と危険性を述べてきましたが、やはりSNSは様々なコミュニティの風土を変革する一番槍だと思っています。
様々な人が立場を飛び越えてコミュニケーションすることにより、組織全体がフラットな空気へと変わっていく。それは硬直化した日本社会の変革にもつながる可能性を秘めています。
ただそのためにも、とくに社内SNSなど望む望まざるに関わらず多くの人が利用する特殊な場においては、TPOや一定の節度は大事だよね、というお話でした。
※以上は「私の考えるSNS観」なので、これが正解だと言い切るつもりも、価値観を押しつけるつもりもありませんのであしからずご了承ください。
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