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第14章:自分ルールでオリジナルな軸を確立できる

みなさんは自分に対する約束事やルールを持っていらっしゃるとは思いますが、わたしは自分なりに大切だと思うことを「自分ルール」として21個持っていて、それらを日々意識して過ごすようにしています。

今後も数が増えていく可能性はありますが、幼い頃から意識してきた自分の軸に関わるものをルールとして文字起こししています。

非常に恥ずかしいですが、自分に対する克己心も意図して、noteで晒したいと思います。

今回の結論は以下の通りです。

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まつおの結論
自分ルールを書き出すと自分の軸が見えてきて自信に繋がる

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それでは、21個を以下で晒していきます。

一日一善を意識する

どんなに小さいことでも、1日にひとつだけ良い行いをすると意識するだけでも、日々の行動や態度が研ぎ澄まされる感覚を覚えます。慣れたらそれが当たり前になって、アイディアの着想や自分の内省にまで影響を与えるため、これを意識するというだけでもオススメなルールです。

本質を見る

一見した印象や、形式を見て判断を下したり考えを持つのではなく、問題であればその問題解決のための根本はどこにあるのかを考える。
また、人や事象の本質を見るためには、自分の経験や生い立ちで身についたフィルターを一旦横に置くことも時には必要になる。

以前の記事にも書きましたが、以下の例を挙げたいと思います。
例)勉強して欲しい母親が息子からゲームを取り上げる×
  楽しみながら勉強できるゲームを与える○

歴史に習う

現状を過去の事例と比較して検証することで、傾向が把握できる場合もあるため、問題解決の糸口が効率的に掴めることがある。

感情と論理を使い分ける

シーンに応じて、感情的に対応すべきことと、論理的に対応すべきことを考えて使い分ける。

倫理観・道徳観・正義感を大事にする

自分を守るためだけの嘘をつかない、人を騙さない、自己の私利私欲は損得勘定で判断しない、自分が損をしてでも大切な存在は守る。

定期的に芸術に触れる

文学部出身ということもあってそもそも美術や芸術に強い関心があるのですが、人と触れ合う際には、理性や論理だけでは語り合えず、感性も必要だと感じるので、見たものをどのように心が受容するのかなど豊かな感受性を養うための機会はとても大切だと感じています。なので、どんなに多忙を極める期間でも月一回はかならず美術館に行きます。

弱きを助け強きを挫く(くじく)

これはわたしの母からの教えです。
組織の中でいうと、理不尽な上司に媚び諂う人よりも、そのような大きい力を持った不正義に立ち向かって弱い立場の人を救える人間になりなさいと物心ついたころから説かれて育ちました。なので、社内でも結構上の人の納得のいかない意見や行動に噛みつくことも多く、会社のマネジメント層からはとても評判が悪いです。しかし、周囲の人からは代弁してくれてありがとうという言葉をもらえるので、わたしはそれだけで満足しています。結局は自分の言動に自信が持てるかどうかは、自己満足で満足ができるかどうかだと思います。

負けても良い

負けたことを認められない人間にはなりたくない。負けさえ認めることができれば、謙虚、謙遜、譲歩ができるようになる。すると、自分をより一層好きになれる。そして、自信に繋がる。

社会の一員であることを意識して過ごす

例えば、労働の対価として給与を頂くが、それは、クライアントが支払ったお金の一部をいただいていること。
所得税や消費税を支払うことで国の財源の一部を担っていること。
一人一人が支え合って社会が成り立っていること、自分自身もその一部であることを意識して過ごすことで、自分が1人で偉くなったわけではないという謙虚さにも繋がるし、逆に、自分は社会の一端を担っているという自己承認にも繋がる。

繋がりや調和は大切にする

人と繋がることは、アイディアの原点になったり、新しい価値観のスタート地点になりうるので、独りよがりにならないためにも積極的に繋がりを求めて行動しています。

流されるのも意固地になるのもいけない

周囲の意見に流されることのない自分の軸を持つことが大事という前提のもと、意固地になると周りを否定したり自分を正当化する思考に陥ってしまう。
軸は保ちつつ、他者の意見を否定することなく、そういう考えもあるんだという柔らかい視点で接する。自分の正しさは自分にしか適用されないことを十分に理解した上で、他者の正義を知る姿勢でいる。

ジンテーゼを求める

意見は対立するものだから、片方の意見だけを強引に推し進めるということは社会の一員として誤った態度。
そうではなく、自分の主張と対立する主張のどちらも切り捨てることなく、最大公約数を導き出し、弁証法的思考によって、高次元の結論を導く意識を持つ。

記憶は曖昧だから頼らない

アイディアの種にしかならないことでも、可能な限りメモを取ることを心がける。そして、どんな方法でメモを取ったとしても特定の一箇所に保管する。
また、メモが必要になる時は不意に訪れるため、その時にすぐに検索して取り出せるようにしておくために、手書きで書いたメモでもすべてデジタル化して文字起こしする。

曖昧な言葉を使わない

例えば「頭が良い」とか「できる人」とかいう表現は基本的にわたしは使用しません。
なぜなら、とても曖昧で意味が伝わってこないため、具体的に言及するように心がけています。
「頭が良い」だけでは、知識をたくさん持ってる人も頭良いし、振る舞いや行動が効率的な人も頭良いし、幅広い解釈ができてしまうので、わたしは「彼は数字を扱うことにおいて有能」というような表現をしたりします。

中道こそ王道

中道とは、仏教用語ですが、論語の中では「中庸」と表現されたり、ギリシャ哲学では「メソテース」と表現されたりします。極端な思想や行動は身を滅ぼすため、中間のちょうどいい塩梅の位置に自分の思考や行動を置いておくことを意識する。自分の軸は意識しつつ、視点はニュートラルな立場で物事を俯瞰する。

やらないことを意識する

これは以前の記事にも書きましたが、やることを意識するのと同じくらいにやらないことを意識すると、思考が深まり、逆説的ですが、やるべきことが明確化・具体化します。

自由になる努力をする

これも以前記事にしたものですが、言葉の通りです。自由は求め続けることで自由になります。そこにはやはり努力の積み重ねが必要です。他人の評価に囚われずに、自分のありたい人生を歩むことがわたしの自由の解釈です。アランの著書『幸福論』に書かれている「あなたは自分の畑を耕していますか?」という一説を常に意識しています。

常に目標を持ち続ける

多動力の記事でも書きましたが、わたしは目標を失うと、どこに向かって進んで良いのか分からなくなることが多々あるので、小さな目標でも中長期の目標でも、常に1つ以上は持っておくように心がけています。

負の感情は抱いても良い

これまた以前の記事に書いたものとかぶる部分もありますが、人を羨ましいと思ったり、自分とほとんど同じ条件の人が評価されることを不愉快に思ったりすることもあると思いますが、わたしはそれは本能なのでしかたがないことだと割り切って付き合っています。

問題は、そこで止まるか進むかの話で、羨ましいからその人を超えてみる道筋を考えて行動するというマインドに切り替えられれば良いと思っています。

羨ましいと思う気持ちを抑えようとすると逆効果が生まれて精神を擦り減らす要因にもなりかねないので、その感情が芽生えてしまう自分をまずは認めることからが始まりだと考えます。

理解できなくても共感する

自分の生い立ちや経験とは異なるものを持っている他者の考えは完璧に理解することはできないと思います。
しかしながら、完全な理解はできないが共感はできるという前提に立つことで、その人の話を傾聴する姿勢であったり、その人の考え方を尊重する態度であったりということに繋がってくると考えます。

足るを知る

龍安寺の石庭には「我唯足知」という刻印があります。
これは、分相応に身をわきまえて、背伸びをしないという意味が含意された言葉です。まずは、現状に感謝して、自分の分を弁えた言動を心がけるということを意識しています。謙虚であることは真に自信を持つ者だけができる精神的余裕の現れだと思うので、これを意識すると、同時に自分に自信が着き始めると思うので、意識するだけでも変わるかと思っています。

まとめ

以上、21個も挙げると結構なボリュームになりますが、抽出できる要素としては、「自分個人」「他者関係」「社会生活」の3つの側面に関するルールなので、それら3つのフェーズで使い分けていることも多々あります。

こうやって列記してみると、ちゃんと日々できていることと、最近は疎かになっているなと感じるものがあります。

文字起こしすることで、自分の根底に眠っている自分の大切な価値観を再発見するきっかけになり、それを日々チェックすることでより一層自分がなりたい理想の自分に近づく積み重ねができていくので、結果的には自分への自信が築かれていくというプロセスのスタートになるかと思います。

日々できていないことでも、大切だと思うことは書き出してみることで意識することができて、いつの間にかそれが習慣化していることもあります。

習慣化すると意識せずとも言動がそれらに一致していき、終局的には自分のなりたい自分になっていることに気付くことがあります。

そのきっかけをより多く持つためにも、自分ルールを目で見えるように文字起こしすることを強くオススメします。

みなさんの大切にしている自分ルールもぜひ知りたいです。


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