見出し画像

20240512 150年の帰去来 神戸-大阪鉄道開業150周年イベント

 JR神戸駅に行くとこれまで見たことがないような人だかりができていました。なんか芸能人でもきたのかな?と思って近づくとでかいカメラを持った中年男性が群がっているのはよくみかけるのですがそれを取り囲んでいるのがスーツを着たお堅めの感じの人たちで被写体もお堅めの人たち…なんか雰囲気が違うなと思ったら「神戸-大阪鉄道開業150周年プロジェクト」というのがあるそうで、2024年5月11日はその記念式典があったようでした。

【出席者】
主催:
JR西日本 近畿統括本部長 三津野 隆宏、
兵庫支社長 國弘 正治

来賓:
神戸市長 久元喜造 様
尼崎市長 松本眞 様
西宮市長 石井登志郎 様
芦屋市長 髙島崚輔 様
大阪市北区長 寺本譲 様

 大阪神戸間の自治体の市長が全部そろっているのは結構すごいなあと。
 でもそれでもしているのは除幕式とかだけで地味なイベントなのになぜこんなにカメラ好きが集まっているのか不思議だったのですが、このあとに神戸から大阪に向かう記念列車の出発式があったようで、それを撮影に来た鉄道ファンの人たちがついでに記念式典も撮影していたのだろうなと。

 で、夜にまた神戸駅を通ると出入口が閉鎖されてる!

 なにこれ???と思ったらどうやら神戸駅の駅舎にプロジェクションマッピングをするみたいでした。見てみようかと思って外に出ると神戸駅で本当に見たことのないような長蛇の列ができていて退散…と思ったのですが、バス停の向こうの道に人が少し集まっていて、距離はありますが見られる感じだったので5分ほど待っていたら始まりました。
 時間は5分くらいで、かなり距離あるところから見たのであまり見えませんでしたが、古い駅舎の時計を生かした演出や、長い駅舎に電車を走らせるなど素敵な演出が多くてよかったです。

https://youtu.be/0J__CUvuFI4

 最初は「こんな狭い場所でプロジェクションマッピングなんてせずにハーバーランドの広いところですればいいのに!」と思ったのですが、150年変わらず何億の人の去来をみつづけた神戸駅の駅舎に映してこそ意味があるのだろうなあと。故郷に錦を飾るではなく古駅を錦で飾る感じでしょうか。


【書誌情報】
株式会社ジェイアール西日本コミュニケーションズ 2005 神戸駅130年史 : 神戸の鉄道 誕生から現代まで. 西日本旅客鉄道株式会社.

日本国有鉄道神戸駅 1974 神戸駅100年の歩み. 日本国有鉄道神戸駅.

日本国有鉄道神戸駅 1957 神戸駅史. 日本国有鉄道神戸駅.

 これまで、83年、100年、130年で神戸駅史が編纂されているようですが150年史は出るのかなあと?
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?