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20240517 神戸まつりの理想の日程

 今日から「神戸 2024 世界パラ陸上競技選手権大会(KOBE 2024 PARA ATHLETICS WORLD CHAMPIONSHIPS)が開催されましたね!第11回大会にあたるようで,東アジアでは初の開催のようです。
 で,例年であればこの時期に神戸まつりが開催されるのだなあと思って「神戸まつりが開かれる日程のきまり」を調べてみると「5月中旬の金・土・日」とされているようです。その件についてwikipediaで調べてみると面白いことに気づきました。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A

 

1971年:現在の「神戸まつり」の開催 5月中旬
1996年:7月20日が海の日で祝日になったためこの日を中心とする開催に
2001年までは「祇園祭,天神祭とならぶ京阪神三大夏祭り」として周知もされていた
2002年:参加者・観客の強い要望もあり5月開催に戻す
2005年:日曜に行われていたパレードを土曜日に変更
2008年:再び日曜日にパレードが移動

 この,1996年から2002年までは夏に開催して京阪神三大夏祭りとして売り込もうとしていたことは初めて知りました。
 最近奈良の存在感が高まって危機感高まっておりますが,この当時はまだ「三都物語」で京都大阪神戸のイメージが強く,港町神戸だから海の日を大々的に祝いたいという動きもあって7月開催になったのだろうなあと。
 しかし,祇園祭,天神祭が山鉾や船などがメインでなんとか酷暑の中でも実施できる祭だとすると,7月にパレード型の祭をするのは参加者にとっては酷だったのは分かる気がします。博多祇園山笠は7月に山笠を舁きますし,追い山ならしや集団山見せなどは真昼間にしますが,あれは舁き手が交代しながら舁くし舁いている時間は数十分ですむから昼でもできるのであって,7月にどんたくをしろといわれると嫌がるのは分かるなあと。
 
 まあでも,どんたくの日程は「5月3,4日」であって,絶対休みである「5月5日」はしないのは「どんたく終わって1日はゆっくり休める日を確保したい」という理由であると思います。それを考えると神戸まつりのメインフェスティバルも日曜ではなくて土曜にした方が翌日日曜にゆっくりやすめていいと思うのですがどうなのですかね。

阪神・淡路大震災前は5月第3日曜日を中心に、金曜日にオープニング、土曜日に各区のまつり、日曜日にメインフェスティバルの順で行われていた。震災以降、開催年度によってはメインフェスティバルを土曜日開催にしたり、同一日開催だった区毎のまつりも、各区で独自日程で開催するなどで統一感がなくなってきている。

 このあたりメインフェスティバルの曜日も固定されておらず,各区の開催日も一定していないのでバラバラ感が出てしまっているのが残念ですね。どんたくの場合は明治通りのメインストリート以外にもいろんな場所に演舞場が開かれますが,日程は5月3日,4日に固定されているので一体感はあるような気がします。
 
 CiNiiで「神戸まつり」をしらべると出てくるのは8件しかなく,発行年も1980(2),1981,1982,1983,1985,1987,2010と1件を除き全部1980年代ですし,2010年のものも法務局のものですね。
 
【書誌情報】
法務省民事局 2010法務局だより 神戸まつりの歴史--神戸.民事月報, 65(7), 159 – 161.

 ということで神戸まつりに関する研究はほぼなされていないし近年を振り返ったものもないといえるので,ここで神戸まつりについてじっくり研究すると第一人者になれるのでは!って学生に言って卒論を書いてもらえないかな~~~(笑)。

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