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20231002 だんじりと山笠の違い試案1 ~参加者の年代の違い~

 具体的な祭について書く時に「もっとその祭を知ってから」というのはあります。何度か書きましたが博多祇園山笠の東流を「あずまながれ」と読んでいた自分では気づけなったことを今ではいろいろ気づけるようになったのはあると思います。
 しかし,「あずまながれ」と読んでいたころの自分がどのように山笠をみていたのかを知って,知識の増えた今と比較してみたいなと思っても,その頃の記述がないので思い出すことができません。
 そういう意味では,その祭について全然知らない段階でも,気にせずその時思ったことを書いておいた方が良いなあと思い始めたので,だんじりなどについて全然知らない時点での感想を書いておこうと思います。
 
 昨年撮影した東灘のだんじりの写真を見返していたり,今年の大阪のだんじりの様子をX(旧Twitter)で見ていて思った感想が「参加者の年代層が山笠と結構違う?」ということでした。

 なんというか,博多祇園山笠で言う,関与度が高く一人前とみなされている若手の「赤手拭い」と長い間山笠に関与してきたレジェンド的存在である年配の「総務・山笠委員・総代」の2極分化をしていて,その間の年代層の参加が少ないように思えました。
 博多祇園山笠でも,実際に山を舁く人は,特に本番である追い山などでは若手のみの気がしますし,後押しなども若い人が多い気がしますが,前走りなどはかなり年代層は広いように思えます。
 しかしだんじりの場合,だんじりの前後には偉い人が鎮座されていますが,だんじりを曳いたり乗ったりされるのはほぼ若手で,35~55くらいの人の参加率が少ないように思えました。
 
 このあたり,だんじりの町ごとで全然違ったりするでしょうし,女性の参加の仕方などでもまた全然違ったりするのでしょうが,各町の参加者の年代の比率をみてみるだけでも結構そのコミュニティの特徴や祭への意識の違いなどを推測できそうで非常に興味深いと思いました。
 

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