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20240131 女湯のヒ・ミ・ツ

 昨日に引き続き,立食パーティーで文献検索をしていて出ていた文献に目を通していると参考文献に気になるものを発見!
 
【書誌情報】
黒澤信之・若井正一 1991 公衆浴場内における利用客の入浴行動について. 日本インテリア学会 研究発表 梗概集, 3, 70 – 71.

  先日,新幹線での座席の座り方などに興味を持ったりしていたので,銭湯の大浴場でどこに座るかなどの研究かな?と思って目を通してみると,どちらかというと昔ながらの銭湯での洗い場の着席位置をメインにした研究のようでした。
 まあでも男湯だけだと思っていたら女湯についても調査しているようで,当然ながら一度も入ったことのない女湯の世界がどうなっていると興味を持って読んでみることに。

 この図などをみると「浴槽に近い水栓が使われやすい」ことは男女で共通していて,女性の方がより「四隅に散らばりやすい」のに対し,男性の方は「浴槽の一番近い人から1,2水栓空けたところに座る人が多く,「浴槽から遠くまで行くのを面倒くさがる人が多い」のかなと思いました。
 
 で,一番驚いたのがこの図です。

 男性が,壁に背を向けて洗い場方面をみることがほとんどで,それは私の実感にもあっているのですが,女性は壁側を向いて入る人が多いとは!

 また,この図からは「男性は自分の目の前に人が来る状況を避ける」「だから横に並んで同じ方向をみることが多い」のが分かりそれも実感に会うのですが,女性は自分の前に人がいる状況でもよいのですね~これもびっくり。
  このあたりの性差がなぜあるのかなどを知ってみたくなりました。

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