マガジンのカバー画像

○○な人たち

21
私の周りにいる○○な人たちについての考察
運営しているクリエイター

記事一覧

退屈が怖い人たちへ

昨日読み終わった本 なぜ人は退屈するのか。退屈にどう対処すべきなのか。 過去の偉大な哲学者たちが考えたことをただ紹介するのではなく、時に批判的に分析しながら、暇と退屈について延々と述べ続ける512ページ。とても良い暇つぶしになった。読めば、この言い方が全くネガティブではないということが分かる。 退屈。 時間の余裕があるのにやることがない。ワークライフバランスで仕事の時間をどんどん減らしている今の社会において、非常に深刻な問題になりつつあると私は考えている。 私が若いこ

ギャンブルに依存する人たち

札幌もようやく雪解けの季節。まだ歩道は雪道だけれど車道は雪がなくなり、ドライな路面になってきたので、今日は今年初めて自転車で出かけた。 自動車がない我が家は、公共交通機関以外は両足と自転車しか交通手段がないので、自転車に乗れるようになると行動範囲が一気に広がる。冬の間は近場で済ませている休日の朝食も妻と二人で自転車に乗って少し離れた札幌競馬場の近くのカフェへ。 ついてみると入口に張り紙。リニューアル工事中で閉店していた。 近くにカフェもないので、どうしようかなと思ったけれ

この世界に生きる人たち_東京

週末の東京出張。 午後からの会議に合わせて早朝、札幌を出発する。 金曜日の朝の便だというのに514人乗りのボーイング777は満席だ。その前の便も次の便も全部満席。 昼少し前に丸の内について会議の前に昼食をとろうかなと思ったけれどどもこ大行列で入れそうにない。丸の内のエリートサラリーマンたちがスマートなスーツを着こなして中華そば屋に並んでいる。仕方がないのでセブンイレブンでドーナツをコーヒーを買って食べる。 今回の出張では金曜日の夜に懇親会があり日帰りできなかったので一泊し

一流の仕事をする人たち

「一流の人は、自分のやっていることに飽きない」 いつか秋元康が言っていた。 イチローはいつもカレーを食べて同じストレッチを繰り返し、バッターボックスに立つ。 藤井フミヤは自分のライブに来るファンのために何百回でも何千回でもTRUE LONEを歌う。ファンがそれを聞きたがっているのだから歌うのは当たり前だと彼はこともなく言うが、コンサートでヒット曲を歌いたがらない歌手は沢山いるし、変なアレンジや節回しで歌う歌手も沢山いる。彼らは自分の歌をう歌うことに飽きている。 最近、今

仕事をがんばる人たちとそれを見ている人たち

今日の札幌の最高気温は11℃。強い雨が降っている。この時期に雨が降るなんて、25年前に大学生として札幌に暮らしていた頃はほとんどあり得なかった。当時は10月には一度雪降って、11月中に雪が降り積もり、4月まで半年間雪に閉ざされる街だったのに、今は12月も中旬になるのに雪も積もらず雨が降る。米どころだった雪国の我が故郷は猛暑が続いての米の品質が大きく落ち、北海道の米の品質が大きく向上していると今日もニュースになっていた。25年後の世界はいったいどうなっているのだろうか。 4月

仕事ができるようになる人たち

3連休。昨日の晩はビール好きの職場の後輩に誘われて二人でクラフトビールの店へ。浴びるようにビールを飲み続けて記憶を失い、気が付けば地下鉄の自分の駅の逆の終着駅の電車の中で駅員さんに起こされた。いったい何往復したのだろうか。タクシーで家に戻る。5000円。 酔っぱらって寝てしまうと絶対に起きないのは昔から一緒で、20年前の新社員時代に大阪に住んでいた頃は梅田で飲んでいたのに気が付いたら明石海峡大橋が見える終着駅でたたずんでいたこともある。東京では山手線の駅沿線に住んでいたので

自分が何になりたいか分からない人たちへ

物心ついたころから、私には自分のやりたいこととか、こだわりがほぼない。 「どっちでもいい、なんでもいい」というのが子供のころからの口癖。いまでも何も変わらない。 高校のころ、担任の歴史の女性教師から「クラスで進路希望を出していないのはあなただけだ」とホームルームの時にクラスメート全員の前で言われて、その場で一番上にあった北海道大学でいいですと適当に希望をつけてそのままその大学に入った。「情エレ系」という工学部の一番上にあった系統に希望に丸を付けたのだけれど、情エレ系がなにを

自分にできないことを人にやれという人たち

今日は休日出勤の予定だったのだけれど、今日の朝になって仕事がキャンセルになってぽっかりと休み。といってもいつもの休みも全く予定を立てずにぼんやりしているだけなので、何も変わらないのだけれど。いつも通り朝から自室で一時間自転車に乗って、家の前にあるカフェでいつも通りの朝食を妻と食べて戻ってきた。 ワークライフバランスやDX(デジタルトランスフォーメーション)。会社はいろいろな施策をだしてきて生産性を落とさずに残業を減らそうと躍起になっているけれど、ワークライフバランスを保つた

あたり前の世界に住む人たち

年末に実家に帰省することになり、東京駅から新幹線に乗って実家の最寄りの駅まで行き、駅に母に迎えに来てもらった。駅から家までは車で30分くらいなのだけれど、とにかく道が暗い。「農道だからね」というけれど、それにしても街路灯もなく、周りは田んぼなので本当に真っ暗。家の近くまで来て町なかのエリアに入ってきても街灯はまばらでやっぱり暗い。 東京や札幌に住んでいると夜でもまぶしいくらいに明るいのが当たり前になっているけれど、夜は暗いということに久しぶりに気づかされる。いかに都会がエネ

何かを始めたい人たち

今の現状、今の自分に不満、不安を持ち、何かあたらしいことを始めたい。でも何をはじめらたいいのかわからない。 10代、20代の前半は、いつもそんな気持ちを抱えていた気がする。20代30代は仕事に打ち込んで、今の仕事でそれなりの成果を出せるようになり、それなりの評価を得られるようになった。今の仕事に対する自信、自負。そんなものが感じられるようになった40代。でもまた昔のように今の現状にぼんやりとした不安や不満を感じている自分がいる。何かをはじめたい気がするのだけれど、何を始めた

いつもいそがしい人たち

スピード。 科学の進歩で手に入れたもの。 あらゆるもののスピードは速くなり、移動時間は短くなり、動画を見る時間も半分で済むようになる。 でもスピードが上がって手に入れた時間を一体何に使うのだろうか。そんなエッセイを読んでいる。 そのエッセイが書かれた日付は1908年7月2日。ライト兄弟が初めての有人飛行に成功して7年後の話だ。 新型の蒸気機関車によってパリからの旅行時間が15分短縮され、彼らが何をやっているかと言えば別に何もやっていない。パリの素晴らしい車窓からの眺めが

仕事に疲れている人たち

今週末は土日とも午前中だけ仕事。昔はいくらでも働ける気がしていたけれど、40代になってちゃんと休まないと疲れが翌週に残る。休みの日はへとへとになるまでロードバイクに乗っているのだから、休まずに仕事をしていた方が体力的にはラクなはずなんだけれど、疲労の残り方が全然違う。結局のところ、体力的につらいというより、仕事モードから抜けられない状態が続くのが辛いのだと思う。 若いころはいくらでも働ける気がしていた、というよりいくらでも働いていた。帰りは必ず終電、もしくはタクシー。土曜は

面白いことが見つけられない人たち_スマホで探している場合ではないかも。

今日は朝5時に家を出て、秋葉原から自転車を担いでつくば駅までつくばエクスプレスに乗り、つくば駅から自転車を汗だくでこいで不動峠経由で筑波山に登り、降りる途中でキノコの写真を撮って(今日のトップ写真のきのこ。シロオニタケという毒キノコらしい byきのこ専用グーグル)、そのまま土浦まで走って特急ときわに乗って帰ってきた。先週の土曜日と全く同じ行動だ。自転車のルートも全く同じ道を走っている。 ひとつ前のnoteにも書いたけれど、私は面白いと思えばそれを繰り返すことが全然苦にならな

不安を煽る人たち

人生も世界も不安で一杯。 なぜこんなに不安であふれているのだろうか。 なぜこんなに不安を感じながら生きないといけないのだろうか。 それは不安を煽っている人たちがたくさんいるから。 なぜ不安を煽る人たちがそんなに沢山いるのだろうか。 それは、不安はお金になるからだ。 不安を煽るほど、高い生命保険に入ってもらえる。 不安を煽るほど、新聞が売れ、テレビの視聴率が上がる。 不安を煽るほど、ご利益のある壺が、売れる。 私は、25歳から10年以上を人生で考えられうる一番大きな不