5月の稽古まとめ:また少し弱くなった
今月の稽古を振り返ると3月末にめちゃくちゃいい稽古ができて、それがキッカケになって色々と考えが整理された。
自分ではかなり力が抜けてきたつもりだったけれど、さらに弱い力でやっていけるようになったと思う。
この調子でどんどん弱くなっていきたい。
という話だけだとあまりにも抽象的なので具体的なことはだいたいここら辺の記事に書いた。
4月は戦前と戦後の合気道について考えることも多かったけれど、何より開祖の教え方にすごく共感できた。
戦前と戦後の開祖に通底する教えは「技なんてどうでもいいじゃん」といったもので、とにかくあらゆる技の中にある共通する理だけをどうにか抜き出して見せたかったように思える。
そして、戦後の合気道はそうした教えを受けた弟子達が「開祖はそういってたけど、大勢に教える時は……」みたいな感じで色々と妥協が必要だったんだろうなってのを感じてしまう。
一人稽古はないとか、一二三と数える体操のような動きはないとか、タブーとされていたものをやっていったのは戦後の素人に教える段階になって、そもそも形ができないって問題が大きくなったからなのではなかろうか。
というように、合気道には初心者の段階でやるべきこととその後に考えるべきことが違うようにも思った。
まぁそんな感じで5月もやっていきたい。
マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?