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強めの女の飯論

強めの女、が好きです。

まず「強めの女」とは何か。

これはなかなか定義が難しい。
強さとは何か、の感じ方の違いもありますし、今やジェンダーレスとか性の解釈もいろいろありますから、読者の皆さんそれぞれ思い浮かべる「強めの女」は違うかもしれません。

読者の皆さんの周りの「強めの女」、想像してみてください。

マツザワが「強めの女」(だと思っている)で、好きな人は、著名人だとMEGUMIさんとか、Awichさんとか、アンミカさんとか、そのあたりの人が好きですね。歴史上の人物だとココシャネルさんとかもかっこいいなと思います。空想上の人物だと、吉本ばななさんの「キッチン」の中にでてくるえり子さんもだいすきです。(えり子さんはおかまなのだけれど)
(※メディアの中でのイメージの話しなので、彼女たちが本当に強い女かどうかはここでは問わないことにします)

いわゆる姉御肌でみんなから「姐さん!」と呼ばれているような、頼りになるような、美しく、輝いている女性にすごく憧れがあります。

マツザワは「姐さん」どころか、どちらかというと人間はおろか哀しいかな小動物に例えられることが多いことから(今まで言われたことがあるのはハムスター、リス、タヌキ、レッサーパンダ等、。齧歯類か茶色くて丸い動物じゃねぇか)、「強めの女」はマツザワにとって永遠の憧れなのです。

どうやったら強めの女になれるのか。
毎日身体を鍛えているのだろうか。
ヨガとかやってるのだろうか。
それとも想像を絶するような、過酷な経験が彼女たちを強くしているのだろうか。

強めの女になりたいけど、何から始めればいいのかわからない。
なんとなくストレッチをしてみたり、肌のお手入れを念入りにしてみたりするものの、そもそも強めの女の絶対条件があいまいでは、迷える子羊のままである。
強めの女とは一朝一夕で仕上がるものではない。

そんなときふと思ったことがある。
「強めの女って、何食ってるんだろうか」

大体テレビに出てくる女優さんやスタイルの良い方の意見は二極化します。
「ファスティングやチートデーを使ってうまく調整してます。炭水化物はあまり食べません。プロテイン飲んでます」派と、
「特に気にせず3食バランスよく食べるようにしています」

なん、だと、。
じゃあ何が正しいんだよ、。
だったら好き勝手に食うぞこの野郎、。

そしてここでマツザワは重大なことに気づく。

スタイルがいいことが「強さ」か?
確かに、強めの女=美しい≒スタイルがいい、というのはあながち間違っていないだろうが、痩せていてスタイルがいいことが強めの女の絶対条件ではないだろう。

しなやかで美しくて輝いていること。
それは見た目の美しさもそうだけど、人間という動物の肉体から放たれるオーラや醸しだされる雰囲気、そして知性なのではなかろうか。

なんだか話がスピリチュアルな方向に逸れていってしまいそうですが、しなやかで美しくて輝いていて知性がある人が食べている飯、。、

…知らんがな!
人間ならなんだって食べるし、そのとき食べれるもん食べるのが普通だろうが!!

半ばヤケクソであきらめの境地に達したときハッとする。

いや、違う。
食べているものじゃない。
食べ物に対する姿勢なんじゃないか。

強くしなやかで美しくて輝いている女性は、大前提人間だから、非制限下では何でも食べられるけど、きっと食べ物から余すことなくエネルギーを吸収し、それを己の生命活動に無駄なくアウトプットしパフォーマンスに活かしているのではないか。

食べ物から余すことなくエネルギーを吸収することがパフォーマンスに大きく影響することを知っている人は、食べ物や食べる時間を粗末にしない。
そして食べ物をつくる人や食材への愛を忘れない。
大切な人との食事の時間のかけがえのなさを知っている。

点と点が線でつながった気がした。
強めの女は、飯の質でつくられているのではない。
飯へのプライオリティやリスペクトを欠かさないことこそが、強めの女の絶対条件の1つであるに違いない。

これは結論ではなく、仮定であり命題である。
本当かどうかはわからない。

でも、強めの女への憧れがハンパないマツザワとしては、この命題が真であるか偽であるかを証明することは、これからの人生の過ごし方として非常に有意義であると信じ、実践していきたいものである。

マツザワよ、目指せ、強めの女。目指せ、媚びないエロス。(媚びないエロスはAwichさんの曲中の好きな言葉)

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