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北野武映画のゆくえは?

このイラストは何かというと、北野武さんが監督した映画「3-4X10月」という作品のイラストなのです。笑

「3-4X10月」は北野映画の中でも特に人気があるわけではないですが、ゆくよは30年前に見たとき、とても面白かった! という印象があります。
内容は「パッとしない青春を送る青年が妄想する夢」を描いたもの。

どこが面白かったかというと、作りが「四コマ漫画」のようになっていたところです。
オチのある短いシーンがいっぱいあって、とっても笑えます。

そしてまた、女性キャラに対する「好きイジメ」の描写には、「ビートたけしさんは本当に小学5年生みたいな人なんだあ」とつくづく思いました。笑

そんな北野映画は残念ながら、現在、どの動画配信サービスでも見ることができない状況になっています。

その原因は、三十年間北野映画のプロデュースをしていた、北野オフィスの森元社長と決別してしまったことと推測されています。
権利関係で、森元社長とのすり合わせが難航しているのではないでしょうか。

たけしさんは事務所を独立し、森元社長やたけし軍団と別れる時に、少しやり方を間違えてしまったのかもしれません。
実際、森元社長にも横領問題などの悪いところはあったかとは思いますが、完全に決別するのなら、あくまで「今までお世話になったけれど、どうしても自分のわがままで心機一転したい」という形を表面的にだけでも取っておいたがよかったかも。

三十年にわたり映画製作を支えてくれた人を、相手に非があるといった形で切らずに、「今までありがとう」と最後に花を持たせる形で、きれいに引退させてあげたてもよかったのかも。

おそらくその時点では、「将来権利関係でもめて、サブスクで自分の映画が配信されなくなるかもしれない」ということに考えが及ばなかったのでしょう。。。

利権を持つビジネスパートナーと絶縁する時は、本当に注意が必要です

ゆくよが思うのに、森元社長はきっと、小学5年生のような芸術家が映画を製作できるよう、たけしさんの知らないところでたくさん人に頭を下げてきたのではないでしょうか。

人の見えない「お陰さま」を想像できるか、それに感謝できるか、そしてそんな人と絶縁する時に、相手を悪者にしないかが、自分の一番大切なものを守る要因になるのではないかと思います。

そしてたけしさんにとって一番大切なものとは、自由でも身軽さでもなく、新しい女性でもなく、本当は自分の芸術作品をたくさんの人に楽しんでもらえることではないかと、ゆくよは勝手に思ってしまうのでした。


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